11年ぶりのJリーグチャンピオンシップを眺める

JUGEMテーマ:清水エスパルス

11年ぶりに開催されているJリーグチャンピオンシップ。

今日は、その決勝の第1戦が行われました。


年間勝ち点1位の広島と年間勝ち点3位のG大阪。

G大阪を率いるのは健太監督であり、先発メンバーには駿の名前が。

今季7月に清水からG大阪に移籍した駿ですが、これまでに先発出場はなし。

この試合が初の先発出場でした。

その試合で、見事な先制ゴール。

相手のミスを見逃さず、一瞬のチャンスをしっかりと決めました。


試合は、執念を見せた広島が後半アディショナルタイムに逆転するという劇的な展開。

2-1とG大阪がリードする中で実況アナウンサーが「残り5分間。果たしてどんな5分間になるのか。」というようなことを言っていたのが印象的でした。

まさに、その残り5分間にドラマが待っていました。


地上波での全国放送。

しかし、おそらく視聴率はそれほど高くはなかったでしょう。

それでも、たまたまでもこの試合を見ていた人たちにとっては、サッカーの魅力を多少なりとも感じてもらえたのではないかと思います。

試合内容としては、ミスや退場などが試合展開に影響を与え、必ずしも締まった試合ではありませんでしたが、そこに溢れる"熱"は確かに画面を通じて伝わってきました。

こういった試合が毎週のように世間に披露されれば、Jリーグのあり方も変わってくるのだろうなと思いました。


そんな熱い試合だったわけですが、個人的には少し不思議な感覚で眺めていました。

そもそも、このような優勝を決めるような試合をゆっくりと自宅で観戦するという感覚がこれまでありませんでした。

天皇杯やカップ戦は除きますが、リーグ戦の終盤はだいたい清水の試合も同日同時刻開催が多く、現地にいることが多かったからです。

清水の選手たちがクラブとしての練習を終え、三保で自主トレーニングをしている中で、年間チャンピオンシップを決める試合が行われている。

何だか不思議な感覚です。


思えば、これまで自分たちのクラブのことで精一杯で、こうやって純粋にサッカー観戦を楽しむことがあまりなかったように思います。

特に今季は、シーズンを通してネガティブな想いを常に抱えていたように思います。

広島が逆転ゴールを決めた時、思わず声を上げてしまいました。

応援しているとかしていないとかは関係なく、ただ単純に目の前で起こったことに感情が揺さぶられました。

これが、もしも同時刻に清水の試合が行われていたら、こういった感情は生まれなかったでしょう。


そして、この試合を見て、この2クラブがこの舞台に立っていることの意味を理解しました。

今季の清水エスパルスが到底敵わなかった相手であったということを、改めて思い知りました。

今季の清水はこの2クラブに全敗しているわけで、当然といえば当然なのですが、今日のような試合が今季の清水にやれたかということを考えれば、できなかったでしょう。

力の差をはっきりと感じました。

今日の試合は、チャンピオンシップに相応しい試合でした。

例えミスや退場があったとはいえ、魂と魂がぶつかり合うような、素晴らしい試合だったと思います。

今季の清水に足りないかったものが、この2クラブには確かにありました。


TV越しに、遠目に眺めていたチャンピオンシップ。

カップ戦の決勝とも、天皇杯の決勝とも違う、リーグ戦の王者を決める戦い。

やはり、この舞台に立ちたいと思いました。


広島もG大阪も、J2降格を味わってから這い上がってきました。

今季、惜しくも最終節でチャンピオンシップ出場を逃したF東京も同じです。

いつか、この舞台へ。

必ず。






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緑色の脅威

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次節の松本戦では、東スタンド2階が全て松本サポーターで埋め尽くされることになりそうです。

ビジター側のチケットも完売。

ホーム側2階自由席や1階自由席も完売。

小学生の招待もあるようですが、おそらく1階にも多くの緑色のユニフォームを身に着けたサポーターが押し寄せるのだろうと思います。

東スタンドが全てアウェーサポーターで埋まるというのは、最近は記憶がありません。

いつぞやの浦和戦がそうだったでしょうか。

トラブルが発生してからは浦和戦はエコパで開催されるようになりましたので、本当に久しぶりに"アウェーサポーター一色のアウェー側スタンド"になるといえます。

(最近は残念ながらダービーでも半分ほどしかアウェーサポーターが入りませんでしたので…)


前節には、クラブ史上初のJ1でのホーム戦が開催された松本。

初のJ1昇格に加え、サポーターの一体感と強力な動員力が知られているクラブということで、各TV番組でも大きく取り上げられていました。

17,091人。

過去最多の入場者数だったといわれてる昨季J2第42節水戸戦の18,496人を上回ることはありませんでしたが、その動員力は計り知れません。


松本のクラブ公式サイトでわかる範囲内で、過去のシーズンホーム開幕戦の入場者数を調べてみました。

2010/03/21 JFL前期第2節 ソニー仙台FC戦…5,496人

2011/04/24 JFL前期第7節 ブラウブリッツ秋田戦…6,319人
  ※東日本大震災による変則日程

2012/03/11 J2第2節 モンテディオ山形戦…13,098人

2013/03/17 J2第3節 ロアッソ熊本戦…12,959人

2014/03/16 J2第3節 V・ファーレン長崎戦…14,048人

2015/03/14 J1第2節 サンフレッチェ広島戦…17,091人

着実に階段を上り続けていることがわかります。


2004年には北信越リーグ2部に所属していたクラブ。

天皇杯で浦和を撃破したのは2009年ですが、今でも記憶に新しいと感じると同時に、そこからの快進撃の凄まじさにも驚かされます。


昨季のJ1昇格を決めた瞬間の映像を見て、あることを思いました。

こういった瞬間は、オリジナル10にはなかったと。

Jリーグ参入が決まったのは、何かのリーグ戦を勝ち抜いたわけではありませんでした。

そもそも、当時はチームが発足したばかりでした。

いわゆる下積みのようなものはなかったわけで、サポーターの規模も、徐々に拡大していったというよりは、今思えば最大ボリュームの中でスタートを切った感があります。


オリジナル10であることには誇りのようなものをもってはいますが、松本のように這い上がりながら徐々にその規模を膨らめていったクラブには、オリジナル10にはない何かがあるように思います。

それは、きっと結束を固くするでしょうし、また質の異なる"誇り"が生まれるだろうと思います。


2015シーズン、山雅旋風が起ころうとしています。

今のところは、そのサポーターの動員力がその旋風の大部分を占めています。

リーグ開幕戦となった豊田スタジアムでの名古屋戦では、昨季に同様に開幕戦を戦った清水のサポーター数をはるかに上回る1万人以上が詰めかけたのだとか。

あの広大なゴール裏スタンドの、その2階までもがびっしりと埋まった光景は圧巻でした。

あれほどのことをアイスタでやられることを想像すると、ゾッとするような思いがします。


しかし、それはただの"脅威"ではなく、大きなチャンスなのだと思います。

J1に上がってきたばかりのクラブに負けるわけにはいきません。

松本の方も、J1初勝利をめざして意気揚々とぶつかってくるでしょう。

そうやって、スタジアムが盛り上がればいいし、こういったことが各スタジアムで起こることを考えれば、リーグ全体にとっても大きな意味のあることだと思います。


サポーター仲間の方が、「オレンジ(みかん)と緑(お茶)」という表現をしていました。

静岡人にとって、身に沁みついている色の組み合わせです。

それはそれで、きっと美しい光景なんだろうなと思います。

そして、そう思うと同時に、絶対に"ジャック"されてはならないとも思います。

古巣対決となる駿や犬飼も、随分と気合が入っているようです。

アルウィンでの17,091人を上回る入場者数になると思われます。

リーグ戦を熱いものにしてくれるのであれば、大量動員は大歓迎です。

ホームサポーターとしては、それを跳ね除ける応援で迎え撃ちたいものです。


こちらを確認して、選手たちを後押ししましょう。
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忘れてはいけない』(2015/3/11)


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関連:清水エスパルス、松本山雅FC

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無観客試合を前に思うこと

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Jリーグ史上初の無観客試合ということで、注目が集まっています。









スポーツ紙だけではなく、TVワイドショーもこぞって取り上げています。

清水について触れられることはほとんどないわけですが、清水としてはただ勝利を目指して戦うのみ。


今日は、非公開練習ながら、クラブからの計らいもあり、選手とサポーターが顔を合わせる機会がありました。

おいらは行けませんでしたが、きっとサポーターの想いは選手に届いたであろうし、例えこういった機会がなかったとしても、勇敢な清水の戦士たちは堂々と戦ってきてくれるはずです。


ゴトビ監督からサポーターへのメッセージがありました。

以下は、さかたさんが文章におこしてくださったもの。

「明日は皆さんがいなくてさびしいが我々の心の中にいる。最後のひとけりまで全力で闘う。ここにいる選手達が皆さんに喜んでもらえるよう頑張る。我々の団結力を見せてくる。サッカーだけでベストになるのではなく、人間性を問われた時我々の団結力を示してきたい。」



ここ以外の場面でも、ゴトビ監督はこの"無観客試合"についての想いを様々な場面で語っています。

その中には、あの"核兵器断幕"の件も。

ゴトビ監督には、もう二度とこのことについて語らせたくはありませんでした。

しかし、彼の言葉からは、あの事件を冷静に受け止め、紳士的に処理してくれたことが伺えます。

同じ日本人として、本当に申し訳ない気持ちです。


今回の件については、やはり"浦和目線"の記事が圧倒的に多い印象があります。












正直なところ、違和感や苛立ちを感じる記事も多数あります。

冒頭に貼った記事の中にも"事実と異なる記事"があることを、竹内社長が語ったのだとか。

マスコミの報道は、「この無観客試合をいかに煽るか」に偏重しています。

本来語られるべきは、なぜこのような事態になったのかということ。

そして、その再発防止のために浦和をはじめとする各クラブ、Jリーグ、そしてサポーター個々がどうするべきなのかということ。

その部分が置き去りにされたまま、ただ単にこの"注目すべき試合"を煽ることだけが盛んに行われています。


浦和が横断幕やゲーフラの掲出を禁止したところで、それは根本的な解決にはなりません。

老若男女、だれでもスタジアムでの観戦を楽しめること。

それがJリーグの理念の一つ。

そこに、偏見や差別があってはならないし、それが人種的・民族的なことに由来するものであればなおさらです。

今回の断幕について、「外国人が観戦することで応援の統制がとれない」ことがその掲出の理由なのだとか。

実に軽率で幼稚な判断基準です。


また、様々な事情で報道であまり扱われていない部分も忘れてはなりません。

今回の「外国人」が一体どの外国人を指しているのか。

この断幕が出される前にその伏線があったことを、多くのサッカーファンは知っています。

「JAPANESE ONLY」が独り歩きしてはいないか。

…その前に、「無観客試合」が相当に独り歩きしているわけですが。


例え浦和が勝ったとして、そこでTVに向かって凱歌を歌うなど、とんでもない話です。

多くの浦和サポーターにおいても、選手たちにおいても、この無観客試合は"とばっちり"なのかもしれません。

それは、当然清水サポータにとっても。

しかし、あくまでこの試合は"制裁による無観客試合"。

清水が勝ったとしても、それは悲しいものでしかありません。

勝利の喜びはあると思いますが、その後には虚しさがこみ上げてくるでしょう。


昨日の記事で「"美談"にすべきは、浦和ではなく清水。」と書きました。

しかし、後でそうではないと悟りました。

清水が勝とうが、浦和が勝とうが、この"失態"は決して美談になることはないということに気付きました。

ただ、清水が勝って、この不名誉な物語を締めくくるのみ。

そこから先は、Jリーグ全体が前を向いて取り組んでいかねばならないでしょう。


わがクラブを愛し、Jリーグを愛するサポーターは、マスコミの煽りに流されることなく、この無観客試合にしっかりと向き合うべきだと思います。

もう二度と、こんな景色を生み出してはいけない、と。


そして、決して忘れてはならないこと。

それは、ピッチ上では「サッカー」が行われるということ。

選手たちのプレーの一つ一つにしっかりと目を向け、「サッカー」を楽しむということ。

異様な雰囲気になるとは思いますが、「サッカー」を「サッカー」として、いつものように楽しみたいと思います。






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関連:清水エスパルス、浦和レッズ、埼玉スタジアム2002

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JPFAトライアウト、元清水戦士たちは

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2013 JPFAトライアウト』 (Sports navi)

この時期の恒例となった合同トライアウト。

JPFA(日本プロサッカー選手会)によるトライアウトが、今日フクアリで開催されました。


2013シーズンの清水戦士で、このトライアウトに参加したのは2名。

章斗と柴原です。


橘章斗選手来季契約非更新について』(清水エスパルス公式)

章斗は、清水在籍4年間。

そのうち半期は松本に期限付き移籍しました。

しかし、松本でも出場機会はほとんど得られず。

結局、4年間で公式戦の出場は3試合のみ。

SHなのか、SBなのか、自分の持ち味が何なのか。

そのあたりのアピールがもう少しできればと思いました。



震災前日に書いたこの記事の中に、章斗の名前が登場します。

本人も言っていましたが、あの日が一つの運命の分かれ道だったのかもしれません。

しかし、それだけではなかったのだとも思います。

チャンスの場は、十分にあったと。

プロの世界は厳しいもの。

大卒後5シーズン目に突入する彼の成長をもう少し見守る余裕は、今のクラブにはなかったということだと思います。

今日のレポートを読むと、彼の名前が頻繁に登場しており、できる限りのアピールはできたといえるのかもしれません。


柴原誠選手 来季契約非更新について』(清水エスパルス公式)

柴原の契約非更新は昨日クラブよりリリースされました。

岐阜へレンタルされていましたが、岐阜との契約も満了とのこと。

岐阜では、16試合に出場。

彼のこれまでのプロキャリアの中では、最も充実したシーズンであったと言えるでしょう。

高卒3年目の彼は、まだ21歳。

今季の経験を糧にできれば、まだまだこれからの活躍が期待できる選手。


2選手ともに、新天地が見つかることを願っています。

そして、何らかの形で、アイスタに帰ってきてほしいと思います。


過去に清水に在籍していた選手で、トライアウトに参加した選手は2人。


契約満了選手のお知らせ』(ヴァンフォーレ甲府公式)

DSCN3115.JPG

今回のトライアウト参加選手の中では、"別格"といっていいと思います。

「(今日の感触は?)やれることをやる。それだけでしたね。(次の移籍先については?)プレーができれば、特に(カテゴリーの)こだわりはないです。少しでもチームの勝利に貢献できれば。自分としては、もう少し(現役で)プレーしたいし、ベストを尽くしたい。いずれは(現役が)終わることは分かっているけれど、それでも今はプレーを続けたいし、ピッチを離れることは考えられないです。」

今日のトライアウトに参加していたということは、現時点で正式なオファーはないということでしょうか。

かつては、イチもこのトライアウトを経験しました。


帰ってきてほしい。

そう思うのですが、きっとそれは叶わないのでしょう…。


契約満了選手についてのお知らせ』(徳島ヴォルティス公式)

念願のJ1昇格を決めた徳島。

アイスタで彼と再会するのを楽しみにしていたのですが…。

圭輔もまた、今日のトライアウトに参加した選手の1人でした。


清水で60試合、甲府で43試合、柏で57試合、千葉で48試合、徳島で31試合。

各クラブを渡り歩き、コンスタントに活躍してきました。

32歳。

タフな彼なら、まだまだやれるはず。


今回のトライアウトに参加した選手は、総勢73人。

そのうち、来季も現役を続けられる選手はどれだけいるのでしょうか。

若い選手たちは次々と加入してきます。

その中で、生き残らねばならない厳しい世界。


彼らの未来が明るいことを願うことしかできません。







シュート数と決定率』(2013/12/15)




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関連:清水エスパルス、橘章斗、柴原誠、伊東輝悦、太田圭輔

at 23:17, macotobatten, Jリーグ

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危機感のズレ 〜 2ステージ制についての私見

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各方面で紛糾している「2ステージ制問題」。

少し前から騒がれていたこの問題ですが、リーグ側がJ1J2合同実行委員会で承認を得たことを公表してから、より一層の反対風潮が強まっています。


個人的には、この問題についてはこのブログでは触れないつもりでいました。

それは、正直なところ、「どちらがいいのか判断できなかった」からです。


Jリーグの実質的な事務方トップの中西氏は、これまでもスカパーや各専門紙などで秋春制や2ステージ制のその意図について説明をしてきました。

DSCN0893.JPG

DSCN0888.JPG
(Jリーグ ラボ より)



こちらのインタビューでも、かなりの文量を使って、今回の件についての説明がされています。


中西氏の説明と、各クラブサポーター(決して総意ではありませんが…)の主張を比べてみると、話の論点が全く噛み合っていないように思います。

おいらは、中西氏のような視点でJリーグを見ていかなければ、Jリーグというマーケティングは成り立たないだろうと思っています。

信念や誇りだけでは、経営はできないと思っています。

一方で、今のリーグ戦のレギュレーションに居心地の良さを感じているし、できれば今の形で継続していきたいと思っています。


なぜ、両者が噛み合わないのか。


中西氏は、しきりに「危機感」という表現を使っています。

つまり、今のままではJリーグは存続できない、ということです。

それについて、40ある全てのクラブと意見の共有ができていると語っています。

(2ステージ制の導入については、うち38クラブが賛成とのこと)

そして、次はサポーターとそれを共有しなければならないとも言っています。

ここで言う「危機感」とは、Jリーグの経営に関することになります。


一方で、2ステージ制に反対する意見の多くは、その不公平性がその理由となっています。

清水もそうですが、かつて2ステージ制で行われていた頃に、CSという制度によって年間勝ち点1位のクラブが王者となれなかった例が数多くありました。

2000年の柏に至っては、最も勝ち点を上げながらもCSの舞台にすら立てなかったということも。

また、主要欧州リーグの全てが1シーズン制であり、かつてJリーグが1ステージ制に移行したのは、欧州リーグに一歩近づいた証であるという意識もあるでしょう。

今回の2ステージ制以降は、「逆行」であるという表現があちらこちらで見られました。

(実際には、世界各地を見れば2ステージ制は存在し、どちらが「先進」かは語れないのですが。)


つまり、この観点には経営に関する「危機感」は全く含まれていません。

挙げるのであれば、Jリーグの崇高性だとか、年間王者に見出す価値の高さだとか、そういったものがなくなるという「危機感」によっているといえます。


一方は「経営が厳しいから」と言い、一方は「リーグの価値が下がる」と言っている。

これで噛み合うはずがありません。

多くのサポーターには、経営的な意識はありません。

それは当然なことで、おいらたちサポーターにとってのJリーグとは、想いはいろいろあれども、あくまで娯楽であり、立場としては顧客ということになります。

「サポーターは共に戦う」と表現しようとも、この枠を抜け出すことはできません。

そして、Jリーグやクラブを存続させるということは、ボランティアでも公共事業でもなく、やはり経営するということです。


サポーターにとっては、「俺達のJリーグ」、Jリーグ側にとっては「経営存続させるべきもの」。

38ものクラブが2ステージ制に賛成し、多くのクラブのサポーターがそれに対する反対断幕を掲出する。

この矛盾は、こういった立場の捉えの違いが大きいのだと思います。


まずは、Jリーグ側が、今の状況がどれだけ厳しいのかをわかりやすく説明しなければ、多くの反対派は納得しないでしょう。

インタビューやTV番組の中で登場したアンケート結果のように、調査の意図が見え見えで、統計的根拠が曖昧なものでは、十分とはいえません。


まずは、「危機感」の認識を共有しなければなりません。

正直なところ、その「危機感」はあまり伝わってきません。

観客動員が落ちていることも、大分や岐阜のように、経営が厳しいクラブがいくつもあることは知っていますが、今のレギュレーションのままでもやれるのではないか、と思っています。

そもそも、この制度移行が、それほどの効果をもたらすのかどうかということへの疑念も拭えません。


ただ、残念ながら、今のJリーグが見ている視点は、新しい顧客をどう呼び込むか。

毎週のようにスタジアムへ足を運ぶおいらたちがどれだけ何か言おうとも、もともとの視点が異なるので、なかなか声は届かないでしょう。


あるフード店がメニューの変更を検討しているとして、一部の顧客が「こんなメニューがほしい」とか「このメニューは残してほしい」と店頭で訴えても、それがコストパフォーマンス的に良くなかったり、あるいはその一部の顧客が今回の戦略の対象外の層であったのならば、その声が取り入れられることはないでしょう。


おそらく、明日の理事会で正式に承認されることになると思われます。


中西氏は「Jリーグの価値が落ちている」というニュアンスの表現を何度かしています。

観客動員数は落ちているかもしれません。

経営の苦しいクラブもあります。

でも、おいらはJリーグの価値はむしろ高まっていると思っています。


「Jリーグ百年構想」

Jリーグ百年構想とは』(Jリーグ公式)

この理念に立ち返ったとき、その歩みは決して間違ってはいないし、その成果は芽を出し始めていると確信できます。

この理念のキーワードは「地域に根差したスポーツクラブ」。

間違いなく、その輪は広がっています。


中西氏の言う「価値」とは、マスコミ的な認知度を指すものであり、本来の理念から捉えた今のJリーグの「価値」は、発足当時に比べれば明らかに高まっていると思います。

当初は10クラブだったJリーグ。

今は、J1に18クラブ、J2に22クラブ、そして、その舞台を目指すクラブが各地に無数に存在しています。

そして、その多くが1993年以降に立ち上がったものなのです。


1ステージ制でも、2ステージ制でも、「Jリーグ百年構想」の理念だけは変えないでほしいと思います。

そして、Jリーグという舞台を目指し、小さな地域でコツコツと根を伸ばしてきたクラブを大切にする、そんなリーグであってほしいと思います。


おいらたちサポーターにできることは何なのか?

自分自身がスタジアムに足を運ぶこと。

一人でも観客動員を増やせるように働きかけること。

クラブのグッズを購入すること。

反対断幕を掲出することも、できることの一つなのかもしれませんが、それで解決するものではないとも思います。


あとは、やはりいろいろな面に目を向けることだと思います。

経営面で今回の件を考えることは重要なことだと思います。

もしも、このままでは愛するクラブがなくなってしまう、といわれれば、1ステージ制も何もありません。




これらの記事は、それぞれによく整理されていて、興味深く読みました。

特に、日本経済新聞の記事は、おいらの葛藤がそのまま表現されていたように感じました。


Jリーグが抱える課題は山積です。

今回の件にも少し関わりますが、カップ戦や天皇杯の位置づけも大きな課題であり、手を加えるべきところだと思います。

日本代表との関わりも、切っても切れないものです。

J3がスタートすれば、さらにいろいろと課題が出てくることでしょう。


忘れてはならないのは、応援するクラブがあるという今の状況に幸せを感じることなのかな、と思います。

消えてしまったクラブもあります。

勝っても、負けても、愛せるクラブ。

そんなクラブが、日本全国にもっともっと広がってほしい。

ゴール地点があるとすれば、そこなのかなと思います。






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