完封勝利 〜 J2第15節 群馬戦@アイスタ 参戦後記

JUGEMテーマ:清水エスパルス

2016/5/28(土)14:04 KICK OFF

清水エスパルス 8-0 ザスパクサツ群馬(前半4-0)

【入場者数】
8,310人

【得点】
03分 白崎 凌兵(清水)
15分 鄭 大世(清水)
17分 大前 元紀(清水)
40分 村田 和哉(清水)
55分 鄭 大世(清水)
57分 大前 元紀(清水)
79分 村田 和哉(清水)
82分 金子 翔太(清水)

【出場選手】《清水のみ》
GK 杉山 力裕
DF 川口 尚紀
DF ビョン ジュンボン
DF 角田 誠
DF 松原 后
MF 河井 陽介
MF 竹内 涼
MF 村田 和哉
    (→80分 FW 金子 翔太)
MF 白崎 凌兵
MF 大前 元紀
    (→63分 MF 石毛 秀樹)
FW 鄭 大世
    (→75分 FW 北川 航也)

【警告・退場】
42分警告 中村 駿(群馬)【反スポーツ的行為】

【主審】
福島 孝一郎

==========

15試合消化
 ※5試合未消化:熊本
 ※2試合未消化:愛媛
 ※1試合未消化:札幌、京都、町田、松本、横浜FC、山形、水戸、東京V、長崎、金沢
9位 勝ち点22
6勝4分5敗 25得点 14失点 得失点差+11


32 札幌(+13)



28 C大阪(+4)

26 京都(+5) 
25 岡山(+7) 町田(+6) 
24 山口(0) 
23 松本(+8) 千葉(+2)
22 清水(+11) 

20 岐阜(-5)

18 横浜FC(+3) 讃岐(-1) 徳島(-5)
17 山形(0) 
16 水戸(0) 
15 愛媛(-3) 
14 東京V(-8) 
13 熊本(-1) 
12 群馬(-11) 長崎(-7)
11 北九州(-10) 
10 金沢(-8) 

==========

サッカーとは恐ろしいものだ、と改めて思いました。

開幕からホームで4試合連続無得点だったチームが、(その後の3試合で6得点を挙げ、)この試合だけで8得点を挙げました。

開幕から6試合でわずか2失点だったチームが、その後の8試合で連続して失点を許し、この試合でようやく完封を果たしました。

開幕から86本蹴って一度もゴールに繋がらなかったCKも、この試合の1本目で見事にテセのゴールに繋がりました。

ほんの小さなきっかけで、右に転んだり、左に転んだり。

サッカーは恐ろしいものであり、だからこそ魅力的であり、小林監督のいう"麻薬のようなもの"なのだと思います。


これまでのこのチームの成績を見れば、今日の試合も初めからこのような結果になると想定できるものではありませんでした。

むしろ、この試合も厳しいものになるだろうという、覚悟のようなものをもって臨んだ試合であったと思います。


先制した後に、自らリズムを失った経験。

セットプレーから何度となく失点を許した経験。

試合終了間際に追いつかれた経験。

スタンドから厳しい声が向けられたり、励ましの声を受けたりした経験。


これまでの様々な経験があったから、選手全員が試合終了のホイッスルが鳴るまで集中を切らさなかったのだろうと思います。

最後まで攻め抜く。

選手たちの想いはそうであっただろうと思います。

そして、選手交代によって石毛、金子、航也の3選手を送り込んだ小林監督の想いも同じであったはずです。

そこに迷いはなかったし、チーム全員に一体感を感じました。


小林監督は、この一週間、もう一度守備の意識を確認し合うことに力を注いだようです。

また、この試合を迎えるにあたって、西部を中心として選手たちで行われた"青空ミーティング"の効果もあっただろうと思います。


ここ2か月ほど、守備と攻撃の重心が不安定でしたが、この試合でようやくそのバランスの最適解を掴んだように思います。

絡み合った糸が解きほぐされ、一本の太い束になったような気がします。


戦い方を大きく変えたようには見えませんでした。

ただ、これまで取れなかった追加点が取れたことによって、カウンター攻撃が非常に有効な状況になりました。

群馬のそれに対する対処法が緩かったために、一方的な試合展開になったというように思います。

4-1で勝利した金沢戦も、一時同点にはされましたが、勝ち越ししてからはこの試合と同じような展開でした。

京都戦は先制されましたが、岐阜戦も、東京V戦も、めざしていた展開は今日の試合と同じであったと思われます。

ただ、チームのバランスに問題があったために、それは脆くも崩れてしまいましたが。


選手たちの力が噛み合えば、こういった試合ができるということ。

このことは、今後の大きな自信にしてよいと思います。


この試合の大きな収穫は、8得点を挙げたことではなく、無失点で試合を終えたことだと思っています。

西部がケガで離脱した後、ゴールマウスを守ることになった力裕。

彼がゴールマウスに立つようになってから、無失点試合はありませんでした。

そして、健平にそのポジションを明け渡すことに。

今日の先発出場にあたっては、いろいろな想いがあったはずです。

力裕にとっても、大きな大きな完封勝利となりました。

チームが負の連鎖に陥っていた中で、苦しみながらもチームを支えてくれた力裕に感謝したいと思います。

西部の復帰はあと少しだと思いますが、川崎F時代のように激しいポジション争いを続けてほしいと思います。


この試合で大量得点を挙げたことは、良くも悪くも次の水戸戦に影響を与えます。

重心のバランスを崩せば、またコロコロと坂を転げ落ちるということは、見当がつきます。

また、この試合の結果の影響はこちら側だけの話ではなく、相手も当然対策を立ててくることになります。


8得点したことは一旦リセットし、水戸にも同じようなサッカーができるとは考えない方がいいでしょう。

やはり、このチームに必要なベースは守備。

水戸戦で意識するべきことは、ゴールラッシュではなく、連続の完封勝利。

このまましっかりと上位陣に食らいつきながら、徐々に順位を上げていきたいものです。




違和感 〜 J2第14節 東京V戦@味スタ 後記』(エスパルスキー 2016/5/23)

勝利を呼ぶ声 〜 J2第13節 徳島戦@アイスタ 後記』(エスパルスキー 2016/5/17)

長良川の風景(5/8) 〜 芝生と緑とオレンジ』(エスパルスキー 2016/5/10)


にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村
↑↑↑↑
一日一回どちらかにクリックをお願いします。


親愛なるブロガーさんたち
↓↓↓↓

オレンジ親父』(なりき)

一丁目』(さかた)

☆「S」の鼓動☆』(あらた)

いつもオレンジ気分で』(関西エスパ)

青と緑とオレンジの。』(ゆっちゃん)


ぼちぼちつぶやいています。→ https://twitter.com/macotobatten

関連:清水エスパルス、ザスパクサツ群馬、IAIスタジアム日本平

at 21:58, macotobatten, 試合 参戦後記

comments(0), trackbacks(0), - -

違和感 〜 J2第14節 東京V戦@味スタ 後記

JUGEMテーマ:清水エスパルス

2016/5/22(日)16:03 KICK OFF

東京ヴェルディ 2-1 清水エスパルス(前半2-1)

【入場者数】
8,792人

【得点】
06分 白崎 凌兵(清水)
44分 高木 大輔(東京V)
45+2分 高木 善朗(東京V)

【出場選手】《清水のみ》
GK 碓井 健平
DF 川口 尚紀
DF ヤコヴィッチ
DF 角田 誠
DF 松原 后
MF 河井 陽介
MF 本田 拓也
    (→78分 FW 鄭 大世)
MF 金子 翔太
    (→46分 FW 村田 和哉)
MF 白崎 凌兵
MF 大前 元紀
FW 北川 航也
    (→89分 MF 石毛 秀樹)

【警告・退場】
36分警告 ヤコヴィッチ(清水)【反スポーツ的行為】
45+1分警告 松原 后(清水)【反スポーツ的行為】

【主審】
木村 博之

==========

14試合消化
 ※5試合未消化:熊本
 ※1試合未消化:札幌、京都、横浜FC、水戸、愛媛、山形、長崎
10位 勝ち点19
5勝4分5敗 17得点 14失点 得失点差+3


29 札幌(+11)


 
25 岡山(+8) 町田(+6) C大阪(+3)
24 山口(+2) 
23 松本(+8) 京都(+4) 
22 千葉(+2)

20 岐阜(-4)
19 清水(+3) 
18 横浜FC(+4) 
17 讃岐(-1) 

15 水戸(0) 愛媛(-3) 徳島(-6)
14 山形(-1) 東京V(-8) 
13 熊本(-1) 
12 群馬(-3) 長崎(-7)
11 北九州(-9) 
10 金沢(-8) 

==========

リアルタイムで試合を見ることができなかったので、時折Twitterで試合の経過を確認していました。

ハーフタイムの時点の経過を見た時…。

そのスコアと得点者を見て、唖然としてしまいました。

前半終了間際に逆転を許したこと。

その得点者が、清水に縁のある高木兄弟ということ。

当然、そうなってしまう理由には今のチーム状況が大きく絡んでいるわけですが、これでもか、というくらいに今のチームの"もってなさ"を突き付けられました。


 

「ピッチにいる自分でも違和感が少しずつ出てきていることを感じていて、それを整理できないままチームとしてもバタバタしてしまったことで、流れをもっていかれた。」



白崎のコメントの中にある「違和感」が気になりました。

そして、やっぱり…とも思いました。

選手たちもそれをしっかりと感じているんだな、と。


この日は守備ラインを含めて多くの選手が入れ替わっていて、いつも以上に連係面でのミスが目立ちました。

球際で戦えていないこと。

相手の選手交代に対応できていないこと。

失点してから一気にガタガタと崩れていくこと。

相変わらず、シュートが決まらないこと。

ボールに反応する一歩が遅いこと。

「違和感」の原因が何なのかはわかりません。

目に見えるものなのか、それとも見えないものなのか。

いずれにしても、もう一度チームの基本を確認し合い、これから続く夏の戦いに備えていかなければなりません。


試合後、20歳の高木大輔は、勝利の喜びを全身で表していました。

その目頭は赤くなり、インタビュー時の声にもその高ぶりが感じられました。

この日の彼は、同点ゴールを決めただけではなく、終始前線からプレッシャーをかけ続け、勝利への執念をピッチ上で表現していました。

その懸命な彼のプレーを見て、相手選手ながらに感動を覚えました。


清水も苦しい状態でしたが、東京Vはもっと苦しい状態でした。

彼を含めた東京Vの選手たちの勝利への想いが、残念ながら清水のそれを上回っていたというしかありません。

清水の選手たちのモチベーションが足りなかったというつもりはありません。

でも、白崎が感じた「違和感」が、自分たちの力を最大限に引き出すことを妨げていたのだろうと思います。

噛み合わない何かがある。

もつれた糸がある。

一つ一つを丁寧にほどき、もう一度整理をする必要があります。


これで順位は10位まで下がりました。

数字上の厳しさは当然増していくわけですが、それでも幸いなことに、J2の混戦具合は今節でさらに増しました。

5試合連続1-0で勝利の札幌が少し抜け出しましたが、2位の岡山から10位の清水までは勝ち点差6。

まだまだ持ち直す時間はあります。


こんなところでシーズンを諦めるわけにはいきません。

まだまだ戦いは続きます。


高木兄弟がもたらすもの』(エスパルスキー 2014/1/18)

シャーキー、高木善朗の加入』(エスパルスキー 2013/12/21)


勝利を呼ぶ声 〜 J2第13節 徳島戦@アイスタ 後記』(エスパルスキー 2016/5/17)

長良川の風景(5/8) 〜 芝生と緑とオレンジ』(エスパルスキー 2016/5/10)

帳消し 〜 J2第12節 岐阜戦@長良川 参戦後記』(エスパルスキー 2016/5/10)


にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村
↑↑↑↑
一日一回どちらかにクリックをお願いします。


親愛なるブロガーさんたち
↓↓↓↓

オレンジ親父』(なりき)

一丁目』(さかた)

☆「S」の鼓動☆』(あらた)

いつもオレンジ気分で』(関西エスパ)

青と緑とオレンジの。』(ゆっちゃん)


ぼちぼちつぶやいています。→ https://twitter.com/macotobatten

関連:清水エスパルス、東京ヴェルディ、味の素スタジアム

at 23:41, macotobatten, 試合 後記

comments(0), trackbacks(0), - -

勝利を呼ぶ声 〜 J2第13節 徳島戦@アイスタ 後記

JUGEMテーマ:清水エスパルス

2016/5/15(日)13:04 KICK OFF

清水エスパルス 0-1 徳島ヴォルティス(前半0-0)

【入場者数】
10,469人

【得点】
65分 山崎 凌吾(徳島)

【出場選手】《清水のみ》
GK 碓井 健平
DF 川口 尚紀
DF 犬飼 智也
DF 三浦 弦太
DF 福村 貴幸
    (→61分 DF 枝村 匠馬)
MF 六平 光成
MF 本田 拓也
    (→73分 FW 北川 航也)
MF 村田 和哉
MF 大前 元紀
MF 河井 陽介
FW 鄭 大世
    (→65分 MF 白崎 凌兵)

【警告・退場】

【主審】
飯田 淳平

==========

13試合消化
 ※5試合未消化:熊本
 ※2試合未消化:愛媛
 ※1試合未消化:札幌、横浜FC、京都、水戸、山形、長崎、金沢
9位 勝ち点19
5勝4分4敗 16得点 12失点 得失点差+4


26 札幌(+10) 
25 町田(+7) 
24 山口(+5) C大阪(+3)

22 岡山(+7) 

20 松本(+7) 京都(+3) 岐阜(-3)
19 清水(+4) 千葉(+1)

17 横浜FC(+4) 讃岐(0) 

15 愛媛(-1) 
14 徳島(-6)
13 熊本(0) 山形(-1) 
12 水戸(-1) 
11 群馬(-3) 北九州(-8) 東京V(-9) 

09 長崎(-10)


06 金沢(-9) 

==========

「戦う気がない」と「戦えていない」というのは、似ているようでだいぶ違います。

試合後の感想の中には、この二つが混在しているように感じました。

自分はどうなのかというと、後者です。


試合前まで17位だった徳島を相手に、ホームでの敗戦。

かつてJ1をともに戦った徳島を舐めるわけではありませんが、清水以上にチーム状態の悪かった徳島に敗れたのはやはりショックでした。

"優勝候補"という表現が形骸化しているほど、今のJ2は厳しい混戦。

昨季までJ3にいたチームであっても、戦術が浸透し、堂々と戦うことができれば上位に食い込むことができる。

それが今のJ2です。

そんな中でも、調子を落としているチームにはしっかりと勝利しておきたかった。


徳島にとって潮目が変わった試合だったのかもしれません。

長島監督にとっては、かつて"上司"であった小林監督との対戦。

互いに手の内を知り尽くしている中で、真っ向勝負ができる相手。

そして、ようやくチームに戻ってきたカルリーニョスの存在。

J2で最もシュート数が少なかったチームが、この試合では12本のシュートを放ち、そのうち半数が枠に飛びました。

下降モードに陥ってしまった清水から、まるで精気を吸い取るかのように、試合時間が経過するたびに勢いを増していきました。


「前から行ったのがうまくいったと思います」

長島監督のコメントから、ホームの清水に対して引いて守るつもりがなかったことがわかります。

ここ数試合、「清水に対しては引いて守るよりも前からアグレッシブに行った方がいい」という相手チームの意図が見え隠れすようになりました。

開幕当初は、「相手が前へ来てくれた方が戦いやすい」という考えが選手にもサポーターにもあったと思います。

相手が引いてきたら崩せない。

相手が前へ来たら持ちこたえられない。

今のチームは、泥沼にハマってしまったような状態です。


あれだけ失点の少なかったチームが、現在は7試合連続で失点中です。

GKを含めて守備陣に故障者が続き、メンバーが入れ替わったことが原因なのでしょうか。

それも十分にあるだろうと思いますが、どうもチーム全体の意識が統一されていないような気がしてしまいます。


「スコアレス恐怖症」

勝手に名付けてみましたが、今のチームは「点を取らなければいけない」という強迫観念のようなものに縛られているのではないか…。

そんな風に思います。

当然、勝ち点3を掴むためにはゴールが必要です。

でも、このチームは開幕前のほとんどの時間を費やして守備の立て直しを図ってきたチームです。

それほどに、それまでの状態がひどいものであったし、攻撃よりも守備が重要であるという原点に立った上で、開幕前の準備をしてきました。


まだまだ守備の土台ができていないということです。

CBの連携はバラバラであったし、ボランチと前線の間もぽっかりと空くことがしばしばありました。

セットプレー時の守備のレベルは、全失点数の58%がセットプレーからのものであることを見れば、言うまでもありません。

相手が引いていた段階での守備はできても、岐阜や徳島のようにプレッシャーをかけられれば脆い部分を見せてしまいます。

チーム全体として、攻めるのか守るのか、そのあたりが非常に曖昧で、結果的にすべての場面で判断が遅れています。

今の清水には、攻撃も守備も両方を起用に使い分けるスキルが備わっていないのかもしれません。

少なくとも、組織としてそれができていないのは明白です。


もう一つ、気になっていることが、「声」です。

「声」が聞こえてきません。

スタジアムにいても、中継を見ても、実際には選手の声が明確に聞こえてくることはありませんが、視覚からその様子は掴むことができます。

セットプレーの時、ハーフタイムに入る時、選手交代の時、失点してしまった時…。

互いに声をかけ合う機会は何度もあるはずですが、どうも今のチームには足りないような気がします。

それは、チームが降格した昨季の姿に共通する部分があります。

監督が変わっても、ピッチ上の選手たちが変わらなければ、同じ結果が待っています。

ゴールマウスから、最終ラインから、中央から、前線から。

どこからでもいいと思いますが、チームの核となるような「声」が欲しいです。


ゴール裏だけでなく、メインスタンド、バックスタンドの3方向からブーイングが浴びせられたこの試合。

サポーターの"怒り"の表現の仕方には賛否あると思いますが、ツイッター上で話題になったある男の子の言葉を大事にしたいと思います。


 

「そんなこと言ったら選手が泣いちゃうよ!!今度勝てばいいだろう!!」



選手たちに罵声を浴びせる大人たちに対しての男の子の言葉です。

泣き叫ぶようなその声には、選手ではなく大人たちに対する"怒り"が込められているように感じました。


この言葉に、元紀や村田、航也が反応を見せたことで、少なくともツイッター上では一つの大きなうねりが生まれました。




年齢が違えば、感情の表現の仕方も対象も変わるでしょう。

自分には、この男の子と同じことができる自信はありません。

でも、あれだけの「声」の中で、一体どんな「声」が選手に勇気を与えるのか、それだけは明らかだと思います。


「今度勝てばいい」

それ以上の言葉はありません。

次の勝利は、きっとこの男の子のためにあるのだと思います。

そのためにやるべきことは、選手たちができる限りやってくれるはず。

待ちましょう。


長良川の風景(5/8) 〜 芝生と緑とオレンジ』(エスパルスキー 2016/5/10)

帳消し 〜 J2第12節 岐阜戦@長良川 参戦後記』(エスパルスキー 2016/5/10)

三保の風景(5/5) 〜 左右非対称』(エスパルスキー 2016/5/6)


にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村
↑↑↑↑
一日一回どちらかにクリックをお願いします。


親愛なるブロガーさんたち
↓↓↓↓

オレンジ親父』(なりき)

一丁目』(さかた)

☆「S」の鼓動☆』(あらた)

いつもオレンジ気分で』(関西エスパ)

青と緑とオレンジの。』(ゆっちゃん)


ぼちぼちつぶやいています。→ https://twitter.com/macotobatten

関連:清水エスパルス、徳島ヴォルティス、IAIスタジアム日本平

at 22:57, macotobatten, 試合 後記

comments(0), trackbacks(0), - -

長良川の風景(5/8) 〜 芝生と緑とオレンジ

JUGEMテーマ:清水エスパルス

岐阜県南部を血管のように流れる木曽三川。

その一つである長良川を跨いだ先に見えるのは、ロープウェイや夜景で有名な金華山。

かつては稲葉山と呼ばれ、頂上には織田信長が一時期居城としていた岐阜城があります。

DSCN9490.JPG

手持ちのカメラのズームを最大限にして撮影した岐阜城がこちら。

DSCN9491.JPG

清水サポーターの中には、試合前にここへ観光してきた方も多かったようです。


DSCN9488.JPG

スタジアムの正面にあるホテルにて、エスバスを発見。

歩いて会場入りできそうです…。


DSCN9493.JPG

こちらがスタジアムのある岐阜メモリアルセンターの全体図。

DSCN9501.JPG

プロ野球の試合が年に何回か開催されている長良川球場。

DSCN9500.JPG

この規模の施設では珍しい屋外の水泳場。

DSCN9503.JPG

2つ並んだドームはいずれも体育館。

「で愛ドーム」「ふれ愛ドーム」という洒落たネーミングです。


DSCN9495.JPG

そして、こちらがこの日の試合会場、岐阜メモリアルセンター長良川競技場。

DSCN9498.JPG

試合開始18:00。

一般入場16:45。

…!?

DSCN9494.JPG

何と、ギリギリまで陸上の大会が行われていました。

場内から表彰式のマイクの声が聞こえてくる中、外ではJリーグサポーターが待機しているという、なかなかカオスな状態でした。


DSCN9504.JPG

J2に多いのが、総合運動公園タイプのホームスタジアム。

長崎、山形、熊本、北九州、京都、そして岐阜。

今季のこれまでのアウェー戦の会場は、すべてこれに当てはまります。

もれなく陸上用トラックが付いてくることになるわけですが、この総合運動公園の雰囲気は好きです。

DSCN9506.JPG

芝生広場では、この日のマッチスポンサーであるコパンのキャラクター"コペン"のふわふわが。

清水サポーターにとってコパンといえばあのコパンなわけですが、このコパンは愛知・岐阜・滋賀などで展開するスポーツクラブのようです。


前評判の良かったスタジアムグルメ。

DSCN9510.JPG

DSCN9511.JPG

DSCN9515.JPG

DSCN9516.JPG

雰囲気も良かったし、美味しいものばかりでした。

そして、どの店もほとんど並ばずに買えるというのがとてもよかった。

アイスタは素晴らしいスタジアムだけど、フードコートの混雑ぶりは正直なところ残念に思っています。

営業としては、当然行列ができる方がいいのだろうけど。

DSCN9509.JPG

台湾まぜそば(飛騨牛入り)、フランクフルト、チーズバーガー、アイスなどを食べました。

明らかに食べ過ぎました…。

DSCN9514.JPG

割り箸袋にもこだわりが。

裏にはスポンサーの広告。

細かいことですが、クラブの努力や工夫が垣間見えます。


DSCN9520.JPG

「夢パス」というプロジェクトは、岐阜県内の小学生を無料で招待するというもの。

何と、全試合。

経営上の損得のことはわかりませんが、クラブや地域の未来を考えた時には大事なことかもしれません。

アウェーチームの選手紹介を小学生がやったり、ボールパーソンを親子がやったりと、子どもや家族を大事にした運営だと感じました。


DSCN9551.JPG

両ゴール裏は、前部分が座席、後ろ部分が芝生となっています。

岐阜のゴール裏は緑色がきれいでした。

DSCN9541.JPG

エリアが限られていた分、清水側の方が"濃い"応援ができたように感じます。

いつも思いますが、オレンジと緑はとてもよく映えるなあと。

DSCN9553.JPG

試合中のラモス監督。

目が戦闘モード…。

DSCN9590.JPG

大型連休の最後を勝利で締めくくることはできませんでした。

選手のその先にある鵜飼の看板が少し気になりました…。


これで、しばらくアウェーには行けないと思います。

J2の戦いは苦しいけれど、こうした新たな世界へ足を踏み入れることができるのは大きな魅力。

次に行けるのはどこだろうか…。


帳消し 〜 J2第12節 岐阜戦@長良川 参戦後記』(エスパルスキー 2016/5/10)

三保の風景(5/5) 〜 左右非対称』(エスパルスキー 2016/5/6)

安心感と危機感 〜 J2第11節 京都戦@西京極 参戦後記』(エスパルスキー 2016/5/4)


にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村
↑↑↑↑
一日一回どちらかにクリックをお願いします。


親愛なるブロガーさんたち
↓↓↓↓

オレンジ親父』(なりき)

一丁目』(さかた)

☆「S」の鼓動☆』(あらた)

いつもオレンジ気分で』(関西エスパ)

青と緑とオレンジの。』(ゆっちゃん)


ぼちぼちつぶやいています。→ https://twitter.com/macotobatten

関連:清水エスパルス、FC岐阜、岐阜メモリアルセンター長良川競技場

at 23:06, macotobatten, スタジアムの風景

comments(0), trackbacks(0), - -

帳消し 〜 J2第12節 岐阜戦@長良川 参戦後記

JUGEMテーマ:清水エスパルス

2016/5/8(日)18:04 KICK OFF

FC岐阜 1-1 清水エスパルス(前半1-1)

【入場者数】
6,124人

【得点】
04分 大前 元紀(清水)
27分 阿部 正紀(岐阜)

【出場選手】《清水のみ》
GK 碓井 健平
DF 川口 尚紀
DF 犬飼 智也
DF 三浦 弦太
DF 福村 貴幸
MF 本田 拓也
    (→65分 MF 六平 光成)
MF 八反田 康平
    (→76分 FW 鄭 大世)
MF 石毛 秀樹
    (→57分 MF 村田 和哉)
MF 白崎 凌兵
MF 河井 陽介
MF 大前 元紀

【警告・退場】
02分 警告 磐瀬 剛(岐阜)【反スポーツ的行為】
36分 警告 高地 系治(岐阜)【反スポーツ的行為】
59分 警告 レオナルド ロシャ(岐阜)【繰り返しの違反】
77分 警告 白崎 凌兵(清水)【反スポーツ的行為】

【主審】
柿沼 亨

==========

12試合消化
 ※5試合未消化:熊本
 ※2試合未消化:愛媛
 ※1試合未消化:札幌、横浜FC、京都、水戸、山形、長崎、金沢
7位 勝ち点19
5勝4分3敗 16得点 11失点 得失点差+5


25 町田(+8) 
24 C大阪(+5)
23 札幌(+9) 
22 岡山(+8) 
21 山口(+3) 

19 松本(+7) 清水(+5) 

17 横浜FC(+6) 京都(+2) 岐阜(-4)
16 讃岐(0) 千葉(-1)
15 愛媛(0) 

13 熊本(+2)
12 水戸(0) 山形(-1) 
11 徳島(-7)
10 東京V(-9) 

08 群馬(-5) 北九州(-9) 長崎(-10)


05 金沢(-9) 

==========

この試合の前日に行われた愛媛とC大阪の試合をスカパーで見ていました。

そこには、最後まで果敢に走り、優勝候補の筆頭に挙げられているC大阪を圧倒する愛媛の姿がありました。

今季の開幕戦でひたすらゴール前を守るサッカーを見せたチームとは別のチームに見えました。

運動量の落ちたC大阪に対して、次々とプレッシャーをかけ、ボールを奪取していました。

瀬沼、内田、そして中盤で特別な存在感を見せていた息吹のプレーも輝いていました。

そんな愛媛のサッカーに感動を覚えました。


そして、長良川競技場。

その試合に重なるような光景がそこにありました。

DSCN9585.JPG

言うまでもありませんが、愛媛のような躍動感あるサッカーを展開したのは岐阜の方。

決して美しいサッカーではありませんが、勝つためには何が何でもボールを奪い取る、そして走る…そんなことが徹底されたサッカーでした。

清水の見せ場は、開始早々の元紀のフリーキックと、そのすぐ後に同じく元紀の放った2本のシュートくらいでしょうか。

スコアは1-1のドローでしたが、試合後の印象としては、負けたような感覚を覚えました。


健平、八反田、石毛、白崎の4人を先発起用。

連戦が続く中、これまでで最も多くの選手を入れ替えた試合となりました。

小林監督の使ったキーワードは「モビリティ」。

機動性とか流動性といった意味をもつこの言葉は、かつて大榎氏もよく使っていた言葉です。

岐阜がガツガツに当たってくることは想定していました。

それを「モビリティ」によって往なしながら、相手の裏を突くような攻撃を見せてくれることを期待しました。


しかし、ふたを開けてみれば、「モビリティ」のモの字も見えてこないような残念な内容となりました。

パスのタイミング、シュートのタイミング、セカンドボールへの反応…。

全てがとにかく遅かった。

これが、試合を通しての印象です。

フィジカル的な難しさがあったのかもしれないし、自信を失っている選手がいたのかもしれません。

メンバーを入れ替えたことが災いになったのかもしれません。

相手の意表を突くようなパスは見られなかったし、シュートをためらってフェイントを選択した挙句に囲まれて奪われるシーンが何度もありました。

前節で書いた"危機感"のようなものは、この試合でも感じられませんでした。

岐阜の選手のプレーに圧倒され、勇気をもって厚みのある攻めに転じることのできない選手たちの姿があるだけでした。

DSCN9588.JPG


試合後のラモス監督のコメントを読みました。

選手に対する厳しい発言が並んでいました。

チームの状況はそれぞれ違いますが、少なくとも岐阜の選手たちはギリギリのプレッシャーの中で戦っているのだろうと思いました。

まさに、小林監督が就任のインタビューの中で語っていたJ2の厳しさがそれなのだと思います。


開幕から12戦。

今の清水には、まだまだ足りないものがあります。

金沢戦で手に入れたはずの勢いは、その後の2試合で帳消しとなりました。

痛い痛い授業料ですが、これも通らねばならない道ということなのでしょう。


ここで連戦も一息。

次はホームでの徳島戦。

一週間のインターバルで、もう一度仕切り直しです。

終わった試合の結果も判定も帳消しにすることはできません。

残りの30試合で挽回するしかありません。

DSCN9579.JPG


三保の風景(5/5) 〜 左右非対称』(エスパルスキー 2016/5/6)

安心感と危機感 〜 J2第11節 京都戦@西京極 参戦後記』(エスパルスキー 2016/5/4)

ここが自分たちのホーム 〜 J2第10節 金沢戦@アイスタ 参戦後記』(エスパルスキー 2016/4/30)


にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村
↑↑↑↑
一日一回どちらかにクリックをお願いします。


親愛なるブロガーさんたち
↓↓↓↓

オレンジ親父』(なりき)

一丁目』(さかた)

☆「S」の鼓動☆』(あらた)

いつもオレンジ気分で』(関西エスパ)

青と緑とオレンジの。』(ゆっちゃん)


ぼちぼちつぶやいています。→ https://twitter.com/macotobatten

関連:清水エスパルス、FC岐阜、岐阜メモリアルセンター長良川競技場

at 00:10, macotobatten, 試合 参戦後記

comments(0), trackbacks(0), - -