8番目のFW 〜 加賀美翔の移籍

JUGEMテーマ:清水エスパルス

 

加賀美翔選手 藤枝MYFCへ期限付き移籍決定のお知らせ』(清水エスパルス公式 2016/6/27)

 

エスパルスではユースから7年間お世話になりました。

これまで結果にこだわってやってきましたが、思うような結果を出すことはできませんでした。

自分自身に足りなかったことが多すぎたと非常に悔しい気持ちで一杯です。

今回、プレーする場所を新たに変えて、自分に足りない部分を見につけ、またエスパルスに戻って来たいと思います。

藤枝という場所も近いので、足を運んでいただけると嬉しいです。

これからもよろしくお願いします。

 

 

加賀美翔選手(清水エスパルス)期限付き移籍加入のお知らせ』(藤枝MYFC公式 2016/6/27)

 

※コメントは29日の記者会見後に掲載

 

 

予感はずっとありました。

 

きっと、これまでにも何度も他クラブから声がかかったことがあっただろうと思います。

 

それでも、清水エスパルスでのプレーにこだわってきたのだろう…と勝手ながらに想像しています。

 

 

公式のコメントの中で、「思うような結果を出すことはできませんでした」と語ってはいますが、ゴールという結果だけをみれば、三保でのTMで十分に残してきたと言っていいでしょう。

 

そして、昨季までの数少ない出場機会でも、それなりに結果を残しています。

 

リーグ戦では1試合出場でノーゴールながらも、カップ戦と天皇杯ではそれぞれ1試合の出場で1得点。

 

いずれも、次のリーグ戦では出番が回ってくるのではと期待をしたものですが、残念ながらその機会はありませんでした。

 

 

普段の練習でしか見えないものがあったのだろうと思います。

 

足りないものがあったのだろうと思います。

 

公式コメントの「自分に足りないものを見につけ」はおそらく「自分に足りないものを身につけ」の誤植だと思われます。

 

足りないものというのは、彼自身がしっかりと理解しているんだろうなと思います。

 

 

月刊エスパルスニュースの2016年4月号では、加賀美とテセの対談が掲載されています。

 

その中でテセは加賀美の才能についてこんなことを言っています。

 

加賀美はね、誰も持っていない特別なダイヤモンドを持っています。

でも、その輝きと希少価値をアピールできていない。

 

突出した能力があるのに、それ以外の能力が低すぎる。

 

何かを変えないと現状は変わらない。だから頑張れ。

 

テセらしい、最高の褒め言葉と容赦ない指摘。

 

きっと、弟分のようにいつも気にかけてきた加賀美のことだから、そんな風に言えるのだろうなと思います。

 

 

また、今日の加賀美のツイートに対しては、村田が短くも力強いメッセージを送っています。

 

 

 

 

 

自分の特徴。

 

飛び抜けたゴール前での嗅覚…でしょうか。

 

村田自身もそうやって自分の長所を伸ばすことに力を注いできた選手。

 

タイプは違えど、そこには説得力を感じます。

 

 

元紀。

 

テセ。

 

デューク。

 

村田。

 

航也。

 

金子。

 

澤田。

 

…そして加賀美。

 

 

8人のFW登録選手の中で、今季唯一出場なし。

 

札幌戦でベンチ入りしたのみです。

 

けが人が続出した中でさえ、自分に出番は回ってこなかった。

 

テセが言った「何かを変える」ということ。

 

今回の移籍もその言葉が影響しているのかもしれません。

 

 

8番目のFW。

 

かつては岡崎慎司も当時の健太監督にそう言われたというのは有名な話です。

 

岡崎がコンスタントに試合に出るようになったのは3年目になってから。

 

元紀も3年目あたりから。

 

当時とはチーム状況も選手層も違いますが、現在4年目の加賀美にもまだまだチャンスは十分にあります。

 

 

育成型期限付き移籍ということで、清水に戻ってくることが前提の"武者修行"ということになります。

 

藤枝での活躍が楽しみです。

 

 

練習試合の得点王は』(エスパルスキー 2015/11/1)

 

史上最強か、2013年のルーキーたち』(エスパルスキー 2013/1/21)

 

 

見えつつある方程式 〜 J2第20節 山口戦@維新公園 後記』(エスパルスキー 2016/6/26)

 

再会 〜 J2第19節 千葉戦@アイスタ 参戦後記』(エスパルスキー 2016/6/20)

 

もっている男 〜 J2第18節 横浜FC戦@アイスタ 参戦後記』(エスパルスキー 2016/6/12) 


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関連:清水エスパルス、加賀美翔

at 00:10, macotobatten, 選手について

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見えつつある方程式 〜 J2第20節 山口戦@維新公園 後記

JUGEMテーマ:清水エスパルス

 

2016/6/26(日)18:03 KICK OFF

レノファ山口FC 0-4 清水エスパルス(前半0-2)

【入場者数】
7,310人

【得点】
20分 白崎 凌兵(清水)
38分 石毛 秀樹(清水)

85分 北川 航也(清水)

88分 村田 和哉(清水)

【出場選手】《清水のみ》
GK 杉山 力裕
DF 川口 尚紀
DF 三浦 弦太
DF 犬飼 智也
DF 松原 后
MF 河井 陽介
MF 六平 光成
MF 枝村 匠馬
    (→65分 FW 村田 和哉)
MF 白崎 凌兵
MF 石毛 秀樹
    (→79分 FW 北川 航也)
FW 鄭 大世

    (→86分 MF 澤田 崇)

【警告・退場】

43分警告 平林 輝良寛(山口)【反スポーツ的行為】

46分警告 北谷 史孝(山口)【ラフプレー】

87分警告 松原 后(清水)【反スポーツ的行為】

【主審】
岡 宏道

==========

20試合消化
※5試合未消化:熊本
※1試合未消化:札幌、京都、横浜FC、愛媛、山形、水戸、長崎
5位 勝ち点33
9勝6分5敗 35得点 16失点 得失点差+19

 

42 札幌(+15)
 

40 C大阪(+7) 

 

38 松本(+13) 岡山(+11) 
 

 

 


33 清水(+19) 京都(+8) 
32 町田(+6) 
31 山口(-4) 

29 千葉(+4) 




24 岐阜(-8)
23 熊本(+2) 横浜FC(0) 愛媛(-4) 
22 山形(-3) 
21 讃岐(-6) 徳島(-7) 
20 水戸(-1) 長崎(-6) 東京V(-10) 


17 群馬(-10) 北九州(-13) 

15 金沢(-13) 

==========

 

6月の最終戦を勝利で飾り、これで6戦負けなし。

 

6試合の戦績は4勝2分。

 

18得点2失点。

 

水戸戦と町田戦は苦しい内容でしたが、あの時期を1勝1分で乗り越えたことで、チームとしての安定感が生まれています。

 

攻撃と守備、それぞれを切り離してどうこうということではなく、90分間を通したトータルとしての戦い方が共有されているように思います。

 

チームとして、ここまで好調を保てているのはここ数年で記憶がありません。

 

カテゴリーは違えど、ここ数年で一番強い清水エスパルスを表現できているように思います。

 

 

早い時間帯での先制点。

 

相手のミスを逃さずに追加点。

 

ボールをキープしながら速いボール回しで相手を走らせる。

 

後半に縦に速い選手を投入して試合を決める。

 

 

ここのところ、清水の勝ちパターンが出来上がってきたように思います。

 

その前提となるのは安定した守備。

 

最終ラインだけではなく、チーム全体としての守備。

 

特に、テセの守備が非常に効いています。

 

この日は得点こそありませんでしたが、最もピッチ上で存在感を示していたのはテセであったと思います。

 

相手のパスの供給源である、清水下部組織出身の庄司をしっかり封じたことで、昨季J3で96得点を挙げた山口の攻撃力を抑えることができました。

 

被シュート数は3本。

 

決定的なシーンはほぼありませんでした。

 

 

1点目は、高い位置からボール奪ってからの縦パス一本が見事でした。

 

そのパスを出したのは石毛。

 

第12節の岐阜戦で先発出場して以来、ほとんど出場機会がありませんでしたが、この試合では1得点1アシスト。

 

金子の代役は急遽であったと思いますが、元紀不在の穴を埋めるのは自分だという意気込みが感じられました。

 

 

3点目と4点目は、航也の活躍が光った得点でした。

 

いずれも、航也の裏への抜け出しからチャンスを生み出したもの。

 

3点目は、航也の抜け出しからテセへのパス、そのテセが粘って折り返したところを航也がダイビングヘッドでゴール。

 

ダイビングヘッドの瞬間は相手DFの足があったので、勇気の要るプレーだったと思います。

 

4点目は、同じく裏への抜け出しからスピードあるドリブルで相手を振り切っての折り返し。

 

村田の足にピタリと合いました。

 

これで、航也は今季3得点。

 

いずれも交代出場で挙げています。

 

開幕から4戦連続先発出場しましたが、そこでは結果を出せず。

 

しかし、ここにきて、着実に結果を残しています。

 

航也と村田。

 

この2人の切り札が、試合終盤の清水の攻撃に厚みを生み出しています。

 

 

清水の上にいた山口、町田、京都がいずれも敗れたことで、順位が3つ上がり5位となりました。

 

しかし、4位の岡山とは勝ち点差5。

 

次節の直接対決で勝利しても、順位を入れ替えることはできません。

 

直近5試合の戦績を見ると、1位の札幌が3勝1分1敗、2位のC大阪と3位の松本が4勝1敗、4位の岡山が4勝1分。

 

混戦を抜け出しつつあるこの4チームは、しっかりと勝ち点3を積み上げていることがわかります。

 

逆に、京都、町田、山口、千葉あたりは、以前は好調組でしたが、ここ数試合で勝ち星を落とし、失速しています。

 

 

清水は3勝2分。

 

冒頭にも書いたように、チームの調子はかなり上向きです。

 

しかし、今の立ち位置は第2グループの先頭、といったところでしょう。

 

ここから先頭グループに割り込んでいかなくてはなりません。

 

そういった意味では、次の岡山戦は非常に重要です。

 

2週連続の長距離遠征となりますが、明日から一週間、しっかりと準備して連勝といきたいものです。

 

 

再会 〜 J2第19節 千葉戦@アイスタ 参戦後記』(エスパルスキー 2016/6/20)

 

もっている男 〜 J2第18節 横浜FC戦@アイスタ 参戦後記』(エスパルスキー 2016/6/12) 


「あいつもうダメ」は撤回』(エスパルスキー 2016/6/110)


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関連:清水エスパルス、レノファ山口FC、維新百年記念公園陸上競技場

at 23:42, macotobatten, 試合 後記

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再会 〜 J2第19節 千葉戦@アイスタ 参戦後記

2016/6/19(日)18:05 KICK OFF

清水エスパルス 1-1 ジェフユナイテッド千葉(前半1-1)

【入場者数】
8,730人

【得点】
17分 鄭 大世(清水)
21分 オナイウ 阿道(千葉)

【出場選手】《清水のみ》
GK 杉山 力裕
DF 川口 尚紀
DF 三浦 弦太
DF 犬飼 智也
DF 松原 后
MF 河井 陽介
MF 六平 光成
    (→87分 MF 竹内 涼)
MF 枝村 匠馬
    (→72分 FW 村田 和哉)
MF 白崎 凌兵
MF 金子 翔太
    (→64分 FW 北川 航也)
FW 鄭 大世

【警告・退場】
79分警告 船山 貴之(千葉)【ラフプレー】

【主審】
佐藤 隆治

==========

19試合消化
※5試合未消化:熊本
※1試合未消化:札幌、京都、愛媛、山形、横浜FC、水戸、長崎
8位 勝ち点30
8勝6分5敗 31得点 16失点 得失点差+15

 
39 札幌(+14)
 
37 C大阪(+6) 

35 松本(+12) 岡山(+10) 

33 京都(+9) 
32 町田(+7) 
31 山口(0) 
30 清水(+15) 
29 千葉(+5) 




24 岐阜(-7)
23 愛媛(-3) 

21 山形(-3) 讃岐(-5) 徳島(-6) 
20 熊本(+1) 横浜FC(-1) 東京V(-9) 
19 水戸(-1) 

17 長崎(-7) 群馬(-9) 


14 北九州(-14) 

12 金沢(-14) 

==========

 

清水エスパルスの歴史の中で欠かすことのできない2人。

オジーことアルディレス元監督とスティーブことぺリマン元監督。

オジーは、1996年ナビスコ杯優勝時の監督。 クラブにとって初めてのタイトルでした。

スティーブは、オジー時代にコーチを務めた後に監督就任。

1999年に2ndステージ優勝を果たしました。

当時学生だった自分は、今のように毎試合スタジアムに足を運ぶことはできませんでした。

それでも、1999年の横浜で優勝を決めた試合と、磐田とのチャンピオンシップ2試合は現地で見ることができました。

横浜で歓喜に沸いたこと、そしてチャンピオンシップで悔し涙を流したことは今でも覚えています。


あれから、もう20年近くが経つということが、今でも信じられません。

清水エスパルスにはいろいろなことが起こりました。

たくさんの選手や監督と出会い、そして別れがありました。

たくさんのことが変わりました。

でも、変わらないものもたくさんあって、それがきっとアイスタの空気の端々に今でも脈々と受け継がれているのだろうと思います。

長らくその"中"にいると、そういったものを見失いがちになります。

この日、日本平に帰ってきた2人には、今の清水エスパルスと日本平スタジアムがどのように見えたのでしょうか。

ドローに終わったこの試合の帰路、そんなことを考えていました。



2009年以来のリーグ戦での対戦となった千葉。

個人的には応援の雰囲気が好きなクラブ。

この日も躍動感ある応援を見せてくれました。

また、今季から川崎Fから千葉へ移籍した真希にとってはアイスタへの凱旋帰国。

そして、テセや力裕にとっては恩師である関塚監督との再会でもありました。

テセは先制点を決め、力裕は試合の行方を左右するビッグセーブを見せました。

特に、力裕は関塚監督のもとではほとんど出場機会がなかったわけで、この試合での再開に一段と気持ちも入っていたことだろうと思います。


この試合の評価は、予想通りに大きく分かれている印象です。

結果に力点を置いて考えれば、この試合で勝ち点3を取れなかったことは非常に痛いです。

上位との差を詰めなければならないこと、千葉を確実に引き離しておかなければならないことを踏まえれば、引き分けでは満足できません。

しかし、この先の戦いに光明が見出すことができるかという点を加味すると、この試合の評価は高まります。

一言で言えば、見ていて楽しいサッカーでした。

比較的同じようなシステムで、同じようなボールの回し方をする両チーム。

その中で、テンポよくボールを回せていたのは清水の方でした。

特にボランチの2人がよく機能していて、河井と六平が左右に縦にうまくボールを捌いていました。

サイドバックが攻撃参加する機会が多かったので、攻撃に厚みが生まれ、畳みかけるような攻撃が何度も見られました。

一瞬の緩みの中で許したあの失点がなければ、おそらく試合の主導は最後まで清水だったでしょう。


しかし、15本ものシュートを放って枠内に飛んだのが3本程度では、やはり勝てません。

シュートの技術にうるさかったアルディレス元監督がもしもベンチにいたらタダでは済まなかったのでは…。

コンディションの問題もあったと思いますが、選手たちの中で焦りのようなものがあったのかもしれません。

やや打ち急いでいるような印象を受けました。



こちらは"再会"とはちょっと違いますが、久しぶりに姿を見せてくれた元紀。

歩いている姿からはケガの影響は感じられませんでした。

まだまだ厳しいリハビリが続くと思いますが、ピッチでの"再会"を楽しみにしたいと思います。



勝ち点3を取れなかったことを悲観するか。

それとも、この試合の内容に光明を見出すか。

どちらが正解ということはないと思います。

ただ、確かなことは、試合を重ねるたびにその重要性が増していくということ。

勝ち点を積み上げていかなければ、状況はどんどん厳しくなるということ。


5戦負けなし。

今は、負けないことを大事にしながらも、2試合に1回は勝ち点3を積み上げていくことが求められます。

ここまで19試合で勝ち点30。

勝ち点80を目標とすると、残り23試合で勝ち点50を挙げなければなりません。

山口、岡山の2週連続の中国遠征で、今季のJ2リーグは折り返しとなります。

いずれも清水より上位。

厳しい相手ですが、ここで足踏みをする余裕はありません。

結果を出すこと。

つまりは、勝ち点6が求められる2試合になります。


この2戦は、おそらく多くのサポーターが遠征を断念したところではないかと思います。

自分も参戦は不可能。

現地組のみなさんに想いを託すとともに、静岡から精一杯の念を送りたいと思います。

「あいつもうダメ」は撤回』(エスパルスキー 2016/6/12)
 
元紀のケガ 〜 悲しさと虚しさ』(エスパルスキー 2016/6/10)


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at 23:29, macotobatten, 試合 参戦後記

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もっている男 〜 J2第18節 横浜FC戦@アイスタ 参戦後記

JUGEMテーマ:清水エスパルス


2016/6/12(日)13:04 KICK OFF

清水エスパルス 3-0 横浜FC(前半1-0)

【入場者数】
11,647人

【得点】
37分 枝村 匠馬(清水)
76分 村田 和哉(清水)
90分 村田 和哉(清水)

【出場選手】《清水のみ》
GK 杉山 力裕
DF 川口 尚紀
DF 三浦 弦太
DF 犬飼 智也
DF 松原 后
MF 河井 陽介
MF 六平 光成
MF 枝村 匠馬
    (→75分 FW 村田 和哉)
MF 白崎 凌兵
MF 金子 翔太
    (→69分 FW 北川 航也)
FW 鄭 大世
    (→86分 FW 石毛 秀樹)

【警告・退場】

【主審】
廣瀬 格

==========

18試合消化
 ※5試合未消化:熊本
 ※2試合未消化:札幌、長崎
 ※1試合未消化:京都、山形、横浜FC、愛媛、水戸
7位 勝ち点29
8勝5分5敗 30得点 15失点 得失点差+15


34 岡山(+10) C大阪(+5) 
33 札幌(+12) 京都(+10) 
32 松本(+11) 町田(+8) 

 
29 清水(+15) 
28 千葉(+5) 山口(-1) 


 
 


21 山形(-2) 讃岐(-3) 徳島(-5) 岐阜(-8)
20 横浜FC(0) 愛媛(-4) 
19 水戸(0) 

17 熊本(-1) 東京V(-10) 
16 長崎(-6) 群馬(-9) 

14 北九州(-13) 


11 金沢(-14) 

==========







試合前々日のスポパラ。

彼のサッカー人生を振り返るこの日の特集は、心にぐっとくる内容でした。

おそらくこの収録は元紀が負傷する前。

それでも、今のチームの状況に完全にリンクする内容であったし、何となくこの横浜FC戦で何かやってくれるような、そんな期待を抱かせるものでした。


「持っている男」

自分は以前にも彼をそう表現しました。

彼がいなければ、クラブがJ2で戦うタイミングは一年早かったことでしょう。

あの川崎F戦のゴールが、クラブの歴史に大きな影響をもたらしました。


元紀の負傷から4日。

これまでの17試合すべてに出場していたのは元紀ただ一人。

出場時間数も、チームで最多でした。

その17試合で挙げたゴールは12ゴール。

昨季の11ゴールを早くも追い越し、自身のシーズン最高となる2012年の13ゴールの更新は間違いないと思われていました。


その元紀を欠く中での戦い。

彼に大きく依存していたチームにとって、それは簡単なものではなかったと思います。

そのための準備期間もわずかなものでした。


「攻撃は僕が生命線」

自信過剰でも自意識過剰でもなく、多くのサポーターが実際に村田への期待を膨らめていました。

それは、かつてチームを救ってくれた存在であることや、チームや静岡への愛情あふれる様々な言動によるものです。

村田和哉は、今の清水エスパルスにとって、絶対に欠かすことのできない選手です。


この試合でも、そのことを十分に示してくれました。

75分に彼がピッチに立ったそのわずか1分後、そのファーストタッチが、この試合の流れを大きく引き寄せるゴールとなりました。

利き足ではない左足でのシュート。

コースは決して簡単なものではなく、相手DFもGKも、ある程度はシュートコースを切っていました。

しかし、ここしかないというコースへ放たれた絶妙な速度のシュートが、相手GKの手のわずか横をすり抜け、ゴールネットを揺らしました。

10本打っても入るかどうかという、非常に難しいシュートだったと思います。


ピッチに入った最初のボールタッチであのプレーができるということは、彼の集中力の賜物です。

途中交代で入る選手の役割を十分に理解し、相手が最も嫌がるプレーを選択した結果であると思います。

インタビューでも語られていた、彼の責任感と闘志が、あのゴールに繋がったのだと思います。


DSCN9726.JPG

まさかのスタメンでの出場だったキングカズ。

最年長出場記録をさらに更新しました。

彼もまた、「もっている男」だと思いますが、この試合では弦太と犬飼がしっかりと対応してくれました。

プレーでは大きな見せ場を作ることはありませんでしたが、試合が中断した際に味方選手を5、6人集めて話をしていた場面が印象的でした。

ルス監督が病気療養中で、増田監督代行(キングカズより年下)が指揮をとる横浜FC。

そんな中で、キングカズの存在は大きいのだろうなと感じました。


試合前と試合後、ゴール裏からは元紀へのエールが贈られました。

背番号10の大きな断幕も。

元紀がいない中で負けられないという、選手たちの強い想いを感じた試合であったし、これからも清水の戦いに期待のもてる内容でした。

弦太が戻ったことによる守備の安定感は大きかったし、河井と六平が中盤でしっかり攻撃の芽を摘んでくれました。

金子の豊富な運動量も、相手への大きなプレッシャーとなりました。

テセは空中戦のターゲットとして、何度も体を張ってくれました。

いずれの選手も非常に頼もしく感じました。


DSCN9734.JPG

混戦のJ2。

順位は2つ上がって、7位となりました。

ここ4試合で失点わずか1となり、守備の安定感も戻ってきました。

一歩一歩。

一段一段。

前へ前へ。

上へ上へ。

進んでいきましょう。


次もホーム。

相手は千葉です。


最幸の男 〜 村田和哉』(2014/12/22)

彼がMVPである 〜 村田和哉』(2013/9/15)

いくつかの感情 〜 天皇杯4回戦 C大阪戦@長居 後記』(2012/12/15)

天皇杯準々決勝 C大阪戦@長居 参戦後記 【J特】』(2011/12/25)


「あいつもうダメ」は撤回』(エスパルスキー 2016/6/12)

元紀のケガ 〜 悲しさと虚しさ』(エスパルスキー 2016/6/10)

辛抱の勝利 〜 J2第17節 町田戦@町田 後記』(エスパルスキー 2016/6/8)


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「あいつもうダメ」は撤回

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元紀のケガ 〜 悲しさと虚しさ』(エスパルスキー 2016/6/10)

昨夜のちょうど今頃に更新したこの記事。

更新して2時間くらいで、後半部分を削除しました。

自分が書いたことには責任があるので、取り消し線で見えるようにはしてあります。


削除する前に、すでに300件以上の閲覧があったので、自分の思い込みによる書き込みが拡散している部分があるのではないかと思い、改めて記事を書きたいと思います。

「あいつもうダメ」

人間の思い込みとは恐ろしいもので、記事を書く前に10回以上は確認したものの、一度そう思い込んでしまうと、どうにも自己修正ができないのだということを、身をもって体感しました。

Twitterのフォロワーさんから"「あのボールダメ」ではないか"という指摘をもらってから、スッと頭の中が切り替わりました。

それまで、自分でも「他の内容ではないか」と自らに問いかけていたつもりでしたが、自分自身がその自分の問いかけに聞く耳をもっていなかったようです。


Twitter上では、映像を確認された方が多数いたようですが、それでもそのほとんどの方々が自分の書き込みに同意していました。

今でも、ちらほらそういった内容のツイートが見られるので、責任を感じています。

自分としては、今回の記事を修正した際に書いたように、相手選手に対して今はどうこうありません。

むしろ、間違った内容が拡散されてしまったのであれば、申し訳ない気持ちです。

反省しています。


記事に書いたように、膝を上げながら飛んでいたことについては、故意かどうかはわかりませんが、今回の大ケガをもたらした要因であることは確かなことなので、憤りはあります。

相手の体と自分の体に対してリスペクトのないプレーだと言わざるを得ないし、ああいったプレーによって、彼自身が同様のケガを負っていた可能性も十分にあったでしょう。

だから、「これがハードワーク」だとか「J2はそういうところ」という主張は、両方の選手の選手生命を縮めるものだと思っています。


でも、同じく記事に書いたように、それも含めてサッカーというスポーツの中では起こり得るものだと捉えています。

長期間運転をしていれば、不慮の事故に遭う可能性は高まっていく。

一瞬の気の緩みや、様々な要因が重なった時に、そういった事故は起こります。


初対戦ということ。

町田が首位を狙えるポジションにいたこと。

直前に両チームともにエキサイトする状況であったこと。

馴染みのない外国籍レフェリーのジャッジに選手たちが振り回されていたこと。(これは想像ですが…)

ちょうど相手選手の視野と照明が重なってしまったこと。

選手個々の原因を追及していっても、互いに後味を悪くするばかり。

相手の挑発に乗ってしまった元紀にも、自分と相手の安全に配慮ないプレーをした相手選手にも、原因はあっただろうと思います。

しかし、それを言ったところでどうにもならないだろうと思います。

ただ、白崎に制止されたとはいえ、すぐにその場を離れていったことに対して憤りがあることだけは触れておきたいと思います。


今回の件で、サポーター同士の間に溝が生まれてしまったことは残念です。

もともと、彼の事後の態度に納得がいかずに書いた記事でした。

接触プレー自体はもちろんですが、サポーター同士の言い合いについてことを荒立てるつもりはありませんでした。

しかし、自分の記事がそれを助長してしまったのなら、何とか払拭したい思いでいます。

前回の記事をリツイートしてくださった方は、もしよければこの記事も同様にリツイートしてもらえるとありがたいです。


町田とのホームでの対戦は10月8日。

すでに自分の不参戦が確定していることに大きなもどかしさを感じていますが、おそらくスタジアムの雰囲気は特別なものになるでしょう。


今から4か月後。

その時に元紀が復帰できているかどうかは、現時点ではまったくわかりません。

でも、その試合でスタジアムのどこかに元紀がいることは間違いないだろうと思います。

元紀にとって、後押しになるようなスタジアムの雰囲気を作りたいものです。

それは、相手選手へのブーイングで生み出されるものではないと思っています。

元紀を含めた清水の選手たちへ最大限の声を届けること。

相手選手や相手チーム、相手サポーターへの憎しみでは、それは成しえないということ。

それを忘れないようにしたいです。


Twitter上では、町田のサポーターの方の温かな対応が流れてきました。

帰りのバスを譲ってくれたことや、清水との対戦を楽しみにしてくれていたこと、そして元紀のことを心配してくれたこと。

多くの清水サポーターにも届いているはずです。


今回の相手選手は、この事案をこの先ずっと背負ってプレーしていくことになるでしょう。

それは、常にケガのリスクのあるプロサッカー選手として、やむを得ないことなのかもしれません。

一方で、清水サポーターは、自分たちの選手がそういった立場になる可能性があるということも覚悟しておく必要があるように思います。

万が一、そうなってしまった時、どんな態度を相手選手やサポーターに示すことができるのか。

自分は、軽率な書き込みを反省し、そのことを踏まえた態度をとれるようにしたいと思います。


中3日。

次の横浜FC戦はすぐそこです。

到底、気持ちを切り替えることはできないけれど、もうすでに横浜FCとの試合に向けた準備に入っている選手たちのサポートに全力を注ぎたいと思います。


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関連:清水エスパルス、大前元紀、FC町田ゼルビア、町田市立陸上競技場

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