過去の失敗を糧に 〜 J1第1節 名古屋戦@豊スタ 展望

JUGEMテーマ:清水エスパルス

J1第1節 名古屋グランパス vs 清水エスパルス @豊田スタジアム

2014/3/1(土) 14:00 KICK OFF

放送:スカパー!/スカパー!プレミアムサービス/NHK名古屋/NHK静岡

==========

開幕戦を「1/34ではない」とか「いや、所詮1/34だ」などと表現することがあります。

昨季の開幕戦勝利クラブは、横浜FM(62)、C大阪(59)、浦和(58)、F東京(54)、柏(48)の5クラブ。

( )内は年間勝ち点。

この5クラブの平均勝点は56.2で、平均順位は6位です。

一方、開幕戦で負けたクラブは、広島(63)、川崎F(60)、新潟(55)、湘南(25)、大分(14)。

平均勝点は43.4で、平均順位は9位。

引き分けた残り8クラブの平均勝点は44で、平均順位は12位。

統計学的にはあてにならないサンプル数であることを前提に話を進めれば、開幕戦で勝利できたクラブは最終的に上位に入る可能性が高いといえます。

しかし、開幕戦で負けたクラブのうち、広島、川崎F、新潟の3クラブは、いずれも後半戦の追い上げによって、最終的にはこちらも順位を上げ、広島に至っては優勝を成し遂げています。

やはり、シーズンは長いもの。

開幕戦の結果で一喜一憂せず、しっかりとシーズンを戦い抜く力を付けることが重要だといえます。


清水の相手は名古屋。

2年前の開幕戦と同カードで、会場も同じ。


当時は、ピクシー体制黄金期。

2010年にリーグ優勝、2011年に準優勝を果たした、その翌シーズンでした。

清水の方は、ゴトビ体制2年目。

まだまだ体制としては定まっておらず、当時のメンバーも半数ほどが既にチームを去っています。

吉田、河井、白崎、ソンホ、犬飼などの新加入メンバーが遠征メンバーに加わるなど、今思えば非常に未熟なチームでした。

それでも、内容では名古屋を勝り、残念ながらPKに泣いた敗戦であったことを記憶しています。


現在の両クラブに目を向けてみます。


名古屋の方は、ピクシーによる長期政権を終え、西野新体制がスタート。

タイで行ったキャンプでは3バックでチーム作りを進めるも、なかなか手応えを掴めず、帰国後に4バックに変更。

前線にはケネディや玉田、小川などのベテラン勢が残っているものの、最終ラインに残った昨季の主力は闘莉王のみ。

大学生で特別指定選手の大武をスタメン起用する可能性も高いようで、若返りを進めている段階。

チームとしては、まだ試行錯誤を繰り返しているという印象です。

まるで、3年前の我がクラブを見るようだという感想を、多くの清水サポーターが抱いているところかもしれません。


清水の方は、ゴトビ体制4年目に突入。

各紙や解説者の評価は高くありませんが、清水サポーターの中では、9位という成績を残した昨季よりも上の順位を期待するに値するチームに仕上がってきています。

選手だけではなくコーチ陣も含め、昨季からの"継続"が叶っていること、そしてノヴァや駿といった攻撃陣の補強に手応えを得ることができていることが、そういった期待につながっています。

ゴトビ体制での最高順位はもちろんですが、今季こそはタイトルを、という想いも膨らんでいます。


名古屋戦については、ホームではここ数年勝利を収めており、アウェーでは勝利こそ遠いですが、手応えのある試合が続いているため、苦手意識はあまりないといえます。

そして、過去2シーズン、豊スタでは悔しい想いをしてきましたので、リベンジに燃える想いもあります。

3月は非常に厳しい相手が続きますが、相手のチーム状況を考えれば、今回の名古屋戦は絶対に勝たなければならない相手です。

第2節の横浜FM戦、第3節のC大阪戦、第4節の浦和戦。

これらの試合の結果にも大きな影響を与える試合になると思います。

数字の上では1/34かもしれませんが、今季を占う試合だと考えていいと思います。


川崎とのPSM以降、ゴトビ監督の懸案事項はひたすらにダブルボランチの組み合わせをどうするのかということでした。

もう、それしか考えていなかったといってもいいのかもしれません。

PSM後に2度行われた練習試合でも、様々な組み合わせを試したようです。


ボランチの人選は、ゴトビ体制1年目から常にチームの課題でした。


1年目には、枝村や真希に加え、岩下もボランチでの起用を試みました。

結局、そこが定まらずに夏場まで苦しみ、キャラが加入して以降は、チームも安定感を保てるようになりました。


2年目の開幕戦は、先述した豊スタでの名古屋戦。

この試合でアンカーに入ったのは大輔でした。

それまではベンチスタートが多かった彼が、このチームでスタメンの座を掴むきっかけになった試合でした。

この試合でほぼ完璧なプレーを見せ、ゴトビ監督の信頼を得ることに成功しました。

試合には敗れましたが、それまではCBというイメージの強かった大輔が、"アンカーの大輔"という新しい道を見つけたといえるような試合でした。


昨季のアウェー名古屋戦は、今の状況に非常によく似ています。

昨季の対戦は中断明けの初戦でした。

中断期間中は、ボランチの組み合わせをいろいろと試していました。

キャラがケガから復帰したばかりで、それに伴って、浩太をCBで起用するのか、それともボランチで起用するのか、複数の選択肢がありました。

ボランチの枚数についても、1枚なのか2枚なのか、定まっていない部分がありました。

キックオフ時のシステムは、浩太の1ボランチ。

しかし、練習でもあまり試していなかった中盤の組み合わせに、マークはちぐはぐ。

特に、浩太と2人のCBの間を相手に執拗に狙われてしまいました。

結局、開始早々に、小川、玉田、ケネディらに簡単に崩され、呆気なく失点。

ゴトビ監督はその直後に慌てて前目に位置していた大輔をボランチに下げました。

中断期間中に練りに練ったはずの中盤の選択が、完全に裏目に出た試合でした。


今回も、中盤の構成には様々な組み合わせが考えられます。

そして、多くを試すあまりに、一定の組み合わせでの習熟が間に合っていないのではないかという不安があります。

中盤の完成度が、この試合の一つの大きなポイントになると思います。

今日と明日の2日間の非公開練習で、どれだけ完成度を高めることができるのか。

当日は、そのあたりに注目したいと思います。


攻撃面では、やはりノヴァと駿の"ツインタワー"。

名古屋の方も、闘莉王と大武はともに高さのある選手。

彼らの激しい競り合いも大きな注目ポイントです。

当然、名古屋の方は清水のクロスの出所を潰してくるでしょう。

報道によれば、名古屋に移籍した枝村がその役割を担う可能性も。

河井や俊幸とのマッチアップも非常に楽しみです。


2007年を最後に、開幕戦の勝利から遠ざかっています。

無難なドローは期待しません。

勝ちたい。

今シーズンに懸ける想いを、選手の闘争心を、見たいものです。

絶対に勝ちましょう。



村松大輔の覚醒』(2012/3/13)








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ボランチ構成の行方 〜 2つの練習試合

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リーグ戦開幕まで一週間を切り、最終調整の段階に入りました。

クラブは、23日(日)にアイスタで鳥取と、26日(水)に三保でKリーグ2部の光州FCと、それぞれ練習試合を組みました。

鳥取戦はトップ中心で、3本目はサテを起用。

光州戦はサテが中心でした。

位置付けは異なりますが、どちらも開幕を前に重要な一戦でした。

==========


清水エスパルス 2-3 ガイナーレ鳥取
(1本目0-0、2本目2-2、3本目0-1)
【45分×3】

【得点】
2本目15分 (鳥取)
2本目27分 大前 元紀(清水)PK
2本目40分 石毛 秀樹(清水)FK
2本目46分 (鳥取)
3本目44分 (鳥取)


【出場選手】※非公表




==========

最終調整という意味合いの一方、出場停止となった大輔の代役を模索する場でもありました。

メンバーは非公表となっていますが、各紙の表現から、浩太、拓也、竹内、六平の4選手がボランチのポジションでプレーしたと読み取ることができます。

試合はJ3の鳥取相手に3本トータルで敗れるという結果でしたが、試したい組み合わせを全て試したと捉えることもできるので、大きな心配はしていません。

不発に終わったツインタワーも、チャンスは作ることができていたということで、それよりも、元紀と石毛がそれぞれ"初"ゴールを挙げたことをプラスに考えたいと思います。


==========


清水エスパルス 3-1 光州FC
(1本目1-0、2本目2-1)
【45分×2】

【得点】
1本目23分 村田 和哉(清水)
2本目26分 加賀美 翔(清水)
2本目30分 (光州)
2本目38分 加賀美 翔(清水)

【出場選手】《清水のみ》

(1本目)
GK 相澤 貴志
DF イキジェ
DF 石毛 秀樹
DF 六平 光成
DF 鍋田 亜人夢
MF 杉山 浩太
MF 高木 善朗
MF 高木 純平
FW 樋口 寛規
FW 村田 和哉
FW 金子 翔太

(2本目)
GK 三浦 雄也
DF イキジェ
DF 石毛 秀樹
DF 六平 光成
DF 鍋田 亜人夢
MF 本田 拓也
MF 藤田 息吹
MF 高木 善朗(→25分 高木 純平)
FW 樋口 寛規
FW 金子 翔太
FW 加賀美 翔

==========

ヤコヴィッチ、廣井、弦太をケガで欠くという緊急事態の中、CBはキジェと六平という組み合わせ。

この組み合わせは、先週の常葉浜松との練習試合でも試されています。

応急処置だと思いますが、彼らにとってはいい経験になるのではと思います。


彼らをCBに起用してまで、浩太をボランチで試したということは、開幕戦に向けての準備を最優先にしていること、そしてそこで浩太を起用する可能性が高いことを示しています。

この試合では竹内の出場はありませんでした。

鳥取戦で展開力が目立っていたという竹内。

これで、開幕戦のボランチの1枠は当確ということになるでしょうか。


竹内の魅力は、そのパスセンス。

特に、テンポの速いパス回しに適応するスキルは、ボランチ候補の4選手の中で一つ抜け出ていると思います。

CBやSB、そしてWGやトップ下との間にうまくパスコースを作り、相手の守備陣を揺さぶっていくという点においては、竹内の存在は欠かせないものになるでしょう。


竹内と組むことになるのは、おそらく浩太になるでしょう。

先述したように、CBをやれる選手が足りない中で、鳥取戦と光州戦でいずれもボランチで起用されたことが一番の証拠。

適切なポジショニングと、ショートパスにもロングフィードにも一定のスキルを発揮できるバランスの良さ、そして何よりもピッチ上でのキャプテンシー。

いざという時にCBのポジションに入ることができる点も、大輔の代役としては最もふさわしい選手だといえます。


光州戦では"別格"の存在感だったという拓也も、本来であれば開幕でスタメンに名を連ねるべき選手。

しかし、今季はなかなか調子が上がらないようで、開幕戦はベンチに留まる可能性があります。

彼の一番の持ち味は強固な対人守備。

浩太と組むとなれば、攻撃的な要素も求められます。

一方、竹内と組めば、かつては健太政権下でアンカーを務めたポテンシャルを発揮できるかもしれません。

誰と組むのが最良の組み合わせなのか。

ゴトビ監督の目には、どう映っているのでしょうか。


4番手と思われるのが、CBも務めた六平。

今季も出場機会を得るには高い壁がありますが、昨季の課題であった守備面について、大きな成長を見せています。

大輔、竹内、浩太、拓也に割って入る可能性は十分にあります。


石毛、村田、加賀美なども、この2つの練習試合でアピールをしています。

特に村田については、サテではもったいないほどの存在感を見せているようです。

サテで試合勘を維持しながら、いつでも公式戦のピッチに立つ準備をしている、といったところでしょうか。

昨季はリーグ戦22試合で途中出場。

この数字は、クラブで断トツ。

ベンチ入りして出場しなかった試合は、わずかに4試合のみ。

今や、実質の主力メンバーです。


木曜、金曜と非公開練習を経て、ついに2014シーズンが開幕します。




得点王、金子翔太』(2014/2/20)


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J3の舞台で戦う清水戦士たち

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今季からスタートする「J3」。


「J3」という名称が付きながら、ロゴマークや公式サイトはJ1やJ2とは区別され、全てがプロ選手というわけでもありません。

昨季までのJFL(一部地域リーグ)から、Jリーグクラブを目指すクラブを集め、作られたのが「J3」。

つまり、現在は「Jリーグを目指す」立場であり、正式なJクラブとなったわけではありません。

一方で、先日行われたJリーグカンファレンスには、J1やJ2のクラブと一緒に参加。

「全51クラブ」という紹介がされ、Jクラブとしての一面も持ち合わせます。

「J3」という"ブランド性"を得ることで、地域におけるクラブ活性化が進むことが期待されます。

しかし、財政面はJLF時代よりも厳しくなるという話もあり、まだまだ先の見えない部分もたくさんあります。


J3の目的の一つに、日本サッカー界全体が抱える若手選手の出場機会の確保というものがあります。

出場登録選手が16名、交代枠が5名など、J1やJ2とは異なるレギュレーションで行われるなど、J3独自の取り組みも行われます。


そして、最も大きな試みとして注目されるのが、JリーグU-22選抜の参戦です。

毎節J1とJ2の各クラブから22歳以下(1992年1月1日以降生まれ)の選手を招集し、J3クラブの一つとしてリーグを戦うとのこと。

招集は毎節ごとで、おおよそ金曜日に招集がかかり、土曜日に合流して練習し、日曜日に試合をし、試合終了後に解散する、という流れになるようです。

遠征費などの参加費用はクラブが支払うということで、課題や障壁はありますが、試みとしては価値のあるものなのではないかと思います。


独自にセカンドチームを持つ岡山などは、今回の登録に参加していません。

今後は、そういった形が理想形となる、ということなのかもしれません。


その、登録選手が発表されました。

Jリーグ・アンダー22選抜 登録選手決定』(明治安田生命J3公式) 

J1から53名、J2から36名の選手が登録されました。

若くして実績を上げている選手の名前もありますが、清水の櫛引やC大阪の南野など、トップチームで出場が確保されている選手が敢えて外されているようです。


清水からは、石毛、弦太、高木和、金子の4名。

その他、レンタル修行中の、松本の犬飼、富山の白崎が登録されています。

ここに石毛の名前があるということは、クラブから"絶対的に必要な選手"と見なされなかったということでもあります。

場合によっては、金子に先を越される可能性もあるだけに、今季は奮起を期待したいところです。


89名の選手が登録されていて、1試合あたり16名の招集ということなので、単純に計算すると、各選手5、6試合程度の招集ということになります。

即興のチームということで、J3とはいえしっかりと組織されたチームが相手となるので、非常に厳しい戦いになると思いますが、そこで学ぶことも多いのではないかと思います。

そこで何かを学べるかそうでないかは、選手次第ということになるでしょう。

ケガには気を付けてほしいですが、貴重な経験をして、是非ともクラブに還元してほしいと思います。


そのJ3を戦うクラブは、U-22選抜を含めて12クラブ。

3回戦総当たりの全33試合を戦います。


グル―ジャ盛岡

ブラウブリッツ秋田

福島ユナイテッドFC

FC町田ゼルビア

Y.S.C.C.横浜

SC相模原

AC長野パルセイロ

ツエーゲン金沢

藤枝MYFC

ガイナーレ鳥取

FC琉球

Jリーグ・アンダー22選抜


町田や鳥取など、J2を経験したクラブもあれば、金沢や藤枝など、天皇杯で清水が対戦したことのあるクラブもあります。

長野は昨季のJFL王者。

天皇杯では、名古屋、北九州を撃破し、最終的に優勝した横浜FMを延長戦まで追い詰めるなど、J1やJ2でも十分に戦える実力を示しました。

J2からJ3へ無念の降格となった鳥取も、先日の清水との練習試合では勝利を収めており、非常にレベルの高い戦いが展開されそうです。


J3クラブにも、何名かの"元"清水戦士がいます。

福島には柴原、町田には高原、長野にはテルさん、藤枝には市川、鳥取にはユース出身の藤牧。

J2でさえ、元清水戦士だらけなので、なかなか日常的にJ3を追いかけることはできないかもしれませんが、不本意な形で清水を離れていった選手ばかりなので、まだまだやれるというところを見せてもらいたいと思います。


先日、時之栖でキャンプをしていた長野の選手一団に会いました。

20140222_201348.jpg

この人も元気そうでした。


J3は3月9日に開幕。

Jリーグの歴史にとっても、新しいページをめくることになります。

ここから、近いうちにJ1に上がってくるクラブがあるかもしれません。



得点王、金子翔太』(2014/2/20)




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関連:清水エスパルス、伊東輝悦

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清水エスパルスの立ち位置は

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願うはタイトル、そしてリーグ戦優勝。

少なくとも、目標はACL出場権。


個人差はあると思いますが、これが多くの清水サポーターの思うところではないでしょうか。

「残留できればいい」という方もいるとは思いますが、そう考えるサポーターの割合は昨季までより減少しているのではないかと勝手に推測しています。

序盤に苦しみながらも9位という成績を残せたこと、選手個々の成長に手応えを得たこと、大きな主力流出をすることなく補強ができたことなどから、今季の成績への期待値は高まっています。

前座試合の効果もあるかもしれませんが、大雪で来場できなかった関東サポさんが多数いる中、PSMで7,223人もの観客動員を集めたことからも、それが伺えます。

(2013シーズンは、愛鷹で5,477人、アウスタで4,142)


一方で、世間の注目度はどうかといえば、正直なところ、全く注目されていないと認めざるを得ません。

全国版のメディアでは、3連覇のかかる広島、フォルランを獲得したC大阪、1年でのJ1復帰を果たしたG大阪などが話題を独占しています。

清水が取り上げられることは、ほとんどありません。

地元でさえも、J2という"新天地"での戦いに臨む磐田の方が露出が多いようにも感じます。


実際には、今季の清水に対する客観的な評価とはどのようなものなのでしょうか。

こちらのサイトで、そのおおよそを掴むことができます。

【J1】順位予想バトル 2014年版 受付開始』(サッカーコラム J3 Plus+)

ネット上で順位予想を募集し、集計するという興味深い試みをしています。

雑誌やTV番組に登場する評論家は、いろいろ知っているが故に予想に個性が反映されやすい印象を受けます。

一般的なサッカーファンから多数の予想サンプルが集えば、その信頼度は評論家のそれを上回ることもあるかと思います。

少なくとも、客観的にそれぞれのクラブがどのような位置付けをされているのかを知るにはちょうど良い集計方法だと思います。


受付は2月16日に終了していますが、最終的な集計結果はまだ発表されていないようです。

ただ、先日、途中経過が発表されましたので、清水の動向を探ってみました。



清水の予想順位を換算すると、「12位」。

つまり、世間的には清水の立ち位置は、18クラブ中「12位」であるということになります。

200名の予想が集計されていますので、統計上、ある程度の信頼度があるといえます。

もちろん、それは「予想」という意味であり、それが「当たる」かどうかは別ですが。



昨年7月にJリーグから公表された情報によれば、清水のクラブ人件費は、2012シーズンにおいて、18クラブ中「12位」であったとされています。

正確な情報ではないかもしれませんが、先日、2013シーズンは「12位」、2014シーズンは「13位」という情報を目にしました。

人件費とクラブの成績の間にある程度の相関関係があるとすれば、ここ数年の清水の成績はそれに見合ったもの、あるいはそれ以上のものであるということがいえます。

そして、先述の調査によって浮かび上がった「12位」という数字は、その人件費を踏まえれば、妥当なものなのでしょう。

投票者がわざわざクラブ人件費をもとにして順位予想をしているとは考えにくいです。

"感覚的に"、清水は「12位くらいのクラブ」という印象をもたれているということなのでしょう。


以前には、某クラブのGMさんに「残留争いグループ」とカウントされたことがありました。

実際には、そのクラブが降格したわけですが…。

それでも、ゴトビ監督をはじめとするクラブ全体の努力のもと、"想定以上の成績"を残してきました。


しかし、サポーターが満足する成績であったかといわれれば、そうではありませんでした。

J1で戦う以上、最高の目標は、やはりリーグ戦の優勝。

可能性の大小にかかわらず、そこを目ざさない理由はありません。


現実的な見通しをもちながらも、常に高きを目ざしてほしいものです。

世間の予想が「12位」だとすれば、これほど気の楽なことはありません。

ただひたすらに、上を目ざすのみ。

そして、おいらたちサポーターは、それよりも高い位置に手を伸ばせる手応えを掴んでいます。


明日のJリーグマッチデーハイライトATでは、2時間の討論会が放送されるとのこと。

例年通りであれば、各解説者による順位予想が公表されると思われます。

清水の予想順位も、おそらく「12位」前後になるのでしょう。

それ以上の高評価をしてくれた解説者と、逆に降格圏に放り込んだ解説者は、しっかりと覚えておきます(笑)。




得点王、金子翔太』(2014/2/20)




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得点王、金子翔太

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清水エスパルス 8-2 常葉大学浜松キャンパス
(1本目4-0、2本目4-2)
【45分×2】

【得点】
1本目34分 金子 翔太(清水)
1本目36分 金子 翔太(清水)
1本目43分 金子 翔太(清水)
1本目45分 OG(清水)
2本目02分 金子 翔太(清水)
2本目15分 (常葉浜松)
2本目20分 村田 和哉(清水)
2本目27分 (常葉浜松)
2本目34分 加賀美 翔(清水)
2本目43分 村田 和哉(清水)

【出場選手】《清水のみ》

(1本目)
GK 相澤 貴志
DF イ キジェ
DF 石毛 秀樹
DF 六平 光成
DF 鍋田 亜人夢
MF 杉山 浩太(→34分 藤田 息吹)
MF 本田 拓也
MF 高木 純平
FW 村田 和哉
FW 高木 善朗
FW 金子 翔太

(2本目)
GK 三浦 雄也(→25分 高木和 徹)
DF イ キジェ
DF 藤田 息吹
DF 六平 光成
DF 鍋田 亜人夢
MF 石毛 秀樹
MF 高木 純平
MF 金子 翔太
FW 樋口 寛規
FW 村田 和哉
FW 加賀美 翔

==========

金子がゴールを量産しています。

今日の練習試合で4得点。

鹿児島キャンプ中のソウル戦で2得点、京都戦で1得点ということで、合計7得点。

5得点の駿を抜き、チーム得点王となりました。

サテ組での出場が中心で、相手のメンバーも異なりますので、一概に比べることはできませんが、サテでさえ、かつてこれほどにゴールを量産した選手はいませんでした。

目に見える"結果"を出し続けています。


高校2年生だった2012年は、東北プリンスリーグ1部において20得点。

堂々の得点王で、チームの優勝とプレミア昇格に貢献。

高校3年生になった昨季は、プレミアリーグEASTにおいて16得点。

こちらも得点王を獲得し、チームも清水ユースに次いで3位という好成績を収めました。


そのスペシャルな得点能力が、清水に加入しても発揮されています。

身長は162cmということで、チームで最も小柄な選手。

しかし、持ち前のドリブル技術とシュート技術で、先日のPSMではアイスタデビューも果たしました。

そして、何よりもゴールへの意識が結果に結びついているように感じます。

周りに気を遣うことなく、とにかくゴールへ向かう姿勢。

サッカーを楽しみ、堂々とプレーする姿。

これまでのルーキーには、なかなか見られなかったタイプです。


今日の練習試合では、CFとトップ下で出場しました。

PSMでは終了間際にピッチに立ち、その際はCFのポジションでした。

本来は、セカンドアタッカーが一番しっくりくる選手。

トップチームではトップ下での出場が多くなるでしょう。

WGも考えられますが、よりゴールに近い位置でプレーすることが、彼にとって最良のような気がします。


しかし、トップ下もCFも、そしてWGも、ポジション争いはし烈。

トップ下については、現在は駿とノヴァのツインタワーが最も結果を残している形であり、おそらく開幕戦もこの形になると思われます。

ノヴァがトップ下でも十分にその役割を果たせることがわかりましたので、この2人の壁を超えることは難しくなりました。

トップ下のライバルとしては、それ以外にも善朗、竹内など、強力なライバルがいます。

さらにWGには、元紀と俊幸だけではなく、今日も2得点2アシストの活躍だった村田もいます。


とはいえ、おそらく今季の割と早いタイミングで、彼のデビューを見ることができるような気がします。

それほどの"結果"を、今の彼は残しています。

目に見える"結果"を評価するゴトビ監督ですから、開幕戦の遠征にも帯同させるかもしれません。


彼の活躍は、他の選手にも大きな刺激になっているはずです。

柏瀬、加賀美なども、ここ最近のサテの試合でゴールを挙げています。

樋口もアシストを記録し、アピールしています。


今後は、未だゴールのない元紀と俊幸の間に割って入る存在になるかもしれません。






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