2015.12.23 Wednesday
徐々に見える来季の体制…89年組の去就は
JUGEMテーマ:清水エスパルス
今オフより、公式サイトにおいて契約更改した選手が公表されています。
この時期の選手の去就は例年不透明な部分であり、特に今オフはJ2へ戦いの場が移されるということで、一層気になるところです。
『契約更新選手のお知らせ(12月17日)』(清水エスパルス公式 2015/12/17)
澤田崇、高木和徹、水谷拓磨、宮本航汰、北川航也
『契約更新選手のお知らせ(12月18日)』(清水エスパルス公式 2015/12/18)
杉山浩太、鄭大世
『契約更新選手のお知らせ(12月21日)』(清水エスパルス公式 2015/12/21)
ミッチェルデューク、白崎凌兵
『契約更新選手のお知らせ(12月23日)』(清水エスパルス公式 2015/12/23)
六平光成
以上に加えて、新加入としてリリースがされている選手が次の4人です。
西部洋平、角田誠、福村貴幸、光崎伸
栃木より期限付き移籍満了のリリースが出されている金子についても、現時点では清水に籍が戻っているということになると思います。
以前からこういったリリースを出していたクラブはありましたが、来季に向けた体制が見えるということは、非常にありがたいことです。
契約更新に関するリリースが出されるたびに、ツイッターやブログなどで該当する選手たちが取り上げられています。
また、白崎のように、報道によって他クラブからのオファーを断ったことが明らかになるケースもありました。
白崎に対するサポーターの想いも一層深まったように思います。
選手にとってもサポーターにとっても、こういった形で"見える化"されるのはいいことだと思います。
ただ、その一方で当然なかなかリリースされない選手が気になるというのもサポーターの心情。
ネット上では、やはり元紀に対する不安が多く見られます。
彼を含めたある年代の選手たちの契約更新のリリースが、未だに出されていません。
大前元紀、河井陽介、村松大輔、八反田康平、鎌田翔雅、内田健太
いわゆる、89年組。
かつて、クラブでも公式にイベントが組まれたこともあります。
彼らのうち、内田は愛媛への完全移籍が発表されています。
元紀と翔雅は来季も契約が残っており、残りの選手は今オフで契約が切れます。
元紀は少し前に神戸が獲得するのではという報道がされました。
しかし、その後は情報がなく、信ぴょう性は高いとはいえません。
これまでの実績を見ても、チームに残ってほしい選手の一人ですが、今季の終盤にはスタメンを外れることもあり、もしもJ1クラブからの誘いがあれば、本人も悩むことになるでしょう。
同じく契約が残っている翔雅は、今季終盤に出場機会を得ました。
気持ちの入った積極的なプレーが印象に残っています。
降格が決まった後の悔しそうな表情が忘れられません。
貴重なSBを任せられる選手。
J2での経験も豊富なので、ぜひとも来季も清水のユニフォームを着てほしいものです。
契約が切れる選手は、他クラブからオファーがない方が不思議だと言ってもいいのかもしれません。
八反田は今季15試合に出場。
うち14試合が先発出場でした。
チームの状況によって起用のされ方がガラッと変わるなど、不運な面もありました。
昨季の仙台への期限付き移籍では結果を残せませんでしたが、守備に対する意識が随分とか高まったように感じました。
1stステージ第2節で記録したスプリント数44という数字は、結局シーズンを終えた中でも全体で2位という結果となりました。
大輔の今季の出場は、わずかに3試合。
彼が出場した1stステージ第8節から第10節は、いずれもドロー。
彼が外れた次の神戸戦でチームは10試合ぶりの勝利を上げ、その後に田坂監督になってからは完全に出場機会を失ってしまいました。
今季の彼がトップで戦える状態になかったのか、それとも戦術上の事情であったのかはわかりません。
しかし、かつてはA代表の候補にも入り、ロンドン五輪のメンバーにチームで唯一選ばれていた選手なのでまだまだ期待したいところです。
昨季に徳島へ期限付き移籍した際には、当時の小林監督のもとで主力としてプレーもしています。
今後の去就を見守りたいと思います。
そして、最後が河井。
昨季までの3シーズンで94試合に出場した彼が、今季はわずか13試合。
不本意なシーズンであったと思います。
これまでにトップ下、両SH、両SB、ボランチ…時にはFWも務めました。
いわゆる"サッカー脳"がある選手で、ゴトビ監督に重宝されたことからも、監督の指示をしっかりと自分のプレーに落とし込める選手と言えるでしょう。
指示に忠実にプレーする要素と自分で判断してプレーする要素のバランスが非常にいい選手だと思います。
契約が切れる彼をどのクラブもリストアップしないことはないはずです。
今季は、コメントの内容も頼もしいものになってきたように感じます。
これまでピッチにいるのが当たり前の立場でしたが、今季はベンチあるいはスタンドからチームを見つめることが多くありました。
2015シーズンの清水エスパルスは、彼の目にどんな風に映っていたのか。
来季も彼の"気の利いた"プレーを見たいものです。
『河井陽介の還るところ』(2015/8/26)
『あの瞬間の"猪突猛進" 〜 吉田豊』(2015/1/10)
『背番号50、大前元紀』(2013/8/14)
『「バンディエラ」になれるか 〜 河井陽介』(2013/7/28)
『89年組の苦悩 〜 元紀、河井、大輔、八反田、吉田』(2013/3/10)
『八反田康平の出番』(2012/9/29)
『清水のオンリーワン 〜 村松大輔』(2012/7/2)
『西部洋平の復帰と来季の清水のGK事情』(2015/12/16)
『清水からリオ五輪をめざす選手は』(2015/12/16)
『愛媛で輝く3選手 〜 内田健太と藤田息吹と瀬沼優司』(2015/12/14)
関連:清水エスパルス、大前元紀、河井陽介、内田健太、八反田康平、村松大輔、鎌田翔雅
at 22:49, macotobatten, 補強・育成
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