ラストゲーム 〜 J1(1st)第17節 F東京戦@味スタ 後記

JUGEMテーマ:清水エスパルス

2015/6/27(土) 19:00 KICK OFF

FC東京 3-2 清水エスパルス(前半1-0)

【入場者数】
41,363人

【得点】
38分 東 慶悟(F東京)
51分 大前 元紀(清水)
60分 前田 遼一(F東京)
66分 前田 遼一(F東京)
83分 石毛 秀樹(清水)

【出場選手】《清水のみ》
GK 櫛引 政敏
DF 枝村 匠馬
   (→77分  FW 澤田 崇)
DF ヤコヴィッチ
DF 福村 貴幸
DF 犬飼 智也
MF 竹内 涼
MF 水谷 拓磨
   (→57分  MF 石毛 秀樹)
MF 金子 翔太
MF 河井 陽介
   (→86分  MF 高木 善朗)
FW 大前 元紀
FW ピーター ウタカ

【警告・退場】
54分警告 金子 翔太(清水)【ラフプレー】
84分警告 石毛 秀樹(清水)【ラフプレー】

【主審】
山本 雄大

==========

マインツへ移籍する武藤を見送るべく、味スタはFC東京サポーターで溢れかえりました。

チケットは完売。

BS1の中継も、主語の多くは武藤であって、おそらくそれを見ていた多くの視聴者も武藤目線で試合を見ていたのだと思います。

武藤にとっての国内ラストゲームは、ゴールこそなかったものの、その持ち味は十分に発揮し、まさに武藤のための試合となりました。


清水サポーターにとっては、そんなことを気にしている場合でない試合でした。

前節で10年ぶりの最下位に転落。

この試合で負けるようなことになれば、2ステージ制が復活してから最初のステージ最下位という不名誉な記録が残るという状況でした。


今季の清水を象徴するような試合でした。 

決して何もさせてもらえなかったわけではありませんでした。

「あのチャンスを決めていれば」

そんな場面が続く中で、ミスからの失点。

カウンターに対応しきれずに失点。

セットプレーからの失点。


力勝負を挑み、力負け。

今季の敗戦の多くが、そういった形でした。


このサッカーを貫く上では、強気に攻めていくことが重要なのだと思います。

高いリスクを背負っての攻撃。

例え相手が上位にいるクラブであっても、それを貫く。

上手くハマれば川崎F戦のように勝利が転がり込みますが、毎試合そうはいかないということは、これまでの戦いが示しています。

それでも、「自分たちのサッカー」としてこのまま突き進むのだという決意のようなものを感じた試合でした。


希望を見出すとすれば、2得点を挙げたこと。

特に石毛のゴールは素晴らしいものでした。

川崎F戦から数えて3ゴール目。

その全てがペナルティエリア外から。

こういったゴールが続けば、相手にとって脅威となれるでしょう。


それに対して、もう我慢の限界だという人もいるでしょう。

引いて守るサッカーに切り替えるべきだとか、監督交代をすべきだとかいう考えを抱く人も増えてきている、いや、多くのサポーターがそう思っているでしょう。

それでも、大榎監督が出した答えは「貫く」であったし、フロントとしても"続投"という判断をしたようです。


ゴトビ監督の去就が騒がれた時も、今回も、自分の考えは同じです。

判断はクラブに委ねると。

自分はサッカーに関しては素人であり、クラブ経営についてはさらに無知な分野になります。

個人的に思う部分は多少はありますが、ここに書けるほど大層な理論は持ち合わせていません。

今できることは、大榎監督の「貫く」を応援することだろうと思っています。


ただ、一つ思うところがあります。

「ラストゲーム」

この意識を、選手たちがどれだけもっているのか。


ゴトビ監督の頃には、どこからともなく不協和音が聞こえてきたものでした。

それが後になって、選手との大きな溝を生み出すことになりました。

監督の手腕や成績というもの以前に、チームとして"Family"と呼ぶには程遠い状態に陥ったことにより、監督に「そんなに俺を辞めさせたいのか」という、"言ってはいけない"言葉を言わせてしまいました。

おそらく、選手たちの中には「ゴトビ監督のために」という思いはなかったのだろうと想像します。

非常に残念なことですが、それを強要することはできません。

ゴトビ監督のやり方にも問題があったのだと思います。


今はどうなのでしょうか。

クラブとしては、一時代を築いた"レジェンド"。

昨季は、最もチームが苦しい状況の中で、火中の栗を拾うような形での監督就任。

おそらく、大榎監督自身が、そのキャリアからしても厳しい戦いになるだろうという覚悟をしていたのだろうと思います。

それでも、ギリギリのところでJ1残留を果たしました。


選手たちから大榎監督についての言及があまり見られないのが気になっています。

あれほどにコミュニケーションを密にしたいと言っていた大榎監督からも、こんなことを話し合ったとか、言い合ったとか、そういったことが聞こえてきません。

言及するまでもないくらいにコミュニケーションが取れているならいいのですが。


通常であれば、ちょうど1シーズン分を戦ったこの時期でこの成績は、監督としての任を解かれる可能性が高いものだと思っています。

FESでの大榎監督の挨拶からも、そういった覚悟をしているというニュアンスが伝わってきます。

このタイミングで解任されるのではという思いは、おそらく持っていたのでしょう。


選手の方はどうか。

昨季の「ラストゲーム」は最終節の甲府戦でした。

チームの運命がかかった試合でした。

守って、守って、守り抜いた試合でした。

後先がどうよりも、この試合で残留を決めるんだという執念が伝わってきました。

お世辞にも良い試合内容ではなかったし、美しい試合でもありませんでした。

それでも、胸が張り裂けるような想いで90分間を戦いました。

まさに、「ラストゲーム」の覚悟の中での試合だったように思います。


2015シーズンは1stステージを終え、折り返し点に到達しました。

2ndステージは、昨季のように最終節だけでああいった戦いをすれば残留できるようなステージにはならないでしょう。

かなり早い段階から、「ラストゲーム」を意識しなければならなくなると思います。


とことん貫けばいいと思います。

ただ、一試合一試合を「ラストゲーム」のつもりで戦うスピリットがなければ、意味のないものになるでしょう。

「残留決定」も「降格決定」も、まだまだ先の話。

でも、その足音は思っているよりも早いペースで迫ってきます。

のらりくらりと理想だけを思い描いていては、理想に辿り着く前に空中分解が起こるでしょう。


残り4か月。

毎試合が「ラストゲーム」。


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at 00:39, macotobatten, 試合 後記

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格下と格上 〜 J1(1st)第16節 甲府戦@アイスタ 後記

JUGEMテーマ:清水エスパルス

2015/6/20(土) 16:00 KICK OFF

清水エスパルス 0-2 ヴァンフォーレ甲府(前半0-1)

【入場者数】
13,288人

【得点】
11分 オウンゴール(甲府)
51分 伊東 純也(甲府)

【出場選手】《清水のみ》
GK 櫛引 政敏
DF 枝村 匠馬
DF 犬飼 智也
DF 福村 貴幸
DF 松原 后
MF 八反田 康平
MF 水谷 拓磨
   (→52分  FW 長沢 駿)
MF 石毛 秀樹
   (→75分  DF 内田 健太)
MF ミッチェル デューク
FW 大前 元紀
FW ピーター ウタカ

【警告・退場】
58分警告 ミッチェル デューク(清水)【異議】→次節出場停止
90+1分警告 保坂 一成(甲府)【反スポーツ的行為】


【主審】
扇谷 健司

==========

「勝たなければならない試合」でした。

それは、現在の順位がどうとか、1stステージも残り2節だとか、そういうことよりも、相手が甲府であったから。

そして、ホームでの試合であったから。

"サバイバル"であったこの試合は、甲府の勝利に終わりました。

狙い通りの試合展開であったかどうかという点で見れば、甲府の完勝と言っていいと思います。

昨季の最終節に、何とかスコアレスドローに持ち込んだ相手に、今回は一蹴されました。


川崎Fに快勝し、優勝のかかった浦和相手に敵地で"健闘"。

チーム状態としては、上向きであったことは確かであったと思います。

実際に、この試合においてもチームが壊れているような印象は受けませんでした。

引いてくる甲府に対して、断固として攻め続けるという姿勢ははっきりしていたし、"決まりさえすれば"という試合であったことも否定はできないと思います。


ただ、やはりそれは無失点に抑えてこそ言えるもの。

1失点目にしても、2失点目にしても、明らかに軽かったと思います。

1失点目の少し前のプレーでは、クリアミスを連発し、結果としてあのようなシーンを招いてしまいました。

試合前からカウンターに気を付けるということは監督からも選手からも出されていたことでしたが、やはりそういった形から2失点目を喫することになりました。

櫛引の飛び出しも判断ミスだとは思いますが、ああいった飛び出しはナビスコの神戸戦を含めたここ3試合で上手くいっていた部分でもあり、それがミスにつながったように思います。

甲府の佐久間監督も「狙い通り」と言っているので、「いつかミスが出るだろう」という風に分析されていたのだと思います。


13本ものCKを得ながらも得点が奪えなかったことを批判する声もありますが、そもそもCKからの得点率はそれほど高いものではないので、ウタカの惜しいシュートなどもあったわけで、以前よりは精度の高いボールが蹴られていたように感じました。

それよりも、13本のCKのきっかけの多くがサイドからのクロスを防がれたものだということの方が意味としては大きいのではと思いました。

シュートがブロックされてCKになったものも多くありました。

相手が中央を固め、シュートコースを消しに来た時、そこで打つ手が見つかりませんでした。

13本のCKが示すものは、それだけ攻撃をやりきれなかった、決めきれなかったということだと思います。


なかなか甲府の守備を崩せない中で、大榎監督の選択は駿の投入でした。

ウタカと元紀をシャドーの位置に置き、さらに途中からは内田を入れてデュークも中央に入れました。

そこが上手く噛み合えば、試合の流れを変えることもできたと思います。

PKを失敗したのも痛かったですが、ああいったことが起こるような、そんな試合の雰囲気があったような気もします。(録画でしか見ていませんが…)

甲府がプラン通りに試合をすすめていたとはいえ、甲府にしてみればほとんどの時間帯を守備に費やしていた訳で、清水が少しでも風穴を空けることができれば、というところでした。


しかし、残念なことに、ここからの意思疎通がチームにできなかったということだと思います。

監督や選手のコメントを読んでも、ロングボールに頼り過ぎたという声もあれば、駿は「もう少し自分が要求しなければいけなかった」とコメントしています。

結局、どういう形で崩していくのかという共有ができていなかったということでしょう。

こういう状態で前がかりになることは非常に危険で、この試合が湘南戦の二の舞になっていた可能性は十分にあったと思います。

2週間のブランクがあった中で、8人で守ってくることが明らかだった甲府に対してどんな準備をしてきたのか。


この試合に敗れたことで、ついに最下位に転落しました。

これまでにわずか3勝しかしていない訳で、失点数も既に29を数えていることを考えれば、当然の順位だといえます。

単独最下位になるのは、チーム史上で3回目ということのようですが、既にシーズンの半分が終わろうとしているこの段階での最下位という現実は、重く受け止めなければならないでしょう。


甲府との試合は「勝たなければならない試合」ではありましたが、「勝てるはずの試合」ではありませんでした。

チームの勢いでみれば、完全に甲府に分がありました。

かつて清水が優勝争いをしていた頃ならともかく、今は格下も格上もない間柄でしょう。

過去の対戦成績も関係ありません。

最下位になった今、自分たちを除くJ1の全てのチームは"格上"ということになります。

もはや、「勝てるはずの試合」などないと。

もう随分と前からそういった状況だったのでしょう。

でも、心のどこかで、何となく"本来の力が出せれば"というような甘さがあったのかもしれません。

最下位になったことを、自分たちのポジションを見つめ直す良い機会にしなければなりません。


ただ、あくまで、次節までに監督交代がないという前提での話ですが、「やり続ける」という選手や監督のコメントに対しては、賛同をしたいと思います。

おそらく、今やれるサッカーは今やっているサッカーしかないでしょう。

それは、リスクを抱えてでもラインを高く保ち、攻撃に人数をかけることで得点機会を増やすというサッカー。

5バックで引いて守ってカウンターというやり方もあると思いますが、今それをやって成功する気がしません。

甲府が監督交代で結果を残せているのは、城福監督時代の積み重ねがあるから。

松本も、湘南も、そうやって土台を築き上げてきたから、今それなりの戦いができているのだと思います。


いずれにしても、今のサッカーで毎試合勝つのは難しいでしょう。

ただ、「やり方を変える」よりも「やり続ける」方が、少なくとも後に残るものがあると思います。

おそらく、昨季以上に厳しい後半戦になるでしょう。

覚悟は必要です。

…というか、覚悟は既にもっているつもりです。

その上で、迷走を繰り返しながら結局最後に今季の清水エスパルスのサッカーとは何だったのかと考え込むよりは、ここまでに手応えを掴みつつあるやり方を貫いて、今後の土台とした方がいいように思います。

何かきっかけがあれば、浮上することもできるでしょう。

ですが、きっかけを見つけることができなかった場合を受け入れる心の準備も必要かもしれません。


クラブとしては、もしかしたら1stステージ終了後に大きな決断を下すことになるかもしれません。

大榎体制もちょうど一回りすることになります。

現時点でリーグ戦33試合を戦い、獲得した勝ち点は28。

この数字がもつ意味を、多くのサポーターは既に分かっています。


実際のところは定かではありませんが、タイムリミットは確実に迫っています。

今のメンバーによる今のサッカーを、少しでもたくさん見たい。

続けてほしい。

そんな気持ちです。

そして、それが果たせるような結果を残してほしいと、切に願っています。

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6/20 VS甲府 〜完敗そして現実〜』(いつもオレンジ気分で(改))

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at 23:24, macotobatten, 試合 後記

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サバイバル、富士山ダービー

JUGEMテーマ:清水エスパルス

2015シーズン1stステージも、残すところはあと2節。

甲府戦を前に、あの試合の記事を読み返してみました。



今もJ1で戦うことができているのは、あの試合があったから。

もちろん、それ以前に残留を決めなければならなかったわけですが、やはり清水の運命を決めるような、そんな試合でした。

記事を読み返しながら、あの時の苦しさや辛さが蘇ってきました。

そして、残留を決めた安堵感と、それ以上に感じた悔しさもまた、心の中に湧き上がってきました。


あれから半年以上が経ちました。

メンバーも大きく変わりました。

戦い方も変わりました。

それを踏まえた上で、今の立場というものを受け止めなければなりません。


「Never Forget 2014」

"Heat Attack Express"よりも、今季のスローガンのようにサポーターの目に触れているような気がします。

あのシーズンを、あの瞬間を、忘れてはいけない。

今のサッカーがあることへの喜びを、忘れてはいけない。

もしもJ2に降格していたとして、おそらくそれはそれで楽しいこともあっただろうと思います。

J2を"堕ちたら地獄"のように捉えるのは、そこで戦っているクラブやスポンサーに失礼なことだと個人的には思っています。

ただ、間違いなく、今のメンバーでサッカーをすることはなかったでしょう。

「忘れてはいけない」の意味は、そういうことなのだと考えています。


監督交代をしてから4戦負けなしの甲府は、それまで大きな課題だった守備が一気に改善。

ここ4試合でわずか1失点ということが、好調の大きな要因だと思います。

かつては清水の選手として、古巣である甲府を相手にゴールを決めたバレーが、今回は再び甲府の選手としてピッチに立つことになりそうです。

戦術的にも、あの頃の"戦術バレー"に近いような戦い方を甲府がやってくるのではないかと予想されます。

温かく迎え入れたいところですが、ゴールだけは勘弁したいものです。



甲府は現在、勝ち点16。

一方の清水は、勝ち点13。

この試合で清水が勝てば、得失点差の関係上、順位が入れ替わることになります。

万が一清水が負けるようなことがあれば…。

清水にとってこの富士山ダービーは、まさに生き残りがかかった試合となります。


ジュビロ磐田とは、悲しきダービーの歴史があります。

いくら美化しようとしてもできるものではないし、おそらくこの先もずっとそれを背負いながら歴史を築き続けていくことになるだろうと思います。

(次の対戦がいつになるのかわかりませんが…)


ヴァンフォーレ甲府との富士山ダービーは、幸いなことに、これまでそういった泥をかけ合うようなことはなかったと思っています。

個人的にも、このブログを通じて交流を広げることもできました。

今回も、甲府サポーターのユタカさんにお誘いをいただいたので、「富士山ダービー盛り上げ企画」に賛同したいと思います。

ただ、残念がながら自分は不参戦。

その時間帯には浜松のあたりにいると思われますが、念だけはしっかり飛ばしたいと思います。


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富士山ダービー盛り上げ企画スタート!』(ヴァンフォーレ甲府熱血サポーターへの道)

富士山ダービー盛り上げ企画〜過去対戦成績〜』(ヴァンフォーレ甲府熱血サポーターへの道)


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過去の対戦記事










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ボールポゼッション率と勇敢さ

JUGEMテーマ:清水エスパルス

浦和戦のスタッツを見ていて、ある違和感を抱きました。

ボールポゼッション率。

浦和:44%

清水:56%


ここ最近の浦和といえば、高いボールポゼッション率。

逆に、清水の方は基本的に相手にボールを持たせた展開が多い印象。

そして、試合全体を見ても、それほど清水がボールを回していた感覚もありませんでした。


ちょっと気になって、調べてみました。

今季の浦和の試合で、浦和がポゼッション率50%以下だった試合。

第5節 53% 川崎F 1-1 浦和 47%

第15節 44% 浦和 1-0 清水 56%

この2試合だけでした。


浦和にとって"新しい"試合だったのかもしれません。

興梠も試合後に「相手に押し込まれて」というようなコメントを残していました。

浦和のやりたいサッカーをさせなかったということなのだと思います。

少々大げさなことをいえば、今季どこのチームも浦和に対してやれなかったサッカーをやれたのだと。

まあ、清水が負けたことは確かなことですが。


一方の清水のポゼッション率も気になりました。

これまでに何度、相手を上回ったことがあったか。

第3節 59% 清水 0-1 松本 41%

第5節 51% 清水 2-3 G大阪 49%

第6節 44% 名古屋 3-1 清水 56%

第15節 44% 浦和 1-0 清水 56%


15試合のうちで4試合ありました。

そして、そのいずれもが負けた試合でした。


ボールポゼッション率が高いからといって、試合内容が良いとは限りません。

各チームのサッカースタイルによるところが大きいし、結局はどれだけゴールを決めたかで勝負が決まるのがサッカーです。

実際に、第15節で勝利した5チームのうち、相手よりもポゼッション率で上回ったのは2チームのみ。

鳥栖から5ゴールを挙げて大勝した仙台に至っては、ポゼッション率はわずかに41%。


ただ、ずっと高いポゼッション率をキープしてきた浦和と、その逆であった清水との試合において、こういった数字が出てきたのは非常に興味深いことです。

おいらは専門家ではないので、だからどうだということを言うことはできませんが、少なくとも清水の選手たちの勇敢さが数字に出たのではないかと思います。

優勝のかかった相手に対して、決して臆することはなかったと。

そして、水谷や石毛、デュークらがよく走ったと。

水谷は途中交代でしたが、90分に換算すれば、今回も12kmを超えるペースで走っていました。


2ndステージの日程が発表されました。

カップ戦との兼ね合いが難しかった1stステージとは異なり、序盤に少し連戦があるだけで、あとは比較的日程にゆとりがあります。

夏場は少し心配ですが、今のような走るサッカーが継続できれば、見えている光はどんどん大きくなるのではと期待します。

どれだけ自信をもって、信念をもって戦えるか、ということだと思います。









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4万4千人の中で 〜 J1(1st)第15節 浦和戦@埼玉 後記

JUGEMテーマ:清水エスパルス

2015/6/7(日) 16:00 KICK OFF

浦和レッズ 1-0 清水エスパルス(前半0-0)

【入場者数】
44,424人

【得点】
52分 興梠 慎三(浦和)

【出場選手】《清水のみ》
GK 櫛引 政敏
DF 枝村 匠馬
   (→87分  FW 北川 航也)
DF 犬飼 智也
DF 福村 貴幸
DF 松原 后
MF 竹内 涼
MF 石毛 秀樹
MF 水谷 拓磨
   (→55分  FW 金子 翔太)
MF ミッチェル デューク
FW 大前 元紀
   (→85分  MF 高木 善朗)
FW ピーター ウタカ

【警告・退場】
31分警告 松原 后(清水)【反スポーツ的行為】
45分警告 枝村 匠馬(清水)【遅延行為】
71分警告 青木 拓矢(浦和)【ラフプレー】
90+1分警告 ミッチェル デューク(清水)【異議】


【主審】
吉田 寿光

==========

ようやく今日になって試合中継を見ることができました。


勝ちたかった試合でしたし、勝てる可能性もあった試合だったと思います。

でも、一方で浦和の強さを見せつけられた試合でもあったと感じました。

スタッツ的にはほぼ互角。

CKの数は清水が上回りました。

デュークや元紀のシュートが決まっていれば、というところもありました。

それでも、やはり浦和は安定した戦いを見せていたし、同じシュート8本でも、ゴールの可能性を感じる回数は浦和の方が多かったでしょう。

安定感、修正力、そして決定力。

首位を独走するに相応しいチームでした。


44,424人。

真っ赤に染まった埼玉スタジアム。

清水にとっては、ここ数年で一番の観客動員の中での試合であったと思います。

(昨年は0人だったので…)

結果的に浦和の1stステージ優勝は持ち越されましたが、優勝のかかった試合ということで、その雰囲気はいつも以上のものがあったでしょう。

この試合に勝利した浦和は、リーグ開幕から15戦無敗。

ホームに限っては、8戦全勝に。

MAXモードとも言える今の浦和。

試合序盤は固さがあったとはいえ、その浦和相手に対して、最少点差での敗戦は悲観するものではないと思いました。


もちろん、結果が出なければ意味がない、という考えもあると思います。

確かに、数字で見れば、この試合は勝ちたかった。

仮に勝利していれば、順位は13位に上がっていました。

でも、今の時点で大事なことは、チームがブレずに戦い続けること。

そして、決して焦らないこと。

選手が楽観的であってはいけないと思いますが、試合後の選手たちの表情は悔しさに溢れていました。

心配どころか、頼もしさを感じました。


相手が優勝のかかったチームだろうと、果敢にラインを高く保ち、アグレッシブに戦い続けました。

これまで不明確だった「自分たちのサッカー」が、今ははっきりと目に見えるものになっています。


気迫を前面に見せた松原。

日増しに存在感を増している石毛。

ラインコントロールにも落ち着きが出てきた福村。

持ち前のスピードとパワーが随所に見られるようになったデューク。

この試合が続けられれば、自ずと降格圏は抜けることができるでしょう。

平均年齢23歳のチームがこの試合で得たものは、勝ち点以上の価値があると、そう思いたいものです。


中継を見ていて感じたこと。

やはり、サポーターで溢れたスタジアムは素晴らしいということ。

それはホームアイスタだけではなく、どこのスタジアムも。

昨季は、このスタジアムで共に戦うことが叶いませんでした。

選手が見せる一つ一つのプレーに対して、叫び、唸り、歓声を上げる。

それが、どれだけ尊いことか。

残念ながら、この試合に参戦することはできませんでしたが、TVを通してもスタジアムの熱気は十分に伝わってきました。

真っ赤に染まったスタジアムの、ほんの一角に押し込まれたオレンジサポーターが、どれだけ頼もしく見えたか。

解説の声が聞き取れないほどに、清水サポーターの応援は集音マイクに拾われていました。


優勝のかかった試合。

近いうちに、対戦相手としてではなく、当事者として迎えたいものです。

今の若いチームがそういった志をもち続けていけば、それはきっと果たせると信じたいと思います。






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