2013.08.30 Friday
三保の風景(8/28) 〜 内田コーチの存在
JUGEMテーマ:清水エスパルス
晴天の三保。
日差しは強くても、空気はカラッと乾き、風には涼しさを感じるようになりました。
激闘の鹿島戦のあった28日の午前。
サテの選手たちを見に、三保へ行ってきました。
トップの試合に出ないことが"確定"しているこの日の練習メンバー。
右から、瀬沼、加賀美、岡根、弦太、章斗、ミンス、内田、そしてまさかのキジェ。
GKが3人体制となり、唯一のサテ組となった雄也。
浦和戦の途中交代から、ベンチからも外されたキジェ。
鹿島戦の石毛や河井のパフォーマンスを見れば、今後のスタメンが保障されていないことは明らか。
ここからが勝負。
ケガの影響を感じさせないプレーだった八反田。
もうケガは大丈夫でしょう。
あとは、厳しい競争に打ち勝つのみ。
ベンチからも遠ざかっている章斗は何を思う。
SBとしての出場であれば、これからはチャンスがあるのかも…。
3対3対3。
中央からサイドへ、サイドからのクロスを中央で合わせてシュート。
この日の攻撃パターンは、ひたすらこの形でした。
CFが瀬沼しかいない中、ゴール前には八反田や岡根が。
岡根はCFにコンバートかと思うくらいに、かなり長い間攻撃側に回っていました。
豪快なシュートを何本も決めており、CFもアリ!?などと思ってみたり。
…まあ、今のポジションバランスを考えれば、あり得ませんが。
この日の練習のイニシアティブは、内田コーチ。
激しく声を出し、選手たちに指示を送っていました。
最後までボールを諦めなかった弦太を何度も誉めていたのが印象的でした。
ゴトビ監督は、多くの時間はその様子をじっと見守っていました。
選手10名に対して、同数に近いコーチ陣。
まるで入団テストを行っているかのようでした。
それほどに、コーチ陣の目はサテの選手たちに注がれていました。
トップ組がいないという、こういった時間も大事なのだろうと思いました。
グラウンドの周りでは、廣井がリハビリを行っていました。
ほとんどはゆっくりと膝を動かしながらのウォーキング。
時折、足踏み程度にジョギングのような動作をする場面も。
ジョギングまであと少しのようです。
どちらが選手かわからないような、練習後の円陣の図。
かなり長かったです。
5分以上やっていたでしょうか。
練習後のまったりとした時間。
その横で、弦太と章斗と談笑する内田コーチ。
若い世代の代表監督や仙台の育成部の経験もある内田コーチ。
U-18日本代表遠征に招集された弦太とどんな話をしていたのでしょうか。
この日のように、内田コーチが全面に出て指示を出すことは、最近になって増えてきたのだそうです。
若い選手の多い清水。
そこに、拓也やラドンチッチといった、経験があり、自己主張も強い選手が加わりました。
そいういった選手たちと、"クセ"がないとは言えないゴトビ監督との間に入り、チームのバランスを保つのが、内田コーチの立場なのだと思います。
ヘッドコーチというネーミングはありませんが、今のチームにとって重要なポジションです。
鹿島戦でハットトリックを決めた俊幸も、インタビューで内田コーチの名前を出していました。
この日に見られたような内田コーチの姿を、前向きにとらえたいと思います。
選手たちがほぼ全員引き揚げた頃、膝を手術してリハビリ中の息吹がグラウンドに出てきました。
ステップを入れた練習を何度も繰り返していました。
こういった選手たちの姿を見ることができたのも、この日の収穫でした。
明日は、かつて清水でコーチを務めた田坂氏が率いる大分との試合。
この試合で恩返しをしなければならない選手は誰なのか。
それは、本人が一番わかっているはず。
『一番大切なもの 〜 J1第23節 鹿島戦@アイスタ 後記』(2013/8/29)
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at 23:36, macotobatten, 三保の風景
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