起死回生 〜 J2第25節 千葉戦@フクアリ 後記

JUGEMテーマ:清水エスパルス

 

2016/7/24(日)18:03 KICK OFF

ジェフユナイテッド千葉 3-4 清水エスパルス(前半1-2)

【入場者数】
12,400人

【得点】
19分 鄭 大世(清水)

27分 川口 尚紀(清水)

37分 船山 貴之(千葉)

63分 船山 貴之(千葉)

84分 長澤 和輝(千葉)

90分 オウンゴール(清水)

90+4分 鄭 大世(清水)

【出場選手】《清水のみ》
GK 杉山 力裕
DF 川口 尚紀
DF 三浦 弦太
DF 角田 誠
DF 松原 后
MF 河井 陽介
MF 竹内 涼

    (→86分 DF キム ボムヨン)
MF 枝村 匠馬
    (→63分 FW 北川 航也)
MF 白崎 凌兵
MF 石毛 秀樹
    (→75分 MF 村田 和哉)
FW 鄭 大世


【警告・退場】

79分退場 川口 尚紀(清水)【著しく不正なプレー】

90+1分警告 オナイウ 阿道(千葉)【反スポーツ的行為】

【主審】
家本 政明

==========

25試合消化
※3試合未消化:熊本

※2試合未消化:札幌
※1試合未消化:長崎、愛媛、横浜FC、水戸、岐阜
6位 勝ち点41
11勝8分6敗 47得点 24失点 得失点差+23

 

50 札幌(+19) 松本(+17)

 

 

47 C大阪(+10) 

 


 

43 岡山(+10) 

42 京都(+9) 

41 清水(+23) 

40 町田(+8) 

39 山口(+1) 
 

 

 

 

 

33 千葉(+2) 

 

31 徳島(-3) 
30 長崎(-3)

29 山形(-2) 愛媛(-5) 熊本(-8) 
28 横浜FC(-4) 
27 水戸(-2) 

26 讃岐(-8) 東京V(-11) 


24 岐阜(-12)
23 群馬(-11) 金沢(-13) 
22 北九州(-17) 

==========

 

「諦めないとかメンタル的な強さを持っていて頼りになる選手」

 

試合が始まってすぐ、解説の水沼氏がテセのことをこう評していました。

 

この時点では、まさかこのような展開の試合になるとは誰も予想していなかったでしょう。

 

先制点もそうでしたが、この壮絶な試合に決着をつけたのは、テセを始めとする最後まで諦めない選手たちのプレーでした。

 

 

前半の早い時間帯に先制点を挙げ、間を空けずに追加点。

 

これまでの清水としては、勝利のパターンでした。

 

24試合を戦って3失点した試合は一度もなし。

 

2点差をつけた試合はすべて勝利していました。

 

これらの情報に加え、この日の千葉の守備を見ていれば、2試合ぶりの勝利は固いと思いました。

 

 

しかし、ミスから失点を許すと、試合のペースは一気に千葉へ。

 

その光景は、愛媛戦とも東京V戦とも重なりました。

 

運動量も低下。

 

ズルズルと後退し、相手にペナルティエリア内への侵入を許すシーンが増えていきました。

 

後半に入ってもその流れが変わらず、またもやミスからの失点。

 

川口の退場、そして逆転ゴール…。

 

 

過去2試合で負った傷口が、みるみる広がっていくような感覚でした。

 

試合開始30分過ぎまでは勝利のパターンであったはずが、80分を過ぎた頃には完全に負けパターンに陥っていました。

 

90分を迎えようとする頃には、中継もこの試合のまとめに入ろうかという雰囲気を漂わせていました。

 

 

そこからの逆転劇。

 

これほどの劇的な勝利が、果たして今季あったでしょうか。

 

昨季一年間を振り返っても、思い当たる試合はありません。

 

 

「このスタジアムの雰囲気がすごく良かったので、最初から最後まで走れる気がした」

 

決勝ゴールを決めたテセは、試合後にこう話しました。

 

例え夏場の3連戦であっても、疲労困憊であっても、強靭なメンタルによって、今日のようなプレーができることを示してくれました。

 

東京V戦後、ものすごい勢いでペットボトルを叩きつけ、その悔しさを表していました。

 

フクアリに駆け付けた多くの清水サポーターと、選手たちの悔しさが、今日の勝利を引き寄せたのだと思います。

 

 

当然、課題のある試合でした。

 

本来であれば、2点のリードをしっかりと守りながら、追加点のチャンスをうかがい、完封のまま試合を終わらせるべきでした。

 

決定的なチャンスを外した選手。

 

致命的なミスをした選手。

 

チームを窮地に立たせた選手。

 

いろいろなことがあった試合でしたが、それは次の試合までに改善・対策すればいいこと。

 

この試合の勝利は、それらを加味しても余りあるくらいに価値あるものだと思います。

 

沈みかけていたチームに再び浮上力を与えるには、今日のような劇的な勝利は最も効果的。

 

この試合で味わった勝利の味を噛み締めながら、次の岐阜戦への活力にしてほしいものです。

 

 

上手くいく時も、上手くいかない時もある。

 

活躍する選手もいれば、なかなかそうはいかない選手もいる。

 

勝てる試合もあれば、負ける試合もある。

 

試合終了直前に歓喜のゴールに出会うこともあれば、その逆もある。

 

そのすべてが、サッカー。

 

今日は、この素晴らしいドラマを思い出しながら、床に就きたいと思います。

 

 

現地組のみなさん、お疲れさまでした。

 

そして、素敵な瞬間に立ち会えたこと、おめでとうございます。

 

羨ましさを感じながらも、おかげでこの先の戦いも楽しみに待つことができそうです。

 

プレーオフ圏にしがみついている状態ではありますが、まだまだJリーグを楽しみたいと思います。

 

 

再会 〜 J2第19節 千葉戦@アイスタ 参戦後記』(エスパルスキー 2016/6/20)

 

 

疲労と倦怠 〜 J2第24節 東京V戦@アイスタ 参戦後記』(エスパルスキー 2016/7/20)

 

松山の風景(7/16) 〜 オレンジ愛とみかん愛』(エスパルスキー 2016/7/19)

 

想定内と想定外 〜 J2第23節 愛媛戦@ニンスタ 参戦後記』(エスパルスキー 2016/7/18)


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疲労と倦怠 〜 J2第24節 東京V戦@アイスタ 参戦後記

JUGEMテーマ:清水エスパルス

 

2016/7/20(水)19:04 KICK OFF

清水エスパルス 0-1 東京ヴェルディ(前半0-0)

【入場者数】
7,083人

【得点】
71分 高木 善朗(東京V)

【出場選手】《清水のみ》
GK 杉山 力裕
DF 川口 尚紀
DF 三浦 弦太
DF 犬飼 智也
DF キム ボムヨン
MF 河井 陽介
MF 六平 光成

    (→80分 MF 石毛 秀樹)
MF 枝村 匠馬
    (→61分 MF 村田 和哉)
MF 白崎 凌兵
MF 金子 翔太
    (→56分 FW 北川 航也)
FW 鄭 大世


【警告・退場】

64分警告 川口 尚紀(清水)【反スポーツ的行為】

69分警告 高木 善朗(東京V)【ラフプレー】

【主審】
清水 修平

==========

24試合消化
※3試合未消化:熊本
※1試合未消化:札幌、愛媛、長崎、水戸、横浜FC
7位 勝ち点38
10勝8分6敗 43得点 21失点 得失点差+22

 

50 札幌(+19) 

 

 

47 松本(+16) C大阪(+11) 

 


 

 

 

41 京都(+9) 

40 岡山(+9) 

39 町田(+8) 

38 清水(+22) 山口(+1) 
 

 

 

 

33 千葉(+3) 

 


30 長崎(-2)

29 山形(-1) 愛媛(-3) 
28 徳島(-5) 熊本(-8) 
27 横浜FC(-4) 

26 水戸(-2) 東京V(-10) 


24 岐阜(-12)
23 讃岐(-9) 
22 金沢(-13) 
21 北九州(-17) 
20 群馬(-12) 

==========

 

試合終了間際に同点に追いつかれた前節の愛媛戦。

 

まるで、その試合の続きを見ているかのようでした。

 

 

あの試合で受けたメンタル的なショック。

 

そして、中3日、長距離遠征によるフィジカル的な疲労。

 

それらを引きずったままこの試合を迎えてしまったかのように見えました。

 

 

気温は26.7℃とそれほど高くはありませんでしたが、選手たちにとってはかなりの厳しいコンディションであっただろうと思います。

 

試合が中断するたびに両チームの選手たちが一斉に給水に向かっていました。

 

そんな中で、試合序盤から動きが重かったのは清水の方に見えました。

 

ボールに対する反応が、これまでに比べて何となく遅い。

 

ポンと蹴ってあっさり取られる、というようなパスが目立ちました。

 

体は重く、プレーは軽い。

 

前半に何度かあった決定機も、シュートは枠を捕えることができませんでした。

 

 

 

紙一重のプレーで試合の結果が左右される。

 

それがサッカーです。

 

そして、同じようにほんの少しのきっかけでチームの好不調の波も大きく変化します。

 

「9戦負けなし」

 

「絶好調」

 

いずれのフレーズも、ここで終了となります。

 

注目しなければならないのは、前回の東京V戦からの10試合で、首位札幌との勝ち点差が10から12に開いているということです。

 

松本、C大阪との差も開いています。

 

「9戦負けなし」であっても、「絶好調」と言われようとも、ここ2試合のような結果が続けば、上位をうかがうことはできません。

 

再びプレーオフ圏からも外れてしまいました。

 

 

 

この倦怠感の原因は何なのか。

 

単に疲労によるものなのであれば、次の千葉戦に向けてしっかりとコンディションを整えてほしいと思います。

 

それ以外の要因があるのであれば、早急に手を打つ必要があります。

 

小林監督や選手たちに託すしかありません。

 

 

相手が3バックの時に苦戦している印象があります。

 

相手の素早いドリブルに対応できずに失点を許してしまうシーンが多い印象があります。

 

やはりセットプレーにおける攻守が課題のような気がします。

 

 

このまま夏バテに陥ることは避けたいものです。

 

愛媛、東京V、千葉、岐阜、札幌…。

 

前半戦で勝てなかった相手が続きます。

 

早くも夏の試練を迎えているのかもしれません。

 

 

違和感 〜 J2第14節 東京V戦@味スタ 後記』(エスパルスキー 2016/5/23)

 

 

松山の風景(7/16) 〜 オレンジ愛とみかん愛』(エスパルスキー 2016/7/19)

 

想定内と想定外 〜 J2第23節 愛媛戦@ニンスタ 参戦後記』(エスパルスキー 2016/7/18)

 

3か月の重み 〜 J2第22節 熊本戦@アイスタ 後記』(エスパルスキー 2016/7/11)


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関連:清水エスパルス、東京ヴェルディ、IAIスタジアム日本平

at 22:53, macotobatten, 試合 参戦後記

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松山の風景(7/16) 〜 オレンジ愛とみかん愛

JUGEMテーマ:清水エスパルス

 

静岡市から陸路で700km弱。

 

三連休、しかも土曜日の夜ということで、アウェーサポーターには大変ありがたい日程のおかげで愛媛県松山市まで駆けつけることができました。
 

 

DSCN9829.JPG

 

愛媛FCのホームスタジアム、ニンジニアスタジアム。

 

ニンジニアとは、伊予市に本拠を置くオフィス用品などの通信販売を行う会社のようです。

 

ニンスタと聞くと、忍者が出てきそうですが、忍者はいませんでした。


DSCN9799.JPG

 

スタジアムの周囲は長閑な風景。

 

動物園と隣接しているという珍しい立地でした。
 


DSCN9798.JPG

 

自動販売機がチームカラーなのは今やどこのホームスタジアムでも基本仕様。

 

 

チームカラーをオレンジとしているクラブは清水と愛媛に限らずたくさんあるわけですが、その由来がみかんなのは清水と愛媛だけだろうと思います。

 

そのオレンジ愛の強さについては清水も愛媛に負けていないと思っていたのですが…。

 

愛媛のそれはハンパない、ということがだんだんとわかってきました。

 

もう、いたる所がオレンジで、みかんをモチーフにしたキャラクターも1つや2つではなく…。

 

DSCN9830.JPG

 

DSCN9833.JPG

 

DSCN9831.JPG

 

マスコット3体が柑橘系ということは知っていたのですが…

DSCN9802.JPG

 

この「みきゃん」というやつがなかなかの曲者で、観光地に行くたびに愛媛のオレンジ愛をアピールしてきました。

 

ニンジニアスタジアムの周辺はかなりきれいに整備されていましたが、来年に国体を控えているようです。

 

「愛顔」と書いて「えがお」。

 

なるほど。

 

さすがに「みかん国体」ではないようで。



DSCN9847.JPG

 

愛媛FCの選手バス。

 

インパクトのあるデザインは好きです。

 

しかし、3体のマスコットはいずれも口からよだれみかんジュースが垂れているんですね。

 

今治タオルで拭いてあげたいです。


DSCN9848.JPG

 

愛媛のバス待ち。

 

盛り上がっていました。


DSCN9864.JPG

 

100%みかんジュース。

 

甘いものから酸味のあるものまで、幅広くあるようです。


DSCN9862.JPG

 

鳥皮焼き、うまうまでした。


DSCN9855.JPG

 

どこに行ってもカレーを食べているような気がしますが…。

DSCN9837.JPG

 

じゃこ天とじゃこカツ、悩みましたがカツの方を選びました。


DSCN9826.JPG

 

愛媛のグッズブース。

 

しかし、その半数を占めていたのは…一平グッズ。


DSCN9834.JPG

 

本人(?)の方は常に周りに人が。

 

開幕戦は参戦できなかったので、初めて生で見ることができました。


DSCN9832.JPG

 

こちらも初めて。

 

小さくてビックリしました。

 

中にいるのは…?


DSCN9861.JPG

 

サイン会では、契約上の理由でこの日の試合に出場できない瀬沼が。

 

相変わらず丁寧な対応でした。


DSCN9869.JPG

 

スタジアム横の広場では、キックターゲットやバスケットゴールがあり、子どもたちが楽しんでいました。

 

ここに限らず、スタジアムの周りにも芝生が多く、いい雰囲気でした。

 

 

試合には引き分けました。

 

そして、みかん愛には残念ながら負けを認めざるを得ないと感じました。

 

ただ、どちらのサポーターも、自分のチームが好きで、選手が好きで、ということには変わりはないだろうと思います。

 

J2で戦うことになって、こうやって新たなスタジアムに足を運ぶたびに、自分の世界が広くなったような気がします。

 

「また来たい」と素直に言えないところが何とももどかしいのですが…。


 

ベースライン 〜 J2第1節 愛媛戦@アイスタ 後記』(エスパルスキー 2016/3/1)

 

J2開幕戦は「みかんダービー」』(エスパルスキー 2016/1/13)

 

 

想定内と想定外 〜 J2第23節 愛媛戦@ニンスタ 参戦後記』(エスパルスキー 2016/7/18)

 

3か月の重み 〜 J2第22節 熊本戦@アイスタ 後記』(エスパルスキー 2016/7/11)

 

サバイバルゲーム 〜 J2第21節 岡山戦@Cスタ 後記』(エスパルスキー 2016/7/3)


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at 22:04, macotobatten, スタジアムの風景

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想定内と想定外 〜 J2第23節 愛媛戦@ニンスタ 参戦後記

JUGEMテーマ:清水エスパルス

 

2016/7/16(土)19:04 KICK OFF

愛媛FC 2-2 清水エスパルス(前半1-1)

【入場者数】
4,897人

【得点】
10分 小島 秀仁(愛媛)
24分 オウンゴール(清水)

66分 鄭 大世(清水)

90+3分 林堂 眞(愛媛)

【出場選手】《清水のみ》
GK 杉山 力裕
DF 川口 尚紀
DF 角田 誠
DF 犬飼 智也
DF 松原 后

    (→90分 DF キム ボムヨン)
MF 河井 陽介
MF 竹内 涼
MF 枝村 匠馬
    (→85分 MF 六平 光成)
MF 白崎 凌兵
MF 金子 翔太
    (→64分 FW 北川 航也)
FW 鄭 大世


【警告・退場】

01分警告 竹内 涼(清水)【ラフプレー】

55分警告 金子 翔太(清水)【反スポーツ的行為】

57分警告 三原向平(愛媛)【ラフプレー】

【主審】
扇谷 健司

==========

23試合消化
※3試合未消化:熊本
※1試合未消化:札幌、愛媛、長崎、水戸、横浜FC
5位 勝ち点38
10勝8分5敗 43得点 20失点 得失点差+23

 

47 札幌(+18) 松本(+17) C大阪(+13) 

 


 

 

 

 

40 岡山(+10) 

 

38 清水(+23) 京都(+8) 
37 山口(+1) 
36 町田(+6) 

 

 

 

32 千葉(+3) 

 



28 山形(-1) 愛媛(-3) 徳島(-4) 
27 長崎(-4) 

26 水戸(-4) 

25 熊本(-9) 
24 横浜FC(-5) 岐阜(-11)
23 讃岐(-8) 東京V(-11) 


20 北九州(-17) 
19 群馬(-12) 金沢(-14) 

==========

 

DSCN9849.JPG

 

試合前、愛媛の選手バスのバス待ちの様子を見てきました。

 

たくさんの愛媛サポーターが集まり、オレンジ色に染まったゲート。

 

そこで歌われていたのは、この日、半年以上のリハビリから復帰した愛媛のキャプテン、西田のチャントでした。

 

愛媛のコールリーダーさんは、彼のこれまでの想いをくみ取り、共に戦おうとサポーターに呼びかけていました。

 

そういった、この試合独特の空気が、最終的にはこの試合の流れを愛媛側に引き寄せたように思います。

 

 

「愛媛としてはラッキー」

 

古巣対決となった息吹は、暑い時季に清水と対戦することについて試合前にそう語ったようです。

 

試合終盤になっても走り負けない愛媛。

 

その勇敢な姿は、以前に見たC大阪戦でも感じました。

 

長距離遠征となる清水にとっては、疲労がプレーに表れる終盤の戦い方こそ、この試合の要注意ポイントでした。

 

それは、昨季もJ2で愛媛の強さを体感している小林監督であれば、十分に承知していたことだったはずです。

 

 

それでも、結局は最後の最後に愛媛の執念に対して、それを押し返すことができませんでした。

 

試合終了を目前にして消えていった勝ち点2。

 

辛うじて掴んだ勝ち点1が意味のないものだとは思いませんが、印象としては限りなく敗戦に近い試合となってしまいました。

 

 

現地では気が付かなかったのですが、キックオフ直後の愛媛はいつもの3バックではなく4バックで挑んできました。

 

4バックは今季初、とのこと。

 

この清水戦を迎えるにあたっては、同じく今季初の非公開練習を組んだということで、木山監督はかなり周到な準備をしてきたということだと思います。

 

この"奇襲"が、もしかしたら愛媛の先制点にもつながっていったのかもしれません。

 

 

先制点を許した後は、ほとんどの時間において清水がボール支配する状態。

 

右サイド、左サイドへ効果的にボールを回し、相手選手に揺さぶりをかけました。

 

相手両サイドのスペースには両SBが走り込み、チャンスと呼べるものは何度もありました。

 

ボールを持たされているのではなく、パスの一つ一つに意図が見えました。

 

相手のクリアボールのほとんどが清水ボールとなり、カウンター攻撃へのリスクも感じられませんでした。

 

相手を走らせ、その体力を削ぎ落としていく。

 

本来であれば、この時間帯に愛媛の選手は疲弊し、後半は清水に有利な展開となっていくはずでした。

 

DSCN9890.JPG

 

 

残り20分。

 

思っていた以上に清水の選手たちの運動量が落ちました。

 

交代でピッチに入った選手でさえ、正直なところ、運動量に物足りなさを感じました。

 

前半よりも愛媛のプレスが激しくなったことも重なり、徐々にボールを失う場面が増えていきました。


苦しい時間帯、愛媛の選手たちを後押ししたのは、間違いなく西田の存在であったと思います。

 

キャプテンマークを受け取り、今季初めてニンスタのピッチへ。

 

 

同点ゴールを奪われるにあたって立て続けに相手に譲ったコーナーキック。

 

そのきっかけとなったのも、西田のダイビングヘッドでした。

 

最後はGKまでゴール前に駆け上がった、その愛媛の執念に対して、それを押し返す力がなかったということです。

 

 

清水としては、これまでのように早い時間帯に先制点を挙げ、試合の主導権を握りたかったところ。

 

それが、あっさりと相手に先制点を許したところが一つの想定外となりました。

 

そして、あれだけボールを保持しながらも、なかなか相手ゴールをこじ開けることができなかった。

 

愛媛の粘り強さ、そして西田の存在。

 

想定はしていたと思います。

 

しかし、それに対処するだけの力が自分たちになかったということです。

 

 

あれだけ相手が引いた中で、それをこじ開ける力。

 

どんなに相手のセットプレーが続こうとも、確実に押し返す力。

 

失いかけた流れを再び引き寄せる力。

 

それらが足りなかったことを受け入れるしかありません。

 

 

現地のゴール裏の沈みようは結構なものでした。

 

引き分けなのにもかかわらず愛媛の選手のヒーローインタビューが始まり、雰囲気は完全に敗戦状態でした。

 

 

上位陣がなかなか取りこぼしをしない中、無敗記録を伸ばすことよりも、勝ち点3を積み上げることの方がはるかに重要であることは皆がわかっています。

 

勝ち点47で、札幌、松本、C大阪が暫定で並ぶ形になりました。

 

J2リーグは完全に3強状態へ。

 

自動昇格はさらに厳しい状況になりました。

 

それでも、戦い続けるしかありません。

 

DSCN9892.JPG

 

 

今週は連戦。

 

次の東京V戦は目前。

 

前回対戦での雪辱を晴らすこと。

 

そして、ただひたすらに上位陣にしがみついていくしかありません。

 

 

ベースライン 〜 J2第1節 愛媛戦@アイスタ 後記』(エスパルスキー 2016/3/1)

 

J2開幕戦は「みかんダービー」』(2016/1/13)

 

 

3か月の重み 〜 J2第22節 熊本戦@アイスタ 後記』(エスパルスキー 2016/7/11)

 

サバイバルゲーム 〜 J2第21節 岡山戦@Cスタ 後記』(エスパルスキー 2016/7/3)

 

8番目のFW 〜 加賀美翔の移籍』(エスパルスキー 2016/6/28)


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3か月の重み 〜 J2第22節 熊本戦@アイスタ 後記

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2016/7/10(日)18:04 KICK OFF

清水エスパルス 4-0 ロアッソ熊本(前半2-0)

【入場者数】
10,553人

【得点】
27分 白崎 凌兵(清水)
41分 鄭 大世(清水)

64分 北川 航也(清水)

81分 北川 航也(清水)

【出場選手】《清水のみ》
GK 杉山 力裕
DF 川口 尚紀
DF 角田 誠
DF 犬飼 智也
DF 松原 后
MF 河井 陽介
MF 竹内 涼
MF 枝村 匠馬
    (→84分 MF 六平 光成)
MF 白崎 凌兵
MF 金子 翔太
    (→59分 FW 北川 航也)
FW 鄭 大世

    (→75分 MF 村田 和哉)

【警告・退場】

40分警告 園田 淳(熊本)【反スポーツ的行為】

【主審】
大坪 博和

==========

22試合消化
※3試合未消化:熊本
※1試合未消化:札幌、愛媛、長崎、水戸、横浜FC
6位 勝ち点37
10勝7分5敗 41得点 18失点 得失点差+23

 

46 札幌(+18)
 

44 松本(+16)  C大阪(+11) 


 

 

 

39 岡山(+10) 

38 京都(+9) 
37 清水(+23) 
36 町田(+7) 

 

34 山口(-4) 

 

 

 


29 千葉(+2) 
28 山形(0) 
27 愛媛(-3) 

 

25 徳島(-5) 
24 長崎(-5) 熊本(-9) 岐阜(-10)
23 水戸(-1) 横浜FC(-5) 讃岐(-6) 東京V(-10) 


20 北九州(-16) 
19 群馬(-10) 

16 金沢(-15) 

==========

 

DSCN8416.JPG

 

4月3日、震災のほんの少し前に対戦したあの日から3か月。

 

この3か月が、ロアッソ熊本の選手やサポーターの方々にとってどんな3か月であったか。

 

どんなに報道で見聞きしていても、それを想像することはできません。

 

 

自分の身近なところに、つい先日熊本でボランティア活動をしてきた人がいますが、今でも多くの建物が損壊したままになっているとのことです。

 

そんな中での、ロアッソ熊本の活動再開。

 

きっと多くの熊本の方々の力になっているだろうなと思います。

 

被災者ではない自分でさえ、この日の熊本の選手たちからは元気をもらったのだから。

 

 

延期となっていた試合が平日に組まれるようになり、熊本にとっては厳しい連戦という形になりました。

 

15日間で5試合。

 

この暑い時期の連戦は、カップ戦が重なるJ1でもそうそうあるものではありません。

 

しかも、九州は熊本を拠点としての遠征。

 

この清水戦の前も、山形での戦いを終えたばかりでした。

 

 

4-0で清水の勝利。

 

熊本にとっては厳しい試合となりました。

 

それでも、試合後はスタジアムを一周し、復興支援に対するお礼の挨拶に来てくれました。

 

90分間を戦い抜いたばかり。

 

試合終盤には足を攣り、試合終了のホイッスルと同時に何人もの選手が倒れ込みました。

 

それほどの状態でも、清水サポーターの前まで足を運んでくれました。

 

 

これからのロアッソ熊本の上昇を祈っています。

 

今季の対戦はもうないと思いますが、より高いステージで再会したいものです。

 

 

さて、清水の方ですが、相手のコンディションが整っていなかったとはいえ、完勝といっていいでしょう。

 

以前の清水であれば、今回のようなシチュエーションでは相手にペースを合わせて自滅するような、そんな試合展開になっていたかもしれません。

 

多くの熊本の方々の想いを背負った気迫ある熊本のプレーに押し込まれていたかもしれません。

 

 

早い時間帯に先制。

 

そして追加点。

 

相手を走らせ、疲労が見えてきたところで交代選手でさらに試合を決定づける。

 

お決まりの展開でした。

 

 

相手のプレッシャーが緩ければ、これだけのことができる、ということを見せてくれました。

 

選手同士の距離感が非常によかったし、金子にしても白崎にしても河井にしても、それぞれのリズムがチームのそれとぴったりフィットしていました。

 

あの頃の、全くパスが繋がらなかったサッカーがまるで嘘のよう。

 

今は、観ていて実に楽しい。

 

想像通りのところにボールが運ばれるのではなく、相手はもちろん、観ている側も意表を突かれるようなテンポよいボール回し。

 

きっと、選手たちも楽しみながらやれているんだろうなと思います。

 

 

清水の方も、この3か月でいろいろなことがありました。

 

うまスタでスタメンだった11人のうち、この日もスタメンに名を連ねたのは、何と竹内と河井だけ。

 

西部は、あの試合で負傷してから未だに復帰できていません。

 

あの試合でゴールを決めた元紀も、絶好調だったデュークも鎌田も、今はリハビリ中。

 

反対に、白崎やテセ、犬飼のようにピッチに戻ってきた選手や、松原や川口、航也のように存在感を示し始めている選手もいます。

 

この3か月、不調な時期もありましたが、チームは確実に歩みをすすめています。

 

 

相変わらず上位との差はありますが、この勝利でほんの少し詰めることができました。

 

第2グループもまだまだ混沌としています。

 

勝ち続けるしかありません。

 

 

熊本に「活力」を』(エスパルスキー 2016/4/17)

 

うまスタの風景(4/3) 〜 熊本のあたたかさ』(エスパルスキー 2016/4/6)

スイッチ 〜 J2第6節 熊本戦@うまスタ 参戦後記』(エスパルスキー 2016/4/5)

 

 

サバイバルゲーム 〜 J2第21節 岡山戦@Cスタ 後記』(エスパルスキー 2016/7/3)

 

8番目のFW 〜 加賀美翔の移籍』(エスパルスキー 2016/6/28)

 

見えつつある方程式 〜 J2第20節 山口戦@維新公園 後記』(エスパルスキー 2016/6/26)


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関連:清水エスパルス、ロアッソ熊本、IAIスタジアム日本平

at 23:44, macotobatten, 試合 後記

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