J2は地獄だったのか

JUGEMテーマ:清水エスパルス

 

昨年の10月17日。

 

J2降格が決まった時、大きな悲しみに包まれたことは間違いありません。

 

悔しかったし、寂しかったし、辛かったことを覚えています。

 

そして、今季の最終節、徳島戦でJ1昇格を決めた瞬間は、最高の瞬間でした。

 

中継の録画を見ては涙し、ローカル番組の特集を見ては涙し…。

 

この1年、J1に昇格することだけを考えて、清水エスパルスを応援してきました。

 

 

J2で戦うことを全くイメージできなかった一年前。

 

オリジナル10と言われ、サッカー王国と言われ、その後に続くJ2清水エスパルスというフレーズ。

 

「あの清水エスパルスが」と言われるたびに、何とも複雑な想いが込み上げました。

 

でも、自分の中ではしっかりと整理がついていました。

 

あの時の清水エスパルスは、落ちるべくして落ちたのだと。

 

2014シーズンに辛うじて残留を決めたものの、翌シーズンはそれ以上に低迷。

 

神様が与えてくれたチャンスを生かすことはできず、残り3試合を残してJ2への降格が決まりました。

 

 

未知の世界だったJ2。

 

屈辱と言われたステージ。

 

でも、そのJ2で戦った2016シーズンは、清水にとって地獄のシーズンだったのでしょうか。

 

 

今思えば、もがき苦しんだ2014シーズン、2015シーズンの方が、よほど辛いシーズンでした。

 

それは、1年でJ1への復帰を決めたからでも、84の勝ち点を積み上げたからでも、ないと思います。

 

あの2年間、チームはボロボロと崩れていき、サッカーの楽しさというものを見失っていました。

 

選手たちは自信を失い、消極的なプレーがさらなるミスを生み…。

 

ただただ、目の前の壁に向かって体当たりするだけの日々。

 

体はどんどんボロボロになり、痛みだけが積み重なっていきました。

 

 

この1年、小林監督のもとでチームは見事に再生を果たしました。

 

カテゴリーが違うとはいえ、2014シーズン、2015シーズンのいずれのチームと比べても、今季のチームの方が魅力あるチームであると思います。

 

もしも対戦したなら、今季のチームが圧倒的に強いだろうと思います。

 

 

今季、そういったチームの成長を見ることができたことが、シーズンを通してサッカーを楽しめた一番の要因だと思います。

 

若手とベテランの融合、組織的な守備と連動した攻撃、そして何よりも選手たちの笑顔。

 

ここ2年間に見ることのできなかったものを数多く見ることができました。

 

 

結局は、J1に昇格できたからそう言えるではないのか。

 

いや、そうではないとはっきり言えます。

 

例え、あと一歩2位に届かず、POでも敗退したとしても、それで2016シーズンの清水エスパルスを否定することはなかったでしょう。

 

それは、自分の心を震わせてくれたチームがそこにあったから。

 

もちろん、J1昇格が叶ったことは大きなことですが、そうでなかったとしても、今季の清水エスパルスには感謝の気持ちを抱いていたでしょう。

 

 

J2で様々な経験を積むことができたことも、貴重なことでした。

 

自分はほんのわずかしかアウェー遠征に行くことはできませんでしたが、これまで行ったことのないスタジアムのことは、サポーター仲間から聞くことができました。

 

また、スカパーの中継を見るだけでも、それぞれのスタジアムの雰囲気は伝わってきました。

 

Jリーグ発足時には10クラブしかなかったものが、今はこれだけの地域に広がっている。

 

そして、それぞれが着実にその土台を築き、サッカー文化として根を張り始めている。

 

そのことを感じることのできたシーズンでした。

 

これは、J1を見ているだけでは知ることのできないことです。

 

残留争いに追われるように過ごしたシーズンに比べれば、J2での2016シーズンは実に充実したシーズンでした。

 

 

しかし、自分たちの居場所はここではない、とも感じました。

 

めざすべきところは、やはりJ1であり、その頂点であると思いました。

 

ホームアイスタでも、1万人を割る試合が何度かありました。

 

メディアにおける露出は、J2になって明らかに減少しました。

 

もう一度、満員のアイスタが見たい。

 

東スタンドにも、ぎっしりとアウェーサポーターが入り、互いに張り合うような応援をしたい。

 

そして、あのギスギスしたダービーの雰囲気も恋しくなってきた頃です。

 

 

この1年間は、クラブにとって、チームにとって、サポーターにとって、決してマイナスではありませんでした。

 

多くの経験値を与えてくれたし、このシーズンをバネにしてもう一度頂点をめざす機会を手に入れることができました。

 

"J2の沼"に嵌ることなく、来季に再びJ1でチャレンジができるということを、感謝したいと思います。

 

小林監督、左伴社長、コーチ陣、クラブスタッフ、そして選手たちのおかげです。

 

 

優勝はしたかったけれど』(エスパルスキー 2016/11/22)

 

戻るべき場所へ 〜 J2第42節 徳島戦@鳴門大塚 後記』(エスパルスキー 2016/11/21)

 

ラストダンス 〜 J2第41節 岡山戦@アイスタ 後記』(エスパルスキー 2016/11/14)


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優勝はしたかったけれど

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85 札幌(+32)

84 清水(+48) 松本(+30)

 

42試合を戦ってきて、最終的に勝ち点差1の中に3チームが固まるという激しい上位争いとなった今季のJ2リーグ。

 

最終節を迎えた時点で、3チームともに優勝、2位、3位の可能性が残されていました。

 

清水にとっては、徳島に勝利して自動昇格を決めることに加え、あわよくば優勝を、ということも頭の隅にあったのは否定できません。

 

 

「優勝」という言葉を使い続けていたのは元紀でした。

 

大ケガをした時、そして復帰した時、いずれも首位の札幌とは随分と離されていましたが、それでも「優勝をめざす」と公言していました。

 

自分も含め、多くのサポーターが「優勝は厳しい」と思っていたのが正直なところです。

 

 

アルウィンで松本に敗れた第33節終了の時点での勝ち点は、札幌が73、清水が57。

 

残り9試合にして、その差は16。

 

しかし、その後の清水は見事に9連勝を果たし、最終的には勝ち点差1まで詰め寄ることになりました。

 

勝ち点差が残り試合数を上回ると追いつくのは厳しいと言われていますが、追いつくには至らなかったとはいえ、その常識を大きく覆す結果を残しました。

 

 

J2でも2位。

 

シルバーコレクターと呼ばれる清水ですが、ここでまた一つ2位の勲章が増えました。

 

でも、それもいいのではと思います。

 

もちろん、優勝したかったのが本音です。

 

シーズン開幕前からその目標を掲げていたし、J1での戦いを見据えた時に、やはりJ2では圧倒してゴールを迎えたかったと思います。

 

(賞金の差額1000万円も惜しいところ…)

 

でも、その悔しさよりも何百倍も、J1に戻ることを決めてくれたことが嬉しかったし、価値のあることだと思っています。

 

何よりも、毎試合毎試合ワクワクさせてくれるサッカーを見せてくれたこと。

 

これまでの鬱憤を晴らすとともに、これからのクラブの未来に希望をもたせてくれました。

 

 

届かなかった勝ち点1は、やはり札幌との直接対決に連敗したということで、受け入れるしかありません。

 

そのリベンジは、来季にJ1の舞台で晴らせばいいのです。

 

さらには、左伴社長の挨拶文にもあったように、J1での戦いを見据えた戦い方を積み上げてきた今のチームが、果たしてどれだけやってくれるのかを楽しみにしたいと思います。

 

J1昇格がゴールではないということ、さらにめざすところがあるということを、来季に見せてくれると信じています。

 

 

次の週末にはJ1昇格プレーオフが行われます。

 

3位の松本と6位の岡山、4位のC大阪と5位の京都が対戦します。

 

自動昇格を決めたからこそ、冷静に迎えることができますが、小林監督が「二度とやりたくない」と言っていたように、戦うチームにとっては厳しい試合になります。

 

賛否両論あると思いますが、個人的には3位の松本に上がってきてほしいと思っています。

 

昨季も含めて、未だに勝つことができていない相手。

 

次の対戦でしっかりと勝たなければいけない相手だと思うし、勝ちたい相手でもあります。

 

同じ勝ち点84を積み上げたライバルとして、ぜひとも勝ち上がってほしいと思います。

 

(ただし、チームの勢いとしては柿谷の復帰したC大阪が優位とは思いますが…)

 

 

戻るべき場所へ 〜 J2第42節 徳島戦@鳴門大塚 後記』(エスパルスキー 2016/11/21)

 

ラストダンス 〜 J2第41節 岡山戦@アイスタ 後記』(エスパルスキー 2016/11/14)

 

もう一度ここへ 〜 天皇杯4回戦 G大阪戦@吹田S 参戦後記』(エスパルスキー 2016/11/11)


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戻るべき場所へ 〜 J2第42節 徳島戦@鳴門大塚 後記

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2016/11/20(日)14:04 KICK OFF

徳島ヴォルティス 1-2 清水エスパルス(前半1-1)


【入場者数】
9,767人

【得点】

29分 犬飼 智也(清水)

35分 藤原 広太朗(徳島)

73分 金子 翔太(清水)

【出場選手】《清水のみ》
GK 植草 裕樹
DF 三浦 弦太

    (→88分 DF 鎌田 翔雅)
DF 犬飼 智也
DF 角田 誠
DF 松原 后
MF 河井 陽介

    (→85分 MF 本田 拓也)
MF 竹内 涼
MF 枝村 匠馬
MF 白崎 凌兵
MF 大前 元紀
    (→68分 MF 金子 翔太)
FW 鄭 大世


【警告・退場】

56分警告 井澤 惇(徳島)【ラフプレー】


【主審】
上田 益也

==========

42試合消化(最終)
2位 勝ち点84
25勝9分8敗 85得点 37失点 得失点差+48

 

85 札幌(+32)

84 清水(+48) 松本(+30)

 

 

 

 

 

78 C大阪(+16)

 


 

 

 

 

 

 

69 京都(+13) 

 

 

 

65 岡山(+14) 町田(+9) 

 

 

 

 

 

59 横浜FC(-1) 

 

57 徳島(+4) 

56 愛媛(+1)

 

 

53 千葉(-1) 山口(-8) 

 

 

 

 

48 水戸(-4) 

47 山形(-6) 長崎(-12)

46 熊本(-15) 

45 群馬(-14) 

 

43 東京V(-18) 讃岐(-19) 岐阜(-24)

 

 

 

39 金沢(-24)

38 北九州(-21)

==========

 

これまで1300件以上の記事を書いてきましたが、これほど一つの勝利に喜んだことはあったでしょうか。

 

チームがどん底の時にやっとの思いで掴んだ勝利がありました。

 

勝利ではないけれど、ぎりぎりでJ1残留を決めた試合もありました。

 

でも、今日の試合の勝利の喜びは、それを遥かに上回るものです。

 

長くチームとともに歩んできて、何度あるかわからない、そんな尊い瞬間でした。

 

 

自分はその場に駆けつけることができなかったし、パブリックビューイングで喜びを分かち合うこともできませんでした。

 

でも、オレンジに埋め尽くされたあのポカリスエットスタジアムの映像を見れば、同じような気持ちになれました。

 

長かった42試合。

 

でも、あっという間の42試合。

 

J2への降格が決まった時には、辛い想いでいっぱいでしたが、今はこの2016シーズンがとても貴重なものであったと思うことができます。

 

横断幕にもありましたが、いろいろなことを学ばせてくれたJ2リーグでした。

 

「J2の厳しさ」というありきたりのことだけではなく、サッカーの楽しさとは何なのか、サポーターの役割とは何なのか、そしてなぜこんなにも清水エスパルスのことばかり考えているのか、それらの解を教えてくれました。

 

完璧な解はまだまだ見つかっていないけど、ただ言えることは、今季の清水エスパルスは素晴らしいチームであったし、だからここまで戦い抜くことができたということ。

 

言い換えれば、なぜあの時、チームが持ちこたえることができなかったのかということも、自然と見えてきます。

 

テセ、小林監督、そして左伴社長。

 

この3人が、清水エスパルスを変えた3人であるだろうと思っていますが、そのことはまた記事にしたいと思います。

 

今は、彼らを含めた清水エスパルスの選手、スタッフの方々に感謝の気持ちでいっぱいです。

 

素晴らしいサッカーを見せてくれてありがとう。

 

 

9月に松本に負けた時から、残りの9試合のすべてを勝つしかないと言われ続けてきました。

 

「勝つしかない」とは思いましたが、「勝てるはず」とは思えなかったのが正直なところ。

 

でも、選手たちはそれを成し遂げました。

 

終わってみれば、本当にこの9試合のうちの一つでも落としていれば、自動昇格はありませんでした。

 

ほんのわずかな可能性ではあったけど、最後まで諦めなかったことが、この素晴らしい結果につながりました。

 

 

徳島は強敵でした。

 

讃岐、岡山、そして徳島。

 

ここ3試合は、本当にぎりぎりの戦いでした。

 

「簡単にはJ1へ行かせない」

 

そんな意思を感じもしたし、そんなことは関係なくとも、やはりJ2のどのチームも必死でした。

 

これを乗り越えなければJ1で戦い抜くことはできない、そういう試練なのだろうと思いました。

 

 

徳島にとってはホーム最終戦でした。

 

試合後、清水エスパルスのために時間を与えてくれたこと、感謝します。

 

また、小林監督がロッカールームに下がるときには、スタンドから徳島サポーターの方が拍手を送ってくれていました。

 

また昨季のようにJ1で対戦したいものです。

 

 

さて、これで2017シーズンはJ1を舞台に戦うことになりました。

 

J1復帰。

 

1年での復帰です。

 

選手たちが自分たちの力で掴んだ権利です。

 

 

でも、これがゴールではありません。

 

 

ーー 清水エスパルスが戻るべき場所とは?

 

 

ただ、J1に戻ればいいのではないはず。

 

自分たちがめざすものは、あくまで頂点。

 

あの頃と比べれば、クラブの財政状況も違えば、周りのクラブの状況も違います。

 

ここ数年の間に失ったものもたくさんあります。

 

それでも、戻りたい場所があります。

 

戻るべき場所があります。

 

 

「あと少しのその先へ」

 

健太監督のラストシーズンとなった2010年に合言葉のように使われていたあのフレーズを時々思い出します。

 

あの時に、あと一歩で届かなかったゴール。

 

徐々にそれは霞んでいきました。

 

来季、いきなり優勝争いができるわけではありません。

 

でも、めざすところは霞んだ先にまだあるはず。

 

この厳しいシーズンを見事な戦いで勝ち抜いた今の清水エスパルスなら、一段一段と階段を昇り、そこに近づけるはず。

 

 

来季、J1で大暴れするためにも、プレーオフを戦わずに済んだ分だけ、しっかりと休養をとり、そして来季に向けた準備をすすめてほしいと思います。

 

しばらくは、生まれ変わった清水エスパルスが躍動する姿を想像して楽しみたいと思います。

 

待ってろ、J1。

 

 

変わらない想い 2016年の始まりに』(エスパルスキー 2016/1/1)

 

"降格"を受けてメディアが残したもの』(エスパルスキー 2015/10/22)

 

J2で戦うということ 〜 J1(2nd)第14節 仙台戦@アイスタ 参戦後記』(エスパルスキー 2015/10/17)

 

二度目の「やるしかない」 〜 大榎監督辞任を受けて』(エスパルスキー 2015/8/3)

 

泥まみれのサッカー、それでも 〜 J1第34節 甲府戦@アイスタ 参戦後記』(エスパルスキー 2014/12/7)

 

ゴトビ監督解任の報を受けて』(エスパルスキー 2014/7/30)

 

あと少しのその先へ 【J特】』(エスパルスキー 2010/12/31)

 

清水ハ今、開国ノ時。 【J特】』(エスパルスキー 2010/11/1)

 

 

ラストダンス 〜 J2第41節 岡山戦@アイスタ 後記』(エスパルスキー 2016/11/14)

 

もう一度ここへ 〜 天皇杯4回戦 G大阪戦@吹田S 参戦後記』(エスパルスキー 2016/11/11)

 

J1ガンバ大阪に挑む』(エスパルスキー 2016/11/8)


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関連:清水エスパルス、徳島ヴォルティス、鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム

at 00:08, macotobatten, 試合 後記

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ラストダンス 〜 J2第41節 岡山戦@アイスタ 後記

JUGEMテーマ:清水エスパルス

 

2016/11/12(土)15:04 KICK OFF

清水エスパルス 2-1 ファジアーノ岡山(前半2-0)


【入場者数】
16,740人

【得点】

16分 オウンゴール(清水)

34分 鄭 大世(清水)

65分 豊川 雄太(岡山)

【出場選手】《清水のみ》
GK 植草 裕樹
DF 三浦 弦太
DF 犬飼 智也
DF 角田 誠
DF 松原 后
MF 河井 陽介

    (→89分 MF 本田 拓也)
MF 竹内 涼
MF 枝村 匠馬

    (→80分 MF 村田 和哉)
MF 白崎 凌兵
MF 大前 元紀
    (→73分 MF 金子 翔太)
FW 鄭 大世


【警告・退場】

60分警告 岩政 大樹(岡山)【反スポーツ的行為】


【主審】
中村 太

==========

41試合消化
2位 勝ち点81
24勝9分8敗 83得点 36失点 得失点差+47

 

84 札幌(+32)

 

 

81 清水(+47) 松本(+29)

 

 

 

 

 

75 C大阪(+15)

 


 

 

 

 

 

 

66 京都(+11) 

 

64 岡山(+14) 

 

62 町田(+8) 

 

 

59 横浜FC(0) 

 

57 徳島(+5) 

56 愛媛(+2)

 

 

 

52 千葉(-1) 

 

50 山口(-10) 

 

48 水戸(-2) 

47 長崎(-10)

46 熊本(-14) 

 

44 山形(-9) 群馬(-14) 

43 東京V(-16) 

42 讃岐(-19)

 

40 岐阜(-26)

 

38 北九州(-18) 金沢(-24)

==========

 

「IAIスタジアムで清水エスパルスがサッカーをするのは、今日を最後にしていただくことをご容赦いただきたい。」

 

左伴社長が試合後のセレモニーでこう締めくくりました。

 

アイスタに湧き上がる歓声と拍手。

 

小林監督の挨拶も含め、このようなエネルギーに溢れるホーム最終戦セレモニーはいつ以来でしょうか。

 

 

ホーム最終戦でずっと勝つことができなかった清水。

 

最後に勝ったのは2008年。

 

健太監督のもとでナビスコ杯決勝を戦ったあのシーズンまで遡らなければなりません。

 

 

一時は10位まで順位を下げたチームが、最後の最後に自動昇格圏内となる2位まで昇りつめてきました。

 

さらには、元紀がずっと口にしてきた「優勝」も手の届くところまできました。

 

自分には録画中継で確認することしかできませんでしたが、J1昇格へ向け、選手、スタッフ、サポーターが一体となったセレモニ−を見ることができました。

 

 

J2への降格が既に決まっていて、無力感の中、ただただ目の前のサッカーに小さな希望を見出そうとしていた昨季のホーム最終戦。

 

0-3で柏に完敗したその試合に出場していたメンバーは、今季のメンバーとほぼ同じでした。

 

あの時、クラブはすべての選手を慰留すると宣言し、実際にほぼすべての選手がチームに残ってくれました。

 

小林監督による新体制のもと、よくぞここまでチームとしての成長を成し遂げてきたと思います。

 

まだこのシーズンの結末は決まっていませんが、素晴らしいシーズンであったことは間違いありません。

 

そして、今のチームの状態に心から満足しています。

 

ここまで勇気をくれた選手たち、それを導いてくれた小林監督はじめスタッフの方々に感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

2-1で勝利したこの試合。

 

後半は生きた心地のしないシーンが連続しましたが、選手全員で体を張ってゴールを死守しました。

 

クラブ初のプレーオフ進出がかかっている岡山は強敵でした。

 

 

次の徳島は、おそらくそれ以上に手ごわい相手となるでしょう。

 

相手の立場に立てば、ただで勝利を与えるはずがありません。

 

それでも、今の清水エスパルスには勝利しかありません。

 

万全の準備をして、今季最終戦となる徳島戦に挑んでくれるはずです。

 

 

あとひとつです。

 

あと1勝です。

 

これまで積み上げてきた勝ち点81と得点83。

 

それを徳島戦にしっかりとつなげ、今季の締めくくりとしたいものです。

 

 

ベンチ入りしていなかった選手も含めて全員での勝ちロコ。

 

うっすらと夕焼けた西の空と、肩を組んだサポーターでオレンジ色に染まる西スタンド。

 

美しきラストダンス。

 

次にここで行う試合は、2017シーズンのホーム開幕戦。

 

もちろん、その舞台はJ1です。

 

 

徳島に駆けつける方も、中継で見守る方も、携帯・スマホでチェックする方も、ただ念を送り続けることしかできない方も、みんなで清水の勝利のために心を一つにしましょう。

 

想いは一つです。

 

絶対に昇格を決めましょう。

 

 

もう一度ここへ 〜 天皇杯4回戦 G大阪戦@吹田S 参戦後記』(エスパルスキー 2016/11/11)

 

J1ガンバ大阪に挑む』(エスパルスキー 2016/11/8)

 

向かい風、追い風 〜 J2第40節 讃岐戦@ピカスタ 後記』(エスパルスキー 2016/11/7)


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関連:清水エスパルス、ファジアーノ岡山、IAIスタジアム日本平

at 22:40, macotobatten, 試合 後記

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もう一度ここへ 〜 天皇杯4回戦 G大阪戦@吹田S 参戦後記

JUGEMテーマ:清水エスパルス

 

2016/11/9(水)19:00 KICK OFF

ガンバ大阪 0-0(延1-0) 清水エスパルス(前半0-0)

【入場者数】
8,789人

【得点】

112分 長沢 駿(G大阪)

【出場選手】《清水のみ》
GK 高木和 徹

DF 川口 尚紀

    (→68分 DF 鎌田 翔雅)

DF ビョン ジュンボン

DF 二見 宏志

DF キム ボムヨン

    (→107分 DF 松原 后)
MF 杉山 浩太

    (→90+3分 MF 本田 拓也)
MF 福村 貴幸
MF 石毛 秀樹

MF 澤田 崇

MF 金子 翔太

FW 北川 航也


【警告・退場】

39分警告 呉屋 大翔(G大阪)

60分警告 アデミウソン(G大阪)

107分警告 長沢 駿(G大阪)

117分警告→退場 呉屋 大翔(G大阪)

120分警告 二見 宏志(清水)


【主審】

福島 孝一郎

==========

 

もう気持ちは完全に明日の岡山戦に向いているというのが正直なところですが、松本戦以来の参戦がようやく叶ったということで、記事を更新したいと思います。

 

DSCN0643.JPG

 

試合終了後、選手が見えなくなってもエスパルスコールは鳴りやみませんでした。

 

延長戦にもつれこんだこの試合。

 

21時以降は近隣住民の方への配慮として鳴り物禁止。

 

手拍子と声だけが、真新しい吹田スタジアムに鳴り響きました。

 

 

リーグ戦のメンバーからは総入れ替え。

 

佳境に入ったリーグ戦に照準を合わせ、不本意ながらも"サブ組"で4回戦を戦うことになりました。

 

一方のG大阪は、代表招集の東口と井手口を除いては、ほぼリーグ戦と同じメンバー。

 

J1で年間4位となったチームに対し、厳しい戦いになることは覚悟していました。

 

 

選手個々の技術、スピードは敵いません。

 

選手間の連係も、同じメンバーでリーグ戦を戦ってきている相手にはやはり敵いません。

 

試合勘も、到底及びません。

 

そして、戦いの場はG大阪のホーム、市立吹田サッカースタジアム。

 

清水サポーターもたくさん駆けつけましたが、サポーターの数ではやはり敵いません。

 

 

それでも、清水の選手たちは全力で戦い抜き、試合開始から111分まで相手にゴールを許しませんでした。

 

久しぶりにキャプテンマークを巻いた浩太の強烈なシュートを始めとして、何度かチャンスも作りました。

 

あと少し、というところまで相手を追い詰めることができたし、それは決して運によるものではなかったと思います。

 

この試合に対する想いは、相手を上回っていたでしょう。

 

"サブ組"という表現を便宜上使いましたが、彼らは決してsubstitute(補欠)ではなく、清水エスパルスを代表する選手としてこの試合を戦ってくれました。

 

試合後、悔しさのためか涙を流す選手がいました。

 

そこには、魂の戦いがあったし、だからこそ現地にいた清水サポーターは皆彼らのプレーに心を打たれたのだと思います。

 

 

「どうせ負ける試合だった」と思ったなら、こんなに悔しい想いは抱かなかったでしょう。

 

どんなに攻め込まれようとも、体を張って、身を挺してゴールを守りました。

 

少ないチャンスであっても、相手ゴールをめざしてシュートを放ちました。

 

普段出場機会の少ない選手がアピールのために頑張った、なんていう話ではなく、一つのチームとしてこの試合に挑む姿を見ることができました。

 

だから感動があったし、試合には負けましたが、本当に現地に行ってよかったと思いました。

 

この試合は、絶対に次の岡山戦につながるでしょう。

 

 

次は、もっと準備に集中できる状態で、最もいい状態で、G大阪に挑みたいと思いました。

 

この試合に出場した選手たちは、この新しいスタジアムの芝だけではなく、J1のプレーを肌で感じ、多くの刺激を受けたはず。

 

自分たちも、一年前までは同じカテゴリーで戦っていました。

 

しかし、あの頃のチームよりも、この試合の彼らの方がいいサッカーをしていたように感じます。

 

少なくとも、サポーターの心に訴える何かがありました。

 

 

「もう一度ここへ来よう」

 

そう思いました。

 

もちろん、J1という舞台で。

 

 

さあ、いよいよホーム最終戦。

 

プレーオフのことは今は考えていません。

 

今季、アイスタで試合をするのは最後にしましょう。

 

SS指定席とAゾーンは完売。

 

開幕戦の15,453人を上回ることはできるでしょうか。

 

自分は参戦できませんが、今季最強の念を送って勝利を祈りたいと思います。

 

現地組のみなさん、よろしくお願いします。

 

 

J1ガンバ大阪に挑む』(エスパルスキー 2016/11/8)

 

向かい風、追い風 〜 J2第40節 讃岐戦@ピカスタ 後記』(エスパルスキー 2016/11/7)

 

理想の展開と予想外の展開 〜 J2第38節 群馬戦@正田スタ 後記』(エスパルスキー 2016/10/31)


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関連:清水エスパルス、ガンバ大阪、市立吹田サッカースタジアム

at 22:46, macotobatten, 試合 参戦後記

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