記事から振り返られない2017年 その2

JUGEMテーマ:清水エスパルス

 

記事から振り返られない2017年 その1』(エスパルスキー 2017/12/29)

 

「残留への命綱となったアウェー甲府戦」

 

第21節ホームC大阪戦での2-0からの逆転勝利は、今季アイスタで最も盛り上がった試合と言っていいでしょう。

 

しかし、あの試合以降、アイスタで勝ちロコが踊られることはありませんでした。

 

アウェーでの勝利もわずかに2つ。

 

最終節での勝利によってJ1残留を果たしたわけですが、そこにつながる試合として、第25節アウェー甲府戦は外せないでしょう。

 

試合展開は厳しいものでした。

 

多くの時間帯は、甲府に攻められていた印象があります。

 

しかし、各メディアでも注目を集めたデュークのノールックヒールパスからの航也のゴールで1-0の勝利となりました。

 

柏、鹿島、浦和の上位陣対決に3連敗した後の一戦でした。

 

当時の清水はまだ13位にいましたが、ズルズルと降格圏に引きずりこまれつつありました。

 

数字上の話にはなりますが、もしも甲府戦に敗れていたら…。

 

甲府が残留し、清水が降格となっていたかもしれません。

 

もちろんそんなに単純なものではありませんが、あの試合での勝ち点3が大きな意味をもったことは確かだと思います。

 

 

「二度の2-0からの逆転負けから見えるもの」

 

ホーム最終戦の新潟戦。

 

今季四度目の1万7千人超えのスタンド。

 

勝てば残留が大きく近づく試合でした。

 

「2-0は危険なスコア」とはサッカー界隈では合言葉となっていますが、まさか1シーズンで二度もひっくり返されるとは。

 

C大阪戦での劇的な勝利が霞むほどのショックな敗戦でした。

 

以前も少し書きましたが、鹿島戦も新潟戦も、今季の清水の弱さが見事に露呈された試合だったと思います。

 

リードしてからの試合運びの稚拙さ。

 

失点後にチーム全体に伝染する動揺。

 

ケガなどのアクシデント時の対応の遅れ。

 

二転三転する展開に対応できない戦術。

 

手薄な交代要員。

 

そして、あくまでも試合をするのは選手であるとはいえ、状況を好転させる雰囲気をつくり出せないスタンド…。

 

結局は、今季を戦う中で、最後まで「勝ちに慣れる」ことができなかったことが全てだと思います。

 

この壁を乗り越えることができなければ、来季も苦しい戦いが待っていることでしょう。

 

ヨンソン新監督のもとで、「勝ちに慣れる」チームづくりを果たしてほしいと思います。

 

 

「浩太の引退」

 

残留できて、本当によかったと思います。

 

それは、浩太があのタイミングで引退発表をしたから。

 

「自分の進退を詳らかにして、残りの試合を仲間と一緒に戦っていきたいという本人からの強い申し出がありました」

 

記者会見で左伴社長はこう説明しました。

 

心に刺さった浩太の言葉は、ホーム最終戦後の引退セレモニーでの「タイトルを獲れなかったことが心残り」という言葉。

 

確かにどうだったなあ、と。

 

2003年から2017年。

 

柏に期限付き移籍していた2008年と2009年を除けば、チームとして苦しかった時期ばかり。

 

でも、それもクラブの大事な歴史の一部。

 

「清水に残る」という選択をしてくれた浩太。

 

きっとこれからも大きな力になってくれるはずです。

 

 

「過去最高の収益・収入」

 

左伴社長によれば、今季は過去最高の収益・収入となる見込みなのだとか。

 

昨季は初のJ2での戦い。

 

今季はシーズン通して苦しい戦い。

 

そんな中でも、営業面ではしっかりと成績を残しています。

 

特に、スポンサー獲得の実績は素晴らしいものがあります。

 

会社の安定がチームの安定につながります。

 

チームの安定は、選手のモチベーションにも影響を与え、成績へと結びついていきます。

 

入場者数に目を向けると、今季の平均入場者数は15,115人。

 

近年のピークである2010年の18,001人には及びませんが、ここ数年の落ち込み分は完全に取り戻しました。

 

あとは、ホームで強いチームになるだけです。

 

 

「ブログ再開 ご心配おかけしました」

 

最後は、個人的なテーマになります。

 

ブログを書かない一年、というのは、当然ながらブログを始める前の2009年以来ということで、ある意味新鮮に感じました。

 

書かない間に見えたものも中にはありますが、やはり書かないことで見えなくなったことの方が圧倒的に多いなと思っています。

 

もともと、このブログは自分の気持ちや考えの整理のために始めたということは以前に書きました。

 

PCに向かうことで、素人なりに試合を頭の中で消化して、次の試合にその意識を向けていました。

 

その作業がなくなったことで、何だかあっという間にシーズンが流れていってしまったような、そんな感覚があります。

 

ブログを書かないシーズンではありましたが、ブログやツイッターなどで出会った方々にはこれまで通り大変お世話になりました。

 

やはり、自分にとっては大切な場所なんだなあと感じています。

 

 

2018年が清水エスパルスにとって大きな飛躍の年となるよう願いながら、新年を迎えたいと思います。

 

今後ともよろしくお願いします。

 

 

【新加入】

2017/07/25 GK 新井栄聡(流通経済大学)

2017/07/27 MF 西村恭史(興國高校)

2017/09/18 MF 滝裕太(清水エスパルスユース)

2017/09/18 FW 平墳迅(清水エスパルスユース)

2017/09/18 DF 伊藤研太(清水エスパルスユース)

2017/09/25 FW 高橋大悟(神村学園高等部)

2017/12/20 DF ファンソッコ(天津泰達足球倶楽部)

 

【契約更新】

2017/12/29 GK 西部洋平

2017/12/29 FW 鄭大世

2017/12/29 MF 白崎凌兵

2017/12/29 FW 村田和哉

2017/12/29 DF 飯田貴敬

2017/12/29 FW 金子翔太

2017/12/29 DF 立田悠悟

2017/12/30 MF 六平光成

2017/12/30 DF 角田誠

2017/12/31 MF 増田誓志

2017/12/31 DF 二見宏志

 

【退団】

2017/12/10 DF 村松大輔(未定)

2017/12/29 GK 碓井健平(沖縄SV)

2017/12/29 GK 櫛引政敏(モンテディオ山形)

 

【引退】

2017/10/18 MF 杉山浩太

 

 

記事から振り返られない2017年 その1』(エスパルスキー 2017/12/29)

 

「期待」通りの結果、なのか』(エスパルスキー 2017/12/21)

 

ヤン・ヨンソンに清水の未来を見たい』(エスパルスキー 2017/12/19)


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記事から振り返られない2017年 その1

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2011年から2014年までのことですが、この時期に、一年に更新した記事をもとにシーズンを振り返る企画をしていました。

 

記事から振り返る2014年(9月〜12月)』(エスパルスキー 2014/12/31)

 

2015年も、2016年も、この企画はお流れとなっていました。

 

そういえば、両年ともに、シーズンの振り返りをきちんとしていなかったなあと。

 

2015年はJ2降格が決まって気持ちがぐしゃぐしゃしていたし、2016年はJ1昇格時に燃え尽きた感がありました。

 

 

さて、では今年こそはと思ったわけですが、今季は振り返る記事がありません。

 

2017年に更新した記事は、この記事を入れても8本。

 

ということで、記事ではなく、2017シーズンの清水に関するテーマを10本に絞って振り返っていこうと思います。

 

本来であれば、10本記事を書きたいところなのですが、そうもいかない状況なので、端的にまとめていきます。

 

 

「霞んでいったスタートダッシュ」

 

開幕戦は神戸を相手に0-1の敗戦。

 

しかし、内容的には手応えを感じるものでした。

 

そして、第2節は広島、第3節は新潟とそれぞれアウェーで対戦。

 

いずれもいわゆる「鬼門」と呼ばれる苦手なスタジアムでしたが、ここで見事な連勝。

 

結局、シーズンを通して連勝はこの1回のみとなったわけですが、当時はまさかそうなるとは思いませんでした。

 

後から振り返れば、この時の広島と新潟が相当な状況だっただけだということになります。

 

後述しますが、第4節のホーム鹿島戦で2-0とリードした時点が、今季のピークでした。

 

試合終盤に3失点を喫して敗れたことで、掴みかけたスタートダッシュは霞んでいきました。

 

 

「重かったダービーの敗戦」

 

鹿島戦での失速にダメを押したのが、第5節のダービーでした。

 

4シーズンぶりとなったダービーは、4万人超となりました。

 

試合終了間際のテセのオーバーヘッドによるゴールはあったものの、1-3の完敗。

 

鹿島戦に続き、ショックの大きい敗戦となりました。

 

結局、カップ戦を含めて、3戦全敗。

 

しかも、1-3、2-4、0-3という無残な結果。

 

シーズンの成績も明暗が分かれました。

 

ここ数年の積み上げの差がはっきりと出たように思います。

 

 

「替えが利かない河井陽介のケガ」

 

河井に限らずとにかくケガ人が多かったというのがそもそもではありますが、特に河井の離脱は大きかったと感じています。

 

ここ数年、チームはずっとケガ人が多かった印象があります。

 

それを補っていたのが、河井のユーティリティでした。

 

今季も、河井が健在であれば、大量に出たケガ人のうちの幾分かはカバーができただろうと思います。

 

今季の出場はわずかに3試合。

 

河井を失ったチームは、ケガ人続出の中、常にギリギリの戦いを強いられることになりました。

 

 

「ホームで勝てない弱さ」

 

3勝2分12敗、16得点、36失点。

 

今季のホームでの戦績です。

 

ちなみに、アウェーの戦績はというと、

 

5勝8分4敗、20得点、18失点。

 

ホームの戦績が普通のものではないことがわかります。

 

開幕戦の神戸戦、そして鹿島戦でするりと逃したホームでの勝利は、第16節の甲府戦まで待たねばなりませんでした。

 

ホームで力を発揮できなかったのではなく、そもそもそれが本来の実力で、むしろアウェーで健闘したのだ、という論も立つわけですが、

 

いずれにしても、シーズン通して3勝しかできなかったこと、さらには勝ち点でいえばわずかに11しか挙げられなかったことは事実。

 

残留できたことは奇跡に近いといえます。

 

この結果についての考察はここでは割愛しますが、2018シーズンはホームで強い清水エスパルスが見たいものです。

 

 

「生かせなかった外国籍選手」

 

今季、イヤーブックが発行された時点で登録されていた外国籍選手(テセは除く)は、カヌ、ジュンボン、デューク、ボムヨンの4選手。

 

その後、フレイレが2月に、チアゴが3月に加入しました。

 

一方、ボムヨンは3月にチアゴと入れ替わる形で千葉へ、ジュンボンは7月に金沢へ期限付移籍となりました。

 

カヌとフレイレにポジションの重複感がある中、両者をCBとボランチで試すものの、結局はどちらもスタメンに定着することはありませんでした。

 

チアゴについても、そのポテンシャルは確かではありますが、メンタルも含めたトータルで考えた時に、有効な選手とはなり得ませんでした。

 

結局、シーズンを通して試合に出場し続けたのは、31試合1,947時間に出場したデュークのみでした。

 

スカウトの問題なのか、戦術の問題なのか、環境の問題なのか、そのあたりはわかりませんが、

 

移籍していった2選手を含め、外国籍選手を活用できていないことが大きな痛手となっていることは確かでしょう。

 

上位陣は言わずもがな、残留争いのライバルも、札幌はジェイ、広島はパトリックなど、シーズン途中の補強を成功させています。

 

このあたりは、ヨンソン新監督に期待したいところです。

 

まあ、そもそも来季の外国籍選手がどんなメンバーになるのかが全く見えていないのですが…。

 

 

今回はここまで。

 

残りの5本は次回に書きたいと思います。

 

 

「期待」通りの結果、なのか』(エスパルスキー 2017/12/21)

 

ヤン・ヨンソンに清水の未来を見たい』(エスパルスキー 2017/12/19)

 

高卒でスタメンを勝ち取れ 〜 西村恭史』(エスパルスキー 2017/12/17)


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「期待」通りの結果、なのか

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シーズンの振り返り方は様々ですが、記者や評論家、解説者にとっては嫌な時期なのかもしれません。

 

開幕前の恒例イベントとなっている順位予想。

 

予想した側からしてみれば、忘れた頃にやってくる…といったところでしょうか。

 

記者や評論家、解説者の予想が当たっていたかどうかは、細かく分析されているブロガーさんもいますのでお任せするとして、

 

ここでは、その予想に対してチームの結果はどうだったのか、という視点でまとめたいと思います。

 

 

「川崎F優勝」は0/担当記者順位予想答え合わせ』(日刊スポーツ 2017/12/21)

 

こちらをサンプルにしていきます。

 

 

日刊スポーツの記者さん16人の予想が掲載されています。

 

担当クラブをもっている記者さんもいますので、やや偏りが見られますが、合わせれば相殺されるだろうと思います。

 

16人のサンプルがあれば、他紙でもおおよそ同じような傾向となるでしょう。

 

 

まずは、予想順位=ポイントとして換算し、平均ポイント順に並べてみます。

 

( )内が、平均ポイントです。

 

 1 鹿島 (1.63)

 2 浦和 (2.81)

 3 F東京 (4.75)

 4 川崎F (5.81)

 4 G大阪 (5.81)

 6 広島 (5.88)

 7 神戸 (6.25)

 8 鳥栖 (9.44)

 9 C大阪 (9.69)

10 柏 (9.81)

11 横浜FM (10.19)

12 大宮 (11.06)

13 磐田 (11.88)

14 清水 (13.81)

15 仙台 (13.88)

16 新潟 (14.50)

17 札幌 (16.50)

18 甲府 (17.31)

 

 

16人中10人が1位と予想した鹿島が1位。

 

2位はアジアを制した浦和でした。

 

清水はというと、平均ポイントは13.81、順位は14位。

 

実際の順位も14位ということで、今季の成績はある意味「期待」通りということでしょうか。

 

当然、清水サポーターの多くは納得していないでしょうけど、客観的にみれば、14位くらいと予想され、実際に14位だった、と。

 

 

さて、先ほどの平均ポイントから実際の順位を引き、数字の大きい順に並べてみました。

 

 1 C大阪 (6.69)

 2 磐田 (5.88)

 3 柏 (5.81)

 4 札幌 (5.50)

 5 横浜FM (5.19)

 6 川崎F (4.81)

 7 仙台 (1.88)

 8 鳥栖 (1.44)

 9 甲府 (1.31)

10 清水 (-0.19)

11 鹿島 (-0.38)

12 新潟 (-2.50)

13 神戸 (-2.75)

14 浦和 (-4.19)

15 G大阪 (-4.19)

16 大宮 (-6.94)

17 F東京 (-8.25)

18 広島 (-9.13)

 

この数字は、いわば「どれだけ期待を上回ったか指数」ということになります。

 

数字が大きいほど、期待を上回った成績を残したといえます。

 

逆に、数字が小さいほど、期待を下回ったということになります。

 

もちろん、この「期待」というのは、客観的な意味です。

 

昇格組ながらもACL出場権を獲得したC大阪がトップ。

 

悔しいながらも、磐田も当初の勝ち点40という目標を大きく上回る結果を残しました。

 

一方、前年5位の大宮と同6位の広島は、いずれも大きく順位を下げました。

 

また、大久保やウタカなど大型補強をしたF東京は低迷。

 

健太氏退任発表後に失速したG大阪も低い数字となりました。

 

 

そして、「どれだけ0に近いか」という観点で見てみると、何と清水が-0.19でトップ。

 

地味に「最も期待通りの成績を残したで賞」となりました。

 

 

記者たちの予想というのは、ある意味「客観的な戦力指数」と考えることができます。

 

戦術がフィットしたり、個々のスキルがアップしたり、シーズン途中の補強が成功したりといった場合はそれより上位にいくでしょう。

 

一方で、戦術が噛み合わなかったり、ケガ人が大量に出たり、主力の引き抜きなどで戦力ダウンしたりといった場合はその逆となります。

 

こういった視点から考えると、ケガ人が大量に出た今季の清水は、それ以外の部分で善戦した、と見ることもできるのかもしれません。

 

個人的には、もっと上にいけただろう、と思ってはいますが…。

 

ちなみに、16人中6人が、清水を降格圏に予想していました。

 

この人たちが次にどのような予想をするのか、注目したいと思います。

 

 

2018シーズンを迎えるにあたって、清水の「客観的な戦力指数」はどのように評価されるのでしょうか。

 

 

ヤン・ヨンソンに清水の未来を見たい』(エスパルスキー 2017/12/19)

 

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ヤン・ヨンソンに清水の未来を見たい

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「有力」報道からぱたりと報道が途絶えましたが、方々の情報を合わせると、間もなく正式なリリースがあると踏んで間違いないでしょう。

 

ということで、待ちきれない気持ちがありますので、「新監督候補」のヨンソン氏について書こうと思います。

 

 

J1清水、ヨンソン監督有力 広島の指揮経験』(静岡新聞SBS 2017/12/16)

 

清水監督にヨンソン前広島監督が有力 交渉大詰め』(日刊スポーツ 2017/12/16)

 

J1清水新監督、ヨンソン氏最有力 今季広島で指揮』(デイリースポーツ 2017/12/16)

 

清水来季監督にヨンソン氏有力 今季途中就任で広島残留に導く』(スポニチ 2017/12/16)

 

【清水】新監督に前広島監督のヨンソン氏有力 交渉大詰め、週明けにも発表へ』(スポーツ報知 2017/12/16)

 

それにしても、ものの見事に統制のとれた報道です。

 

おそらく、記者たちを集めて「『有力』とまでなら報道OKです」みたいな形であえて流したのでしょう。

 

デイリーが先走って別の候補を挙げたことも一つの要因なのかもしれません。

 

「本命」との交渉に影響が出る心配があったのでしょう。

 

 

ヨンソンと聞いても、あまりピンときませんでした。

 

今季の広島の監督と聞き、ああそうだった、と。

 

初めは清水の方に城福氏の噂があったけれど、気がついたら広島の監督になっていたわけで、ああそうか、残留を決めた監督は契約終了だったのか、と。

 

 

とはいえ、広島での実績は確かなものだといえます。

 

広島就任後の16試合で、6勝4分6敗。

 

勝ち点24を獲得しています。

 

これは、シーズンで勝ち点51にあたるペースであり、今季であれば6位と7位の間に相当します。

 

それまでにわずか2勝しかしていなかったチームをここまで立て直せば、それだけでその手腕は証明されたと言っていいでしょう。

 

しかも、広島は前々任のペトロヴィッチ氏の頃からある意味特殊な戦術で戦ってきたチーム。

 

選手構成も、その戦い方を踏まえてのものであったことを考えれば、チーム再建のハードルは高かったと思われます。

 

 

もうすでにTwitterやブログで紹介されていますが、ヨンソン氏を紹介するにあたって次の記事が大変詳しくわかりやすいものだと思います。

 

広島の新監督ヤン・ヨンソンとは何者か?特徴は若手の積極起用と「4−4−2」』(スポーツナビ 2017/07/18)

 

結構長い文章なので、簡単にまとめてみます。

 

○ スウェーデン国籍。選手生活のほとんどを母国で過ごす。

 

○ 引退後は広島のコーチに。選手としても登録し、当時JFLの神戸でもプレー。

 

○ 帰国後はスウェーデンやノルウェーで監督経験。1部昇格やリーグ優勝の実績。代表監督候補にも。

 

○ ベンゲルと親交が深く、サッカー哲学も似ていることを自認。

 

○ 若手を積極的に起用する。

 

○ ベースのシステムは4-4-2。

 

 

では、実際に広島ではどうだったのか。

 

就任会見では、次のような記事があがっています。

 

「前線が寂しくなる」「ファンタジーも求めたい」広島ヨンソン新監督が“可変3バック”からの変更示唆』(ゲキサカ 2017/07/15)

 

準備期間はあまりありませんでしたが、就任後の初戦鳥栖戦では早速システムを変更。

 

パトリックを前線に置く4-2-3-1のような形をとりました。

 

0-1で敗れはしたものの、シュート数17本を放ち、終始安定した4バックであったようです。

 

その後も、4バックを継続。

 

森保体制の18試合で5回もあった3失点以上の試合が、ヨンソン体制では16試合で1回のみに。

 

上位陣との対戦でも粘り強いサッカーを展開しました。

 

 

では、清水の新監督に就任した場合のことをイメージしてみたいと思います。

 

 

まずは、システムから。

 

小林前監督が採用していた4バックが継続されることは間違いないでしょう。

 

4-4-2をベースとするようですが、広島ではパトリックを1トップ気味に配置しました。

 

清水ではテセを「ターゲット」に据える可能性もありますし、金子や航也を並ばせることも考えられるでしょう。

 

いずれにしても、これまでの基本システムは継承されると思っていいでしょう。

 

 

次は、若手の起用。

 

もともと清水には若い年代の選手が多いので、ガラッとメンバーが入れ替わることはないだろうと思います。

 

ただ、積極的な起用の中で、しっかりと育てるということが重要です。

 

ヨンソン氏には、成長につながる厳しさも期待したいと思います。

 

 

そして、戦術のバリエーション。

 

小林前監督の時にうまくいかなかったのは、試合中の様々な局面への対応。

 

つまりは、90分間を通した戦い方。

 

選手交代やシステム変更で勝利を手繰り寄せた試合はあまり記憶にありません。

 

残念ながら、ホーム最終戦の新潟戦のような悪いイメージしか残っていません。

 

ヨンソン氏は複数のシステムを使い分けるのに長けているようです。

 

これまでの清水の「弱点」を補うことができるのではと期待します。

 

 

最後は、チームの雰囲気。

 

選手たちが必死に戦っていたことは間違いないと思いますが、一つにまとまっていたかどうかは疑問が残ります。

 

戦う集団であったのか。

 

そこに厳しさはあったのか。

 

意思疎通は十分であったのか。

 

小林前監督とは違ったオーラをもつ新監督のもと、よい緊張感をもって2018シーズンを迎えてほしいと思います。

 

 

期待ばかりが膨らむわけですが、予防線を張っておく必要もあるかもしれません。

 

万能の監督などいません。

 

選手やクラブとの相性もあるでしょう。

 

広島ヨンソン監督、今季限りで退任へ 周囲から手腕疑問視の声』(スポニチ 2017/12/04)

 

「手腕を疑問視する声」

 

これと全く同じフレーズを、小林前監督解任の記事で見た記憶があります。

 

ヨンソン氏の退任コメントには「家族に約束していたとおり、家族のもとへ帰る」とありましたが、どうやらクラブ側が城福氏を選んだようです。

 

多くの広島サポさんからは、続投を求めるコメントが見られましたが、一部からは采配に疑問があるとの声も。

 

結局は、実際にシーズンが始まってみないとわからない、というところでしょうか。

 

 

いずれにしても、サッカーは楽しんだもの勝ちです。

 

どうせ新体制となるなら、新シーズンを楽しみに待ちたいと思います。

 

 

小林伸二新監督就任 〜 期待感と安堵感』(エスパルスキー 2015/11/26)

 

田坂体制になって変わったこと』(エスパルスキー 2015/9/7)

 

2つの体制をつなげる架け橋』(エスパルスキー 2014/8/1)

 

中東発、アメリカ経由の黒船来航』(エスパルスキー 2010/12/21)

 

 

高卒でスタメンを勝ち取れ 〜 西村恭史』(エスパルスキー 2017/12/17)

 

クラブの総合プロデューサー』(エスパルスキー 2017/12/13)

 

市川大祐引退試合 豪華メンバーが集う』(エスパルスキー 2017/12/11)


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高卒でスタメンを勝ち取れ 〜 西村恭史

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【西村恭史選手 来季新加入内定記者会見】会見レポート』(清水エスパルス公式 2017/12/16)

 

西村(大阪・興国高)「早く試合に」 J1清水加入の大型MF』(日刊スポーツ 2017/12/17)

 

もちろんユースからトップに昇格する3人にも注目していますが、来季新加入選手の中で最も期待しているのはこの選手です。

 

大阪興国高校の西村くん。

 

先月5日の常葉大浜松との練習試合でも清水の一員として出場していました。

 

「練習生」ながらもゴールも決め、その時の堂々としたプレーを見て、期待が大きく膨らみました。

 

 

会見レポートでも触れられていますが、幼い時から注目されていた選手ではなかったようです。

 

同期で5人もJクラブへ送り出すような強豪校とはいえ、高校2年まではBチームでプレーしていたとのこと。

 

年代別代表に招集されたのも、今年に入ってから。

 

その時にはすでに清水への加入が内定していました。

 

初の代表招集でも臆することなく堂々とプレーしていたことは、次の記事から読み取れます。

 

U-18代表合宿でいきなり魅せた!エスパルス入団内定の西村恭史はどんな逸材?』(サッカーダイジェスト 2017/09/07)

 

 

残念ながら、選手権では大阪府大会決勝で敗れてしまいましたが、その悔しさはこれからのプロ選手としての成長に生かされることでしょう。

 

彼がどんな思いで選手権を戦ってきたのか、どんなプレーを見せていたのか、こちらも次の記事から読み取れます。

 

興国MF西村恭史(3年) 抜群のプレーで勝利導く。選手権への思いが進化の原動力に』(ゲキサカ 2017/09/30)

 

得点能力を含めた攻撃的センス、左右の足を使える精度の高いキック、さらにはFKも蹴っていたようです。

 

 

いくつかの記事で共通していることは、今年に入ってから急成長を遂げているということ。

 

特に、8月以降、清水への練習参加やU-18代表合宿を通して、プレーがどんどん変わっているとのこと。

 

早い段階で彼に目をつけ、「全国区」になる前に獲得を果たした清水スカウト陣はじめ強化部は、グッジョブであったと思います。

 

清水内定の“大器”、興國MF西村は約3週間の清水練習参加で周囲驚くほどの変化』(ゲキサカ 2017/09/01)

 

 

来季の開幕戦スタメンが目標なのだとか。

 

高卒ルーキーとしては、比較的高い目標だと思いますが、三保でのプレーを振り返れば、可能性は十分にあるだろうと思います。

 

高卒ルーキーの開幕戦出場となれば、2012年の白崎以来(途中出場)となります。

 

現在のボランチには、増田、河井、竹内、六平など、ライバルがひしめいています。

 

外国籍選手の補強も考えられます。

 

スタメンを勝ち取ることは簡単ではありませんが、報道に上がっている新監督は若手の起用に積極的だという話もあります。

 

彼らの脅威となるような、大胆なプレーを見せてほしいと思います。

 

 

クラブの総合プロデューサー』(エスパルスキー 2017/12/13)

 

市川大祐引退試合 豪華メンバーが集う』(エスパルスキー 2017/12/11)

 

何が「正解」だったのか』(エスパルスキー 2017/12/10)


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関連:清水エスパルス、西村恭史

at 22:42, macotobatten, 選手について

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