J2クラブとしての天皇杯

JUGEMテーマ:清水エスパルス

 

リーグ戦はここで一旦の中断となり、今週末からは天皇杯がスタートします。

 

8月27日(土)19:00 KICK OFF vs関西大学@アイスタ

 

1回戦の相手は大阪代表の関西大学。

 

現在は、関西学生リーグ1部で12チーム中6位とのこと。

 

天皇杯への出場は2013年以来のようです。

 

少し調べてみると、創部は1921年と歴史があり、1949年に開催された第29回天皇杯では準優勝を果たしています。

 

(当時の参加チームは6チームだったようですが…)

 

 

2015年

 2回戦 vs 藤枝MYFC ●2-4

 

2014年

 2回戦 vs びわこ成蹊スポーツ大学 ○5-0

 3回戦 vs コンサドーレ札幌 ○2-1

 4回戦 vs FC東京 ○2-1

 準々決勝 vs 名古屋グランパス ○2-2(PK5-3)

 準決勝 vs G大阪 ●2-5

 

2013年

 2回戦 vs 藤枝MYFC ○2-0

 3回戦 vs ツエーゲン金沢 ○3-2

 4回戦 vs ベガルタ仙台 ●1-2

 

2012年

 2回戦 vs アルテリーヴォ和歌山 ○5-0

 3回戦 vs 東京ヴェルディ ○1-0

 4回戦 vs セレッソ大阪 ●0-4

 

2011年

 2回戦 vs FC岐阜SECOND ○2-0

 3回戦 ガイナーレ鳥取 ○5-0

 4回戦 ジェフユナイテッド千葉 ○2-0

 準々決勝 セレッソ大阪 ●2-2(PK5-6)

 

2010年

 2回戦 vs HondaFC ○2-0

 3回戦 vs 水戸ホーリーホック ○4-1

 4回戦 vs 横浜F・マリノス ○3-0

 準々決勝 vs モンテディオ山形 ○1-1(PK5-4)

 準決勝 vs ガンバ大阪 ○3-0

 決勝 vs 鹿島アントラーズ ●1-2

 

 

このブログを始めてからの戦績を振り返ってみると、様々な記憶が蘇ります。

 

一番はやはり2010年の天皇杯決勝戦。

 

健太体制最後となった試合です。

 

あの試合の虚しさは、今でも忘れることができません。

 

 

昨年はあまりにもあっさりと終わってしまった天皇杯。

 

一昨年も、準決勝まで進みながらも、J1残留を優先してメンバーの大幅な入れ替えをした結果、G大阪に敗れました。

 

 

今季は、クラブとして初めてJ2クラブとしての天皇杯での戦いが待っています。

 

1回戦からの参加です。

 

小林監督は、ここで出場機会のなかった選手を起用することを示唆しています。

 

しかし、その上でも勝利しか許されない戦いということになります。

 

J1復帰をめざす以上、この天皇杯でもそれに相応しい戦いを見せる必要があります。

 

 

この1回戦を勝ち抜けば、2回戦では同じJ2の水戸と対戦することになるでしょうか。

 

そして、3回戦ではJ1の甲府との富士山ダービーとなる可能性が高いでしょう。

 

J1では残留争いの渦中にいる甲府。

 

この甲府との戦いに勝利するところまでは最低限のラインとしたいところです。

 

 

J2クラブとしての天皇杯。

 

かつて2011年には、当時J2同士だったF東京と京都が決勝で対戦したという過去もありました。

 

今の清水がJ2クラブという立場でどこまで戦えるのか。

 

チャレンジャーとして楽しみたいと思います。

 

 

天皇杯決勝に想う』(2016/1/2)

 

闘争心なき敗戦 〜 天皇杯2回戦 藤枝戦@アイスタ 後記』(2015/9/9)

 

天皇杯の風景(7/12) 〜 びわこ成蹊スポーツ大学と』(2014/7/13)

 

「勝つ」ということ 〜 天皇杯2回戦 藤枝戦@アイスタ 参戦後記』(2013/9/8)

 

いくつかの感情 〜 天皇杯4回戦 C大阪戦@長居 後記』(2012/12/15)

 

天皇杯2回戦 岐阜SE戦@アウスタ 後記 【J特】』(2011/10/8)

 

天皇杯決勝 鹿島戦@国立 参戦後記 【J特】』(2011/1/2)

 

 

若い力 〜 J2第30節 横浜FC戦@ニッパツ 参戦後記』(エスパルスキー 2016/8/25)

 

成熟度 〜 J2第29節 山口戦@アイスタ 参戦後記』(エスパルスキー 2016/8/15)

 

それぞれの役割 〜 J2第28節 長崎戦@アイスタ 参戦後記』(エスパルスキー 2016/8/12)


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若い力 〜 J2第30節 横浜FC戦@ニッパツ 参戦後記

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2016/8/21(日)18:03 KICK OFF

横浜FC 0-2 清水エスパルス(前半0-0)

【入場者数】
6,302人

【得点】
47分 金子 翔太(清水)

53分 白崎 凌兵(清水)

【出場選手】《清水のみ》
GK 植草 裕樹
DF 六平 光成
DF ビョン ジュンボン
DF 角田 誠
DF 松原 后

    (→68分 DF キム ボムヨン)
MF 河井 陽介
MF 竹内 涼
MF 枝村 匠馬
    (→77分 MF 村田 和哉)
MF 白崎 凌兵
MF 金子 翔太
    (→62分 FW 北川 航也)
FW 鄭 大世


【警告・退場】

64分警告 田所 諒(横浜FC)【反スポーツ的行為】


【主審】
上村 篤史

==========

30試合消化
※3試合未消化:熊本
※1試合未消化:札幌、横浜FC、長崎、愛媛、水戸
5位 勝ち点51
14勝9分7敗 57得点 29失点 得失点差+28

 

63 札幌(+27)

 

 

 

 

 

57 松本(+18)

 

 

54 C大阪(+12) 

53 岡山(+13)

 

51 清水(+28) 京都(+12) 

 

 

 

 

 

 

44 山口(-1) 

 

42 町田(+5) 

 

40 千葉(+2) 横浜FC(-1) 

 

38 長崎(-3)

37 徳島(-2) 

36 愛媛(-4) 

35 水戸(+1) 

 

33 群馬(-7) 熊本(-12) 

32 東京V(-13) 

31 山形(-7) 

30 讃岐(-12) 
 

28 岐阜(-19)
27 北九州(-16) 

 

25 金沢(-21) 

==========

 

この日、ニッパツ球技場に集まった6,302人の観客のうち、およそ半分が清水サポーターであったと思われます。

 

スポーツ紙でも「3千人の清水サポーター」という表記があったし、現地もちょうどスタジアムの半分がオレンジに染まっていました。

 

DSCN0169.JPG

 

個人的にはあまりいいイメージがないニッパツ球技場。

 

2年前にも、横浜FMを相手に苦汁を舐めさせられました。

 

横浜FCは、これまで7戦負けなし。

 

しかも、その中で岡山、C大阪、札幌を撃破し、この節では清水をも、という雰囲気の中での試合でした。

 

 

清水にとって救われたのは、横浜FCが前線のイバと大久保をターゲットにしたシンプルな攻撃しかしてこなかったこと。

 

前節で山口に好きなようにやられたばかりだったので、同じように引っかき回されたくないところでした。

 

イバと大久保には、角田とジュンボンがしっかり対応していたし、セカンドボールへの反応も早かったように思います。

 

また、久しぶりに右SBに入った六平も、丁寧なプレーの中で積極的な攻撃参加も見せてくれました。

 

この試合のように、SBがクロス以外に中に切れ込むような選択肢をもっていると、攻撃のバリエーションが増えると感じました。

 

DSCN0167.JPG

 

 

そして、何よりもこの試合の注目は金子でした。

 

第24節の東京V戦以来の先発出場。

 

ここ3試合はベンチからも外れていたということで、この試合には期するものがあっただろうと思います。

 

テセとのコンビが非常に良かったように感じました。

 

テセが中央に構える一方で、金子が衛星のように走り回りながら相手へプレッシャーをかけていく。

 

とにかくしつこく、そして速く。

 

前半だけでも3回ほど、そういった形で大きなチャンスがありました。

 

後半開始直後の先制のシーンも、テセと金子の役割とストロングポイントが明確に出た場面でした。

 

小林監督は金子起用の理由として、前線からの守備とバイタルの活用を挙げていましたので、ほぼ狙い通りであったと思います。

 

 

中継で解説が何度も言及していたのが松原のプレー。

 

この日は前半から何度も左SBを駆け上がり、クロスを連発していました。

 

なかなか中央に合うクロスが上げられなかった前半終了後、テセから何やら激しく言われていた松原の姿がありました。

 

おそらく、クロスの上げ方についてなのだろうと思いました。

 

そうして迎えた後半、相手DFを絶妙なタイミングで振り切って上げたクロスは見事に白崎に合いました。

 

松原らしい、スピードある美しい弾道でした。

 

交代シーンは足を痛そうにしていたので心配しましたが、どうやら攣っただけのようで安心しました。

 

蒸し暑いコンディションの中、左サイドを走り抜いた松原のプレーが、この試合の勝利を大きく引き寄せたと言っていいと思います。

 

DSCN0193.JPG

 

 

金子翔太、21歳。

 

松原后、19歳。

 

そして、この試合では大きな見せ場はありませんでしたが、20歳の北川航也。

 

彼らのような若い世代の活躍が、今の清水を活気づけています。

 

 

ほんの少し前、同じように若い力に期待がかけられた時期がありました。

 

しかし、その時にはチームは大きなバランスを崩し、多くの選手たちの自信を奪う結果となってしまいました。

 

その要因は、ベテラン層と中堅層の存在が十分でなかったこと。

 

そして、適切な競争が働かなかったことではないかと思っています。

 

今の清水は、あの当時に比べればおおきく前進しています。

 

厳しい競争の中で、確かな結果を残していかなければ、チームで生き残ることはできません。

 

そこで勝ち抜いてきた若い選手たちが、他の選手たちに良い刺激を与えています。

 

DSCN0203.JPG

 

 

これでリーグ戦は少しの中断となります。

 

開幕からこれまでの長い戦いの中で、初めての休息。

 

しかし、競争の中にある選手たちにとっては、ここで組まれている天皇杯が重要となります。

 

何人かのけが人も、もうすぐ戻ってくるでしょう。

 

ここからさらにチームの底上げといきたいものです。

 

 

もっている男 〜 J2第18節 横浜FC戦@アイスタ 参戦後記』(エスパルスキー 2016/6/12)

 

三ツ沢の風景(9/21) 〜 人魚と波と』(2013/9/23)

 

 

成熟度 〜 J2第29節 山口戦@アイスタ 参戦後記』(エスパルスキー 2016/8/15)

 

それぞれの役割 〜 J2第28節 長崎戦@アイスタ 参戦後記』(エスパルスキー 2016/8/12)

 

シナリオを書き換えろ 〜 J2第26節 札幌戦@札幌ド 後記』(エスパルスキー 2016/8/9)


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関連:清水エスパルス、横浜FC、ニッパツ三ツ沢球技場

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成熟度 〜 J2第29節 山口戦@アイスタ 参戦後記

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2016/8/14(日)18:04 KICK OFF

清水エスパルス 2-2 レノファ山口FC(前半1-1)

【入場者数】
12,729人

【得点】
08分 鄭 大世(清水)

26分 島屋 八徳(山口)

47分 鄭 大世(清水)

78分 庄司 悦大(山口)

【出場選手】《清水のみ》
GK 植草 裕樹
DF キム ボムヨン
DF ビョン ジュンボン
DF 角田 誠
DF 松原 后
MF 河井 陽介

    (→84分 MF 六平 光成)
MF 竹内 涼
MF 枝村 匠馬
    (→68分 FW 長谷川 悠)
MF 白崎 凌兵
MF 北川 航也
    (→63分 MF 村田 和哉)
FW 鄭 大世


【警告・退場】

86分警告 鄭 大世(清水)【遅延行為】


【主審】
池内 明彦

==========

29試合消化
※3試合未消化:熊本
※1試合未消化:札幌、横浜FC、長崎、愛媛、水戸
6位 勝ち点48
13勝9分7敗 55得点 29失点 得失点差+26

 

62 札幌(+27)

 

 

 

 

 

56 松本(+18)

 

 

53 岡山(+15)

 

51 C大阪(+10) 

50 京都(+12) 

 

48 清水(+26) 

 

 

 

 

43 山口(-1) 

 

41 町田(+5) 

40 横浜FC(+1) 

 

 

37 千葉(0) 長崎(-3)

 

35 愛媛(-4) 

34 徳島(-4) 

33 熊本(-7) 

32 水戸(0) 東京V(-11) 群馬(-7) 

 

30 山形(-7) 讃岐(-11) 


 

27 岐阜(-19)


25 金沢(-19) 
24 北九州(-21) 

==========

 

DSCN0141.JPG

 

いわゆる「自分たちの時間」というものが非常に少なかった、そんな試合でした。

 

これまでは、相手が引いて守ってきたり、そうでなくともある程度自分たちがボールを保持しながら試合をすすめることができたり…といった試合がほとんどでした。

 

もしかしたら、この試合ほど自分たちの思うようにボールを保持できなかった試合は今までなかったと言っていいのかもしれません。

 

J2の空気にすっかり飲み込まれてしまっていた中で、少しだけ昨季までのJ1での戦いの記憶を思い出させてくれた試合になりました。

 

 

その試合の相手は、今季からJ2に参戦している山口。

 

その言葉だけを切り取れば、本来であれば圧勝しなければならない相手ということになります。

 

しかし、昨季のJ3で36試合を戦って96得点を挙げた攻撃力は本物であるということを、この試合で見せてくれました。

 

その順位も、プレーオフ圏内をうかがう位置にあり、清水のすぐ下。

 

残念なことではありますが、その順位が現在の実力相応のものであるということを、この試合が証明することになりました。

 

いや、実際には清水の方が劣勢であり、お世辞にも「勝てた試合」とは言えないわけで、相応とは言い難いのかも知れません。

 

 

高い位置でボールを奪い、速攻から得点。

 

この日、第14節の東京V戦以来の先発出場となった航也の折り返しをテセがゴール。

 

この形が決まった時、山口のスタイルは清水にとって相性がいいのかも知れないと思いました。

 

システムもほぼ同じ形。

 

個の力の差が出やすいし、今の清水にとってはサイドにスペースがある形はやりやすいだろうと。

 

この先制点が、見事にそれを体現していると感じました。

 

 

同点で迎えた後半の開始早々に挙げた2得点目も形は違えど、高い位置から相手のボールを奪っての速攻という点では、パターンとして同じものでした。

 

相手の弱点を突いたこの2得点があれば、この試合は勝利できたはずでした。

 

 

しかし、それ以上に山口の攻撃が見事であったし、清水の方は後手後手にならざるを得ませんでした。

 

変則的な動きをする庄司に対して、誰がマークに付くのかが曖昧で、自由にボールを触らせてしまいました。

 

清水の選手たちは、山口の速いパス回しについていけず。

 

2失点目のきっかけとなった河井のハンドの場面も、村田とボムヨンの2人が山口の攻撃に対応し切れなかった結果です。

 

 

決定的に違ったのは、チームとしての成熟度。

 

今の清水も昨季に比べれば雲泥の差がありますが、それでもまだまだ再構築の道半ば。

 

一方の山口は、J3時代から一貫してきたスタイルで今季も戦い、結果を残しています。

 

その自信が、迷いのないプレーを生み出し、そのスピードに清水の選手はついていくことができませんでした。

 

 

この試合で個人的に期待していたのが航也でした。

 

おそらく、多くのサポーターも注目していただろうと思います。

 

結果的にみれば、前線からの守備における石毛の運動量との差が出たように思います。

 

途中出場で結果を残してきた航也ですが、先発となれば役割も増えます。

 

その壁は、村田でさえも未だに乗り越えてはいないわけで、簡単なものではありません。

 

航也の先発起用を采配ミスだとする声もありますが、自分としては通るべき道の一つであると思っています。

 

攻撃においては2得点に絡んでいるわけで、及第点はつけることができると思います。

 

ただ、Twitterで本人が投稿していたように、航也自身は納得していないでしょう。

 

一歩ずつ前へ進み、成長していけばいいと思います。

 

 

試合結果としては、ドローを受け入れるしかありません。

 

内容からすれば、負けていても不思議ではないものでした。

 

試合終了間際の長谷川のシュートが決まっていれば…とは思いますが、それ以上に相手の方にチャンスがあった印象があります。

 

山口のサッカーの成熟度を評したいと思います。

 

 

と同時に、今の清水がもっともっと成熟度を上げていかねばならないということを突きつけられた試合でもありました。

 

山口のGKは、今季初出場でした。

 

今季だけではなく、昨季も1試合も出場しておらず、この試合がプロとしてのデビュー戦だったようです。

 

長谷川のシュートを弾いたセービングは見事でしたが、経験の浅いGKを相手に勝ち点3を得ることができなかったことは真摯に受け止めなければなりません。

 

 

これで順位は再び6位に。

 

現時点での順位に一喜一憂する必要はありませんが、残り試合が少なくなっていく中、その意味は確実に大きくなっていきます。

 

ここからもう一段階のレベルアップが必要です。

 

DSCN0164.JPG

 

 

見えつつある方程式 〜 J2第20節 山口戦@維新公園 後記』(エスパルスキー 2016/6/26)

 

 

それぞれの役割 〜 J2第28節 長崎戦@アイスタ 参戦後記』(エスパルスキー 2016/8/12)

 

シナリオを書き換えろ 〜 J2第26節 札幌戦@札幌ド 後記』(エスパルスキー 2016/8/9)

 

1-0からの分岐点 〜 J2第26節 岐阜戦@アイスタ 参戦後記』(エスパルスキー 2016/8/1)


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それぞれの役割 〜 J2第28節 長崎戦@アイスタ 参戦後記

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2016/8/11(木)18:04 KICK OFF

清水エスパルス 2-0 V・ファーレン長崎(前半0-0)

【入場者数】
10,356人

【得点】
64分 北川 航也(清水)

79分 鄭 大世(清水)

【出場選手】《清水のみ》
GK 植草 裕樹
DF キム ボムヨン
DF ビョン ジュンボン
DF 角田 誠
DF 松原 后
MF 河井 陽介
MF 六平 光成
MF 枝村 匠馬
    (→76分 MF 村田 和哉)
MF 白崎 凌兵
MF 石毛 秀樹
    (→59分 FW 北川 航也)
FW 鄭 大世

    (→87分 FW 長谷川 悠)


【警告・退場】

【主審】
前田 拓哉

==========

28試合消化
※3試合未消化:熊本
※1試合未消化:札幌、横浜FC、長崎、愛媛、水戸
5位 勝ち点47
13勝8分7敗 53得点 27失点 得失点差+26

 

59 札幌(+25)

 

 

 

 

 

53 松本(+17)

 

51 C大阪(+11) 

50 岡山(+13)

 

 

47 清水(+26) 京都(+11) 

 

 

 

 

42 山口(-1) 

41 町田(+6) 

 

 

 

37 千葉(+3) 横浜FC(-1) 

36 長崎(-3)

 

34 愛媛(-4) 

33 徳島(-4) 

32 水戸(+1) 東京V(-9) 
 

30 山形(-5) 讃岐(-9) 熊本(-10) 

29 群馬(-8) 

 

26 岐阜(-19)


24 金沢(-19) 
23 北九州(-21) 

==========

 

前半を0-0で折り返した試合の印象が、これまであまりよくありませんでした。

 

第1節 愛媛戦H △0-0

第3節 松本戦H △0-0

第6節 熊本戦A ○1-0

第7節 C大阪戦H ●0-2

第11節 京都戦A ●1-2

第13節 徳島戦H ●0-1

第16節 水戸戦A △0-0

第21節 岡山戦A △2-2

第24節 東京V戦H ●0-1

 

調べてみると、前半を0-0で折り返した試合は前節までに9試合。

 

その結果は、1勝4分4敗。

 

試合終盤に攻撃力を発揮している清水とはいえ、それはあくまで前半に先制点を挙げ、試合の主導権を握った場合の話。

 

そういった意味では、前半に先制点を挙げられるかどうかが、今の清水にとっては重要なポイントでした。

 

 

 

この試合、前半に清水が放ったシュートはなし。

 

長崎の方も、CKから直接ゴールを狙った1本のみ。

 

この1本が危ういシーンではありましたが、シュートらしいシュートは両者ともになかったといっていいと思います。

 

 

後半戦に入って好調の長崎。

 

これまでの6試合で5勝を挙げ、後半戦の成績のみで見れば首位の札幌を上回る勢いを見せていました。

 

昨季の強固な守備が復活し、安定した試合運びで勝利を積み上げてきました。

 

 

この試合でも、ラインは高めで非常にコンパクトな守備を見せました。

 

清水の方は両ボランチを起点として前線にパスを出そうとしましたが、長崎の選手たちはバランスのとれた距離感のもとでしっかりとパスコースを塞ぎ、なかなか思うようにさせてもらえませんでした。

 

ボールへの反応も非常に早かったと感じました。

 

 

冒頭に書いたようなこともあり、後半も苦しい試合展開になる覚悟をしました。

 

 

その状況を打開してくれたのは、途中出場から先制点を挙げた航也でした。

 

今季7得点目。

 

正直なところ、今季にここまで数字を伸ばすとは思っていませんでした。

 

出場機会はあるとはいえ、チームの大きな役割を担うようになるのはもう少し先になってからだろうと。

 

しかし、今はどうでしょうか。

 

7得点のすべてが、途中出場からの得点です。

 

「今の自分の役割はスタートで出ていた選手を楽にさせること。

チームが勝つことを優先に考えると、それは点を取ることしかないと思っている」

 

途中出場という今の立場に徹し、その中でしっかりと点を取る。

 

今、前面に立って清水の攻撃を支えているのはテセであると思いますが、しっかりとその下支えをしているのは航也でしょう。

 

 

「こういう苦しい試合でも、航也が入ってきて点まで取ってくれたのはチームとしても本当にありがたい。

今年は、ほとんどの試合で航也と和哉が途中から入ってきて、流れを変えてくれている。

それで勝ち星を拾う試合が多いので、二人の貢献度は相当高いと思う」

 

テセも、航也のプレーについて高い評価をしています。

 

 

今のチームにとって、ベンチにいるメンバーは単なる交代要員ではありません。

 

先発の選手が疲れた時や負傷した時の代わりではありません。

 

航也にしても、村田にしても、そして新加入の長谷川にしても、チームにとって大きなアクセントであり、試合終盤の大きな武器となっています。

 

75分以降のゴール数が抜きん出ているのは、交代選手の力が大きいでしょう。

 

かつて、チームの中でのそういった存在は村田1人でした。

 

今は、攻撃陣を中心に数多くのそういった選手がいます。

 

それぞれが、役割をもったベンチメンバーとなっています。

 

 

連携に不安のあったボムヨンですが、札幌戦のあたりからは非常にいいプレーが目立ってきています。

 

周囲との息も合ってきましたし、個人としても果敢なドリブルやスピードあるクロスでアピールできるようになってきました。

 

 

また、加入して2週間で出場機会が回ってきた植草も、大きな声とジェスチャーによるコーチングで存在感を見せました。

 

幸いなことに、この試合では大きな見せ場はなかったわけですが、定評のあるキック精度は確かであると思いました。

 

得点後にチームメイトが喜ぶ中で、1人センターサークルに入って相手の早いリスタートを防ぐといった冷静なプレーもあったようです。

 

「しっかりゼロに抑えて勝利に貢献できるように、強い気持ちを持って頑張ろうと思った」

 

彼もまた、このタイミングでチームに加入した意味と自身の役割を理解し、この試合で体現した選手の一人でした。

 

前節のようなことがあった後での出場。

 

この試合を完封で勝利したことの意味は大きいと思います。

 

 

ここまで怪我人がいなければ、もう少し勝ち点を重ねることができていただろうと思っています。

 

今の怪我人の状況は、異常というしかありません。

 

でも、この状況だからこそ今のチームがあるわけで、今ピッチに立っている選手たちには、今の状況を乗り切りつつもレベルアップをしていくという大きな役割があります。

 

一人一人がその役割を果たしていけば、きっとチームは上昇していくでしょう。

 

 

 

今節のように、上位陣も星を落とすことがあります。

 

今のチームにできることは、一つ一つの試合をしっかり勝利することのみ。

 

3位のC大阪まで、勝ち点差4。

 

2位の松本までも、勝ち点差6。

 

じわりじわりと差が詰まってきました。

 

得失点差では大きなアドバンテージがあります。

 

 

幸いなことに、このタイミングでホームでの連戦となります。

 

ここからもう一度、上昇あるのみ。

 

山口戦、勝ちましょう。

 

 

格の違い 〜 J2第2節 長崎戦@長崎県立 後記』(エスパルスキー 2016/3/6)

 

 

シナリオを書き換えろ 〜 J2第26節 札幌戦@札幌ド 後記』(エスパルスキー 2016/8/9)

 

1-0からの分岐点 〜 J2第26節 岐阜戦@アイスタ 参戦後記』(エスパルスキー 2016/8/1)

 

起死回生 〜 J2第25節 千葉戦@フクアリ 後記』(エスパルスキー 2016/7/25)


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シナリオを書き換えろ 〜 J2第27節 札幌戦@札幌ド 後記

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2016/8/7(日)14:03 KICK OFF

北海道コンサドーレ札幌 3-2 清水エスパルス(前半2-0)

【入場者数】
17,576人

【得点】
05分 内村 圭宏(札幌)

28分 ヘイス(札幌)

75分 北川 航也(清水)

84分 鄭 大世(清水)

90+4分 都倉 賢(札幌)

【出場選手】《清水のみ》
GK 杉山 力裕
DF キム ボムヨン
DF ビョン ジュンボン
DF 角田 誠
DF 松原 后
MF 河井 陽介
MF 竹内 涼

    (→79分 FW 長谷川 悠)
MF 枝村 匠馬
    (→69分 MF 村田 和哉)
MF 白崎 凌兵
MF 石毛 秀樹
    (→60分 FW 北川 航也)
FW 鄭 大世


【警告・退場】

66分警告 石井 謙伍(札幌)【ラフプレー】

【主審】
今村 義朗

==========

27試合消化
※3試合未消化:熊本
※1試合未消化:札幌、長崎、横浜FC、愛媛、水戸
6位 勝ち点44
12勝8分7敗 51得点 27失点 得失点差+24

 

59 札幌(+26)

 

 

 

 

 

 

52 松本(+17)

 

 

49 岡山(+13) 

48 C大阪(+9) 

 

46 京都(+11) 

 

44 清水(+24) 

 

42 山口(+1) 

 

40 町田(+6) 

 

 

 

36 長崎(-1)

 

34 千葉(+1) 横浜FC(-2) 

33 愛媛(-4) 

32 徳島(-4) 
31 水戸(+1) 

30 讃岐(-7) 

29 山形(-5) 熊本(-10) 東京V(-12) 

 

26 群馬(-10) 

25 岐阜(-19)
24 金沢(-16) 
23 北九州(-19) 

==========

 

札幌は昨季からドームで17戦負けなし中。

 

今季先制した試合は17試合で16勝1分。

 

一方の清水は、75分以降の得点が際立って高い。(全49得点中15得点)

 

3連勝中の札幌と、2連勝中の清水。

 

得点数1位(49得点)の清水と、得点数2位(41得点)の札幌。

 

失点数1位(16失点)の札幌と、失点数3位(24失点)の清水。

 

かつてのチームメイト同士だったテセと都倉は、互いにチームの9番を背負う。

 

そして、ともに前節にゴールを挙げ、J2得点ランクの首位を争う。

 

 

話題には事欠かない試合でした。

 

試合の行方は、その話題がまるで予言であったかのような結果となり、残念ながら清水は勝ち点を得ることができませんでした。

 

 

先制点が一つのカギでした。

 

先制点を挙げた試合で圧倒的な強さを見せる札幌。

 

まずは清水が先制し、主導権を握らなければなりませんでした。

 

その第1のミッションは、試合開始5分で朽ちることになります。

 

 

さらには、信じられないようなミスからの追加失点。

 

この試合の選手たちには、ボールの落下点の目測を見誤っていると思われるシーンが何度も見られました。

 

普段慣れていない屋根付きのスタジアムだからでしょうか。

 

そのミスが、最もやってはいけないシーンで出てしまいました。

 

1失点目も、2失点目も、中途半端なプレーによるもの。

 

この試合の行方を決めてしまう、絶望的なミスでした。

 

 

また、芝生が長いせいか、いわゆるボールをふかすシーンもまた目立ちました。

 

シュート22本の中で、チャンスは何度かありましたが、その多くがゴールのはるか上を飛んでいきました。

 

 

逆転できる雰囲気は、大いにあったと思います。

 

加入後初のベンチ入りとなった長谷川をピッチに送り込むと、ボランチを河井1人とし、前線に人数をかけました。

 

リーグ最少失点の札幌の守備に対し、3点目を奪う目前まではいくことができました。

 

 

しかし、それでも勝利を掴むことができなかったという現実を受け入れなければなりません。

 

3失点目も、一瞬の出来事でした。

 

ミスであった、ということも認めなければなりません。

 

前がかりに攻め続けた清水が見せた隙を、札幌は逃しませんでした。

 

その直前まで、何度かあった相手のカウンターを見事に弾いてきた清水でしたが、失点をするときはあんなにもあっけないものなのかと思いました。

 

ぽっかり空いた中央のスペースにロングボールを蹴り込んだ札幌。

 

対応に送れる清水の守備陣。

 

飛び出すも、直前でブレーキをかけた力裕。

 

この失点も、目測を誤った結果ということでしょうか。

 

 

ドームで圧倒的な強さを見せる札幌に勝ちたかった。

 

札幌の連勝を止め、今季初の3連勝を果たしたかった。

 

しかし、残念な形で先制を許し、相手の記録を伸ばすことになってしまいました。

 

スカパーの中継が提供した話題の通りに、75分以降に得点力を発揮した清水。

 

9番対決を制すべく、テセが見事な同点ゴール。

 

しかし、札幌という壁を打ち破ることはできませんでした。

 

 

これで、首位をひた走る札幌との勝ち点差は15に。

 

優勝は非常に厳しい状況になりました。

 

最後まで何があるかはわかりませんが、まずはプレーオフ圏内を確保しつつ、これまでと同様にただひたすらに勝ち点を積み上げていくしかありません。

 

 

この先にある戦いには、どんなシナリオが描かれているのでしょうか。

 

このまま沈んでいくのでしょうか。

 

それとも…。

 

 

どんな結末を迎えるのか。

 

それは、自分たち次第。

 

あらかじめ書かれたシナリオがあるのであれば、書き換えればいいだけのこと。

 

残り15試合。

 

まだまだ結末はわかりません。

 

今回のような敗戦の、その後の試合が大事。

 

 

0-2から追いついたその経験は、きっとこれからの戦いに勇気を与えてくれるはず。

 

ここからもう一度、這い上がっていきましょう。

 

 

「ブレずに、たくましく」 〜 J2第4節 札幌戦@アイスタ 後記』(エスパルスキー 2016/3/20)

 

 

1-0からの分岐点 〜 J2第26節 岐阜戦@アイスタ 参戦後記』(エスパルスキー 2016/8/1)

 

起死回生 〜 J2第25節 千葉戦@フクアリ 後記』(エスパルスキー 2016/7/25)

 

疲労と倦怠 〜 J2第24節 東京V戦@アイスタ 参戦後記』(エスパルスキー 2016/7/20)


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