団結の証は 〜 J1第4節 広島戦@アイスタ 後記

JUGEMテーマ:清水エスパルス

清水エスパルス 0-4 サンフレッチェ広島(前半0-1)

【得点】
14分 石原 直樹(広島)
69分 佐藤 寿人(広島)
73分 水本 裕貴(広島)
82分 佐藤 寿人(広島)

【出場選手】《清水のみ》
GK 林 彰洋
DF 高木 純平
   (→87分 MF イ ミンス)
DF 岡根 直哉
DF ヨンアピン
DF 吉田 豊
MF 村松 大輔
MF 杉山 浩太
MF 八反田 康平
   (→70分 FW 瀬沼 優司)
FW 石毛 秀樹
   (→46分 FW 高木 俊幸)
FW バレー
FW 河井 陽介


【警告】
38分 岡根 直哉(清水)警告1
44分 河井 陽介(清水)警告1
59分 岡根 直哉(清水)警告2→退場
68分 ヨンアピン(清水)警告1


【主審】
飯田 淳平

==========
 
プレビューの中で、「チームの完成度は天と地の差」と表現しましたが、まさにそれを見せつけられた試合となってしまいました。


広島からは、

攻撃の手本を見せられ、

守備の手本を見せられ、

カードをもらわないプレーの手本を見せられ、

若手の使い方の手本を見せられ…。

全てにおいて、広島が上でした。


それでも、この試合の結果については、期待を抱きながらも"覚悟"をしていた部分もあったので、0-4という結果も、自分の中では割と冷静に受け止めているつもりです。

試合序盤から清水が優位に、とは言えませんが、それでも今のチーム状態の中で、少なくとも前半においてはやれる最大限のサッカーをやっていたように思います。


確かに、相変わらず攻撃の形は見えなかったし、動き出しも遅かったと思います。

でも、それは試合をやる前から予想できていたことです。

たかが一週間で攻撃ががらっと変わるようであれば、もともと深刻な状況ではなかったということです。

そんなに簡単ではありません。

強固な広島の守備が相手であればなおさらです。

また、選手個々の動きについても、今は意思疎通を必死に図ろうとしている段階なので、それが"遅れ"となっているのだと思います。

決して、やる気がないわけでも、フィジカルができていないわけでもないと捉えています。


広島の流れるようなボール回しを理想だとすれば、今の清水がそこまでできるとは到底思えません。

そんな中で、何とか複数でプレスをかけ、なるべく高い位置でボール奪取しようという姿勢は感じ取れました。

今は、その小さな芽が大きくなるのを見守ることしかできないのだと思います。

それは、実にもどかしいことではありますが。


相当な想いで試合に挑んだということは、試合序盤のそういった動きや選手たちの表情から伝わってきました。

しかし、広島の洗練されたボール回しと裏へ抜ける動きに翻弄され、先制点を許してしまいました。

それでも持ちこたえ、これまで通りのサッカーを続けようとしていたように思います。

そこは、これまでの試合からの成長を感じました。


しかし、岡根の退場は大きすぎました。

この退場が敗因とは思いませんが、これまでギリギリのところで踏ん張っていたものが、このタイミングで崩れ落ちたことは否めません。

大輔をCBに下げたことで、中盤のバランスも悪化し、中盤で相手の好きなようにボールを回されるようになりました。

PKを献上して2失点目を喫してからは、まるでサンドバッグ状態。

ここからの残り25分間で7本ものシュートを浴びせられ、それ以外にもいくつものピンチがありました。

この状況は、今のチームにとってはかなりの苦行でした。

それに耐えうる体力はありませんでした。


この、試合終盤の崩壊劇が、この試合の印象を著しく悪化させたし、前半を"取り繕った姿"とするならば、後半のこの姿こそが今のチームの現実なのだと思います。


この状況を打破し、選手たちが自分たちのサッカーを取り戻すためには、"結果"が必要です。

監督を留任させようが、更迭しようが、どれだけ選手同士で話し合おうが、戦い方を変えようが、どれだけ気合いを入れようが、どうにかして"手応え"を掴み、"リズム"を生み出していかなくてはなりません。


今のチームに足りないものは、その"リズム"です。

パスを出す、パスをもらう、走る、止まる、寄せる、かわす、クロスを上げる、シュートを打つ。

サッカーとは、11人の選手が生み出すリズムで成り立つもの。

広島は、そのことをはっきりと見せてくれました。

そのリズムを掴むには、やはり"自信"を手に入れるしかありません。

何が何でも、どんな形でも、その"きっかけ"がほしい。

そのために、苦しみながらもひたむきに今やっていることを続けるしかないのだと思います。

この試合で下を向くことだけは避けなければなりません。

やり続けなければ、"きっかけ"はどんどん遠ざかり、自分たちのやるべきことが余計にわからなくなります。




おいらは、こういった状況の中で、監督を交代することは一つの方法ではあると思います。

でも、以前にも書いたように、それは最善の方法ではないとも思っています。

最終的にはクラブの意向に沿うつもりです。

おいらたちにはわからない契約の部分、人間関係の部分など、多くのことが絡む話です。

戦術的な部分についても、おいらたちは好き勝手言っていますが、それよりも次元の違う話をしている"プロフェッショナル"に対し、NOは言える立場ではないと思っています。

それらを含めた判断ができるのは、クラブだけだと思います。


それぞれ思うのは自由だと思います。

サポーター同士で意見交換するのも大切だと思います。

でも、リスペクトを欠いた発言は慎まなければならないし、直接クラブに訴えるのであれば、きちんとした手続きをとるべきだと思います。

どんなに応援に時間を費やしても、お金を費やしても、超えてはいけないラインがあると思います。


バスの前でやりとりしている様子を撮影した動画を見ましたが、そこにあったのは"話し合い"ではありませんでした。

結果は出ていないかもしれませんが、ゴトビ監督も原強化部長も、クラブの一員。

彼らを晒し物のようにし、不満のはけ口をそこに求めているだけのように感じました。

動画は全体のほんの一部だと思いますので、もう少し建設的な話し合いがされたと信じたいです。


サポーターはクラブのために、時間やお金を費やします。

人によって、事情によって、その量や形は様々ですが。

でも、ボランティアでやっているつもりはありません。

逆に、物理的な見返りを期待しているわけでもありません。

"好きだから"なんです。

そして、一つ求めている対価を挙げるとすれば、それは"夢"とか"希望"とか、そういうものなんだと思います。

そういった、目には見えない、曖昧なものを追いかけているのだと思います。

目先の小さなものが欲しいわけではありません。

生涯を捧げられるような、愛べきクラブであってほしいと願っています。

そのことを、忘れないようにしたいと思います。


今、チームが苦しい。

本当に、本当に、苦しい。

でも、その苦しみを"一部の人"に押し付けているようでは、きっとまたこの先、同じことが繰り返されると思います。

監督が変われば全てが変わる…。

おいらは、そんなに単純なことではないと思っています。


サポーターがやるべきことは、スタジアムを最高の雰囲気にすること。

相手にブーイングすることでも、圧力をかけて監督やスタッフを追い出すことでもない。

たとえ、結果が出なくとも、それは変わらないと思います。


スタジアムに足を運んで、声を出して、拍手をして、選手を後押しすること。

それが、"団結"ということなんじゃないか、と思います。


ー団結清水ー

さあゆこう 団結清水 共に戦おう

想いはいつでも変わらない

俺らはずっと信じてる


久しぶりに、このチャントが歌われました。

今、共に戦っている?

今、信じてる?

チャントに込められた素晴らしいメッセージは、ただの飾りじゃないと信じています。


もっと"愛"のあるクラブサポーターでありたいです。






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at 22:35, macotobatten, 試合 後記

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サポーターもまた、試される一戦 〜 J1第4節 広島戦@アイスタ 展望

JUGEMテーマ:清水エスパルス

紙面にはネガティブな情報が流れ、世間一般の清水エスパルスに対する印象はすこぶる低下中。

それでも、選手や監督のコメントを読んだり、三保での練習風景を眺めたりすれば、今のチームが一週間前のチームとは全く違ったものであるということがよくわかります。

もしも、敗戦後に起こすべきリアクションがあったとすれば、今、まさにそのリアクションを実行しているのが、今の清水エスパルスだと思います。


選手同士の話し合い。

選手と監督との話し合い。

練習の雰囲気の変化。


ゴトビ監督の"譲歩"もあったでしょう。

練習メニューは、誰が見ても明らかな変化がありました。

三保に通うサポーターには共通の疑問であった、フルコート練習を行わないこれまでのやり方。

選手の声がようやく届いたのか、今週はフルコートでの紅白戦や11対11のゲーム形式を積極的に導入しました。


練習内容の変化が、選手側の"声"によって成ったことに大きな意味があったと思います。

ここで選手と監督の距離がより広がるようであれば、チームは空中分解していたでしょう。

ゴトビ監督のこのリアクションもまた、チームにとって重要なものでした。


そして、ケガ人の復帰。

キジェ、浩太、純平が戦列に復帰しました。

キジェについてはまだわかりませんが、浩太と純平については広島戦での出場の可能性が高まっています。

彼らの復帰がチームにもたらすもの。

それは、決して90分間のことだけではありません。

練習の中で、彼らが若い選手たちに与える影響の大きさは、三保での彼らの姿からも感じ取れました。

これは想像ですが、前日までの準備も含めた試合への入り方についても、彼らがいるのといないのとでは違ったのだと思います。

彼らの復帰は、チームにとって実に嬉しいことです。


今回の対戦相手は広島。

昨季の王者。

リーグ戦では1勝1分1敗の9位。

ACLでは2戦2敗と苦しい戦いを強いられています。

それでも、今の清水にとっては非常に難しい相手となるでしょう。


これまでの日本平での対戦成績や、昨季の対戦成績など、データ上はポジティブなものがありますが、今のチーム状態では、そういった部類のものは不要。

今の清水エスパルスは、ここにきてようやく"始動"したようなもの。

遅すぎると言われればその通りですが、それでも動き始めたことが大切。

敗戦を糧にしようと前を向いています。

苦しい中で、精一杯のエネルギーをふり絞って、戦おうとしています。


チームとしての完成度は、天と地ほどの差があるのかもしれません。

精神的な部分においても、今の清水は追い詰められています。

周囲からかかるプレッシャーは、ずっしりと重いものでしょう。

若くて真面目な選手たちだからこそ、その難しさと向き合わなければなりません。

それでも、今シーズン初の勝利を、半年ぶりの勝ちロコを成し遂げるために、広島を返り討ちにしなければなりません。


差し当たってサポーターにできることは何でしょうか。


スタジアムに足を運ぶこと。

ダービーでどんなに無残に敗れようとも、いくら未だ勝利がなくとも、それでもスタジアムに駆けつけるサポーターがいるということを示したいものです。

そして、少しでも"ホーム"の雰囲気を大きくて強いものにしたいものです。


もう一つ、できることは何かー。


それは、結果を求めすぎないことなのではないかと思います。


サッカーに求めているものは、人それぞれ違って当然だと思います。

勝利だけで満足する人もいれば、勝利だけでは満足できない人もいて、逆に勝利できなくても満足できる人もいます。

それでも、やはり応援しているからには、勝利が欲しいものです。

こんな今だから、なおさらです。


でも、今のチームが抱えている状況から考えれば、わずか一週間で全てが解決するとは到底思えません。

攻撃の形も、まだまだ模索段階です。

平岡の出場も難しいようです。

苦しい試合展開が待っていることは間違いないでしょう。


一番危険なのは、この試合で仮に敗れてしまったとして、また磐田戦と同じ雰囲気を作り出してしまうこと。

もう、そうなってしまえば、本当の意味での泥沼に入り込むことになるでしょう。

今、ようやく選手たちが自分たちの力で動き出し、チームが変わろうとしているところ。

それは、監督を代えることよりもはるかに健全で価値のあること。


サポーターは、もう少し長い目で、選手たちの戦いを見守るべきだと思います。

それは、この試合を結果だけで捉えないということ。

逆に勝ったときも同じで、大切なのはその先だということを意識しておかなくてはなりません。

勝ったからといって、全てが解決されたわけではない。

目指すのは、さらにその先にあるものです。


こんな状況であっても、おいらは頂点に立つことを諦めてはいないし、今の時点で「今季は残留争い」なんていう考え方では、到底モチベーションを維持できません。

ここからチームが這い上がっていくことを信じているし、そうなれば、まだまだ可能性は溢れています。


いろいろ言っても、選手や監督はこの試合で勝つことに全力を注いでいます。

それをおいらたちはサポートしなければならないし、この試合の勝利を祈ることが第一であることに違いはありません。

そして、こんな状況でアイスタで勝ちロコができたら、きっと素晴らしい雰囲気が生まれることでしょう。

王者の旗が流れ出したら、感情は抑えられなくなるでしょう。


広島戦は、選手が試され、監督が試され、そしてサポーターも試される。

そんな一戦だと捉えています。


…そんな一戦に参戦できないのが、残念です。

現地に行かれる皆さん、力の限りのサポートをよろしくお願いします。

当日は名古屋から橙魂を送る予定です。


3月30日(土) vs広島@アイスタ

SS指定席     129
S指定席       267
Aゾーン    1,498
1F自由席  1,402
2F自由席  1,354

※3月27日19時現在








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at 22:52, macotobatten, 試合 展望

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三保の風景(3/27) 〜 復帰、復調、復活

JUGEMテーマ:清水エスパルス

久しぶりの三保。

磐田戦の惨敗を受け、選手個々が何を考え、選手同士で何を話し合い、それがどんな形でチームを変えたのか。

それが練習から見えるのかどうかはわかりませんが、それでも何かを確認したく、三保へ足を運びました。


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グラウンド入りの一番手はキャラ。

入念にストレッチを行い、腕立て伏せや腹筋もやっていました。


CIMG7951.JPG

腰のあたりを気にする様子。

具合はどうなのでしょうか。

今季は、昨季までに比べて、体全体を使ったフィジカルコンタクトが少ないように思います。

キャラの復調は、チームの浮上には欠かせません。


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練習開始前に爽やかな笑顔を見せるバレー。


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遠藤通訳とも和やかにコミュニケーション。


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身柄を確保される瀬沼。

寮でもきっと仲良しなのでしょう。


CIMG7958.JPG

ゴールの移動の合図はバレー。

日本語で、「せーの」。

手は添えるだけ。


CIMG7960.JPG

円陣は30秒程度。

今まで見てきた中で最も短かった印象。

アレコレ話すよりも、やるべきことはただ一つ、ということでしょうか。


CIMG7971.JPG

ケガから復帰したキジェ。

対人プレーも含め、完全合流。

彼が復帰したことで、チームはまた安心と安定を手に入れるでしょう。

そして、再び激しい競争も。


CIMG7975.JPG

こちらも調整が続いていた浩太。

同じく完全合流。

やはりこのチームには浩太が必要だと、磐田戦でそう感じたサポーターは少なくなかったはずです。


CIMG7976.JPG

ポジションを動きながらの、ワンタッチパス、リフティングパス、ヘディングパス。

簡単そうにやっていましたが、簡単なプレーではありません。

やはり一つ一つのプレーの質は、さすがプロと感じさせるもの。

プロチームに所属するまで、それまでのチームでは常に"スペシャルな"存在だった彼ら。

その自信と誇りを思い出し、そして何よりサッカーを楽しんでほしいものです。


CIMG7977.JPG

とは言っても、ミスをすれば罰ゲーム。

一人だけ腰が高いのは誰でしょうか。


CIMG7979.JPG

やはり大人数だったわけですが、それでもチーム始動の頃に比べれば、見る側の目も慣れ、あれが誰でこれは誰だといったことに追われることはありませんでした。


CIMG7983.JPG

ドールを目がけて四方から走り込み、走り抜けたりターンしたりといった動作をするトレーニング。

各グループの先頭は、キャラ、バレー、岡根、浩太の4人。

彼らがガチンコでぶつかったら交通事故並みの衝撃があったはず。


CIMG7987.JPG

磐田戦で負傷した膝をテーピングする平岡。

痛々しい姿でしたが、それでもほぼ全てのメニューを消化。

広島戦は大丈夫だと思われます。


続いては、ややコートを狭めての11対11。

フォーメーションなど、ほぼ実戦に近い形でした。

CIMG7989.JPG

主力組は、林、純平、平岡、キャラ、吉田、浩太、大輔、河井、石毛、バレー、俊幸。

ただし、途中から石毛の代わりに八反田が入り、ポジションも若干変更していました。

河井、石毛、八反田の3人については、コンディションを見て、今後の起用方法を決めていくといったところだと思います。

純平が戻ったことで、右SBも"本職"に任せることができそうです。

精神的な部分においても、彼の復帰もまたチームにとってとても大きな意味があるでしょう。


CIMG7991.JPG

しばしばゲームを中断させて、話し合いが行われました。

当然、ゴトビ監督の指示もあったわけですが、それだけではなく、選手たちが進んで声をかけ合う姿が多々見られました。

浩太、バレー、河井の3人が、何やら身振り手振りで動きを確認していたのが印象的でした。


試合中も、とにかく選手たちが声を出す。

誰が行く、どこまで行く、どこに出す、誰に出す、どこまで下がる、どこまで寄せる…。

こういった姿は初めて見ました。

そして、本番さながらの激しいプレーもあり、緊張感も漂っていました。


ただ、結局30分ほどの中で、ゴールネットは一度も揺れず。

バレーが飛び出して決めたシーンがありましたが、おそらくオフサイド。

課題はまだまだ解決されてはいませんが、誤魔化しなくそれに立ち向かっている印象は受けました。

今日のような練習ができていれば、いずれ答えは導き出されるのだと思います。


CIMG7995.JPG

11対11のあとは、攻撃の組み立ての練習。

トップ組とセカンド組が黄色と白のビブスに分かれ、攻守を交代しながら攻撃の形を確認していました。


今日は、俊幸の好調ぶりが光っていました。

迷いなくプレーしていました。

磐田戦でも一人奮闘していた印象を受けました。

前へ向く姿勢が、良い方向に表れています。

"お得意"広島戦では、何かをやってくれるかもしれません。


CIMG7996.JPG

トップ組の最後の攻撃練習を見守る、守備陣及びサテ組の選手たち。

どんな想いで見つめていたのでしょうか。


CIMG7997.JPG

そんな中、おいらも練習終了を前に三保を離脱。


広島戦で勝つことが、もちろん最善ですが、結果はすぐには出ないかもしれません。

それでも、絶対に今の選手たちの"戦い"に水を差してはならないと、そう思います。

必ず来る"復活"の時を、待ちたいと思います。

今日は、三保へ行くことができて本当に良かったです。


3月30日(土) vs広島@アイスタ

SS指定席     142
S指定席       287
Aゾーン    1,972
1F自由席  1,528
2F自由席  1,554

※3月25日19時現在






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関連:清水エスパルス、

at 22:06, macotobatten, 三保の風景

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山葉の風景(3/23) 〜 ヤマスタの洗礼

JUGEMテーマ:清水エスパルス

明治は初頭。

山葉寅楠という器械修理家が、小学校(当時の尋常小学校)で使用されていた輸入オルガンの修理に携わって以来、オルガンの魅力に取りつかれ、遂には自らの手で日本初のオルガンを作ってしまったという。

静岡県で使用されている道徳読本に掲載されているというこの逸話は、磐田サポーターの誰もが知るものだそうです。

…たぶん。


さて、そんな静岡県が世界に誇る大企業、ヤマハ。

周囲をその関連施設で取り囲まれているのが、ヤマハスタジアム。

エコパスタジアムができてからは、めっきり清水サポーターが訪れることが少なくなってしまいました。

それは、ただ単にエコパの方が大きいから、という理由だけではないということは重々承知ではありますが、それでも、やはりダービーはそれぞれのホームスタジアムでこそ行われるべきだと思います。

あれほどに悲惨なものを見せられても、やはりそう思います。

今季はついにいつぞや以来のリーグ戦での対戦も予定されています。

絶対にこのヤマスタでリベンジしてやる。

そんな想いです。


CIMG7895.JPG

個人的には、ヤマスタ参戦は1999年のチャンピオンシップ以来。

ゴンにやられたことしか覚えていません。

観戦していたのは、ちょうど写真の中央あたり。

まだ大学生の頃。

一人での観戦でした。


CIMG7906.JPG

ホーム側ゴール裏の待機列。

以前はこちらがアウェー側でした。


CIMG7899.JPG

幸せを呼ぶ、青い鳥。

ツイートしたくなります。


CIMG7901.JPG

スタジアムの目の前にはジュビロショップ。

中に入る勇気はありませんでした。


CIMG7900.JPG

ショップの横にはガチャガチャ。

近づいて中身を確かめる勇気もありませんでした。


CIMG7903.JPG

CIMG7902.JPG

看板選手、前田は遠い中東の地。

Jクラブで代表選手を3名も送り出しているのは磐田だけ。


CIMG7904.JPG

少し離れた美容院の前にもサックスブルー。

ネスレではなく、ポッカ。


CIMG7915.JPG

改築に伴い、ホーム側とアウェー側を入れ替えたヤマスタ。


CIMG7907.JPG

工事の概要。

これを見ても全くわかりませんでしたが、クラブのサイトを覗いてみたら、なかなかかっこよいものが出来上がるようで。

ヤマハスタジアム(磐田)の改修について』(ジュビロ磐田公式サイト)


CIMG7916.JPG

大道具の裏側のような、バックスタンド裏。

こちらに並んでいたお店には、アウェーサポは立ち入り禁止。


CIMG7910.JPG

悔しいですが、さすが大企業。

スポンサーの数は相当。

こうやって看板を固定できるのは、企業所有のスタジアムならでは、という指摘は、同行させていただいた某F氏より。


CIMG7918.JPG

エスバスもジュビロバスも、アウェーサポーターの待機列横を颯爽と通り過ぎました。

ジュビロのある選手は、笑顔で手を振り…。

残念ながら、エスバスは選手の顔が見えない仕様。


CIMG7913.JPG

開門前、もしやフードコートはここだけか?という不安を抱いたわけですが。


CIMG7917.JPG

やはり、そうでした。

1階にもありましたが、中身は同じ。

レストランカラオケを宣伝文句としている某カラオケ店の出店。

グルメでアウェーサポを増やすとか、そういう発想がないことはわかりました。

確かに、ゴール裏で歌ったり食べたりすることには変わりはないのですが。

カラオケメニューを食べに来たのではなかったはずです。


CIMG7919.JPG

ピッチ上では練習開始。

ピッチとスタンドの間に何もないスタジアムですが、正確にはサッカー専用スタジアムではなく、ラグビーとの兼用。


CIMG7920.JPG

さりげなく、こちらにも広告を出すFDA様。


CIMG7922.JPG

いつもなら、必ず試合中に何枚か写真を撮るのですが、この日は試合終了までそのことを忘れていました。

ブログを始めてから、初めてのことかもしれません。

後ろに見えるブルーシートは、山崩れの痕。

ではなく、改修工事のため。


CIMG7924.JPG

新聞の報道が正しければ、このあと写真に写るバスが取り囲まれるわけですが…。

その場にはいなかったので何とも言えませんが、あちこちの情報を合わせると、新聞報道をそのまま信じることはできないかと。


帰宅してみれば、いつものアイスタからの帰宅と変わらぬ時間。

自家用車があるのならば、アイスタよりも遥かに利便性が高いと感じました。

ただ、アウェーサポーターに冷たいスタジアムは、もしも自分がそのクラブのサポーターだったら、あまり嬉しくはないだろうなと感じます。

やっぱりアイスタは素晴らしい。

そう感じました。


そのアイスタに似た雰囲気をもつのが、鳥栖のベアスタ。

2年連続で遠征参戦が決定。

楽しい遠征になることを願います。


3月30日(土) vs広島@アイスタ

SS指定席     142
S指定席       287
Aゾーン    1,972
1F自由席  1,528
2F自由席  1,554

※3月25日19時現在






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関連:清水エスパルス、ヤマハスタジアム

at 23:54, macotobatten, スタジアムの風景

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苦しみ、そこからの成長

JUGEMテーマ:清水エスパルス

悪夢の敗戦から2日。

この2日間で思ったことは、選手もサポーターも、まだ死んでいないということ。


確かに、試合直後のゴール裏は雰囲気がいいものではなかったし、感情を抑えきれない人もいました。

心身ともに疲労感で一杯だったし、悔しさよりも虚しさや哀しさの方が大きかったように思います。

もう、何も考えたくなかったのが正直なところでした。

それでも、多くの方のブログやツイートからは、それでも前を向こうというメッセージが綴られていました。


選手たちは、昨日の練習で"青空ミーティング"を行ったのだとか。

選手だけでの話し合い。

複数の選手の自主的な呼びかけによるものだったようです。

何が話し合われたのかはわかりませんし、選手たちの間でもその内容はオモテには出さないという確認がされているようです。

それほどに、腹を割って話し合えたということでしょう。

どんなことが話し合われたのか。

それはこれからピッチで見せてくれると考えることにします。


さすがに堪えた敗戦だったわけですが、決してそれは絶望を表すものではないと思っています。

磐田戦に至るまで、チームは決して良い状態ではありませんでした。

横浜FM戦では大敗していたし、その後もドローが続いていました。

その苦しい状況の中で、少しずつ坂を昇り始めたところで、再び振り出しに戻されるような、いや、それ以上に坂を転がり落ちるような敗戦に出合ってしまいました。


"まるで修正できていないじゃないか"

そう考えることもできると思います。


でも、これまでの選手のコメントを読む限り、これまでも必死に考えもがいていたことは十分に感じられるのです。

批判の集まっているゴトビ監督も、磐田戦の選手起用については、ほぼ全てが裏目には出たことは間違いありませんでしたが、その批判は試合が終わったからこそできること。

試合前に、犬飼のプレーに、八反田のゴールに、内田のFKに、寿康のコーチングに期待をしていたおいらには、その選手起用を批判することはできません。

そして、結果は出なくとも、それが愚策であったとは今でも思えません。

きちんとした意図が感じ取れるからです。

ただ、とにかく全てがうまくいかなかった。

何か一つが原因ではないのだと思います。


ここ数週間、チームは何かを変えようと試行錯誤を繰り返してきました。

中盤の構成、先発メンバー、攻撃パターン…。

セットプレー時の守備も、不安視されていたゾーンからマンマークに変更されました。

選手も、それぞれが相当に悩み、考えていたことでしょう。


ただ、何かを変えるということは、とても難しいこと。

そこに生まれたギャップを埋めなければなりません。

本当に共通意識をもって変えなければ、それはただのバラバラな集団でしかありません。


残念ながら、監督と選手との間で十分なコミュニケーションが取れているように見えないのが今の清水。

だから、余計に今のような状況が困難を生み出しているのだと思います。


監督が変えようとしたこと。

選手が変えようとしたこと。

さらには、その選手一人ひとりだって、考えていたことがズレていたのだろうと思います。

だから、湘南戦、甲府戦と、徐々に立ち直りつつあると思えた矢先に、それまでよりも強い負荷がかかった途端に、あのような状態に陥ってしまいました。


上り坂でアクセルを踏むのは、何よりもエネルギーを要すること。

今の若い選手たちにとっては、その負荷は相当に大きいものだと思います。


林が自身のブログで、昨季までいたベテラン選手たちの存在の大きさを語っていました。

でも、決してそれを嘆いているわけじゃない。

"じゃあ、自分がそういう存在になればいい"

彼の文章からは、そういった想いが伝わってきます。


一部のサポーターからは、ベテラン選手を切り捨てたからとか、補強が足りないとか、そしてそれがフロントや監督のせいだとか、そういった声があります。

けれど、それは一部はそうなのかもしれないけど、それが全てではないと思っています。

クラブが、経営難の中で何とか生き残る策を見出そうとしていることは理解できるし、そんな中で少しでも高い目標を掲げるためにゴトビ監督を招聘したと思っています。

冷静に現実を見たときに、今の清水にできる補強路線の中では、今の形が最も適していると思っています。


もちろん、今のチームに残っていて欲しかった選手は何人もいますが、それを誰かのせいにするのは少し違うのかなと思います。

ベテラン選手が機能していなかったとまでは言わないけど、人件費に見合ったものであったかと言われれば、残念ながら肯定はできません。


選手たちは、自分たちの力で這い上がろうとしています。

「逃げるつもりはない」と浩太は語りました。

今は苦しい状況だけれど、そういった中だからこそ、新しい才能が引き出されるのだと信じたいものです。

選手たちが、本当の意味でプロフェッショナルとなり、ハングリー精神をもち、良い意味で"我武者羅"にプレーできるようになれば、昨季以上に輝くチームになるはずです。

そういった意味で、本当に今は試練の時だと思います。


でも、角度を変えて見れば、選手が大きく成長する絶好のチャンスでもあるのではないでしょうか。

今の苦しみは決して望んだものではありませんが、苦しんだ分だけ伸びしろは大きくなるでしょう。


先に触れたように、何かを変えるということは、何かを切り崩すということ。

そして、そこからもう一度積み上げていくこと。

それでもダメなら、それはこれまでの全てを取り払うということになります。

今はどの段階か。


選手は今、自分たちの力でもう一度積み上げようとしています。

そこには、これまでの経験が生かされるはずです。

浩太だって、純平だって、廣井だって、平岡だって、バレーだって、いろんな経験をしてきています。

危機的状況であることは間違いありませんが、だからこそ、選手たちの力を信じたいと思います。


いろいろな考え方があると思いますが、選手に前を向く姿勢があるのであれば、今、監督交代のリスクをわざわざ選ぶ必要はないと思っています。

これまでに、清水はそれで痛い目も見てきているはず。

何かを変えるということは、リスクが大きいものです。

ましてやそれがシーズン途中であれば。

それは、これまでも多くのクラブがその判例を示してくれています。


選手が戦う姿勢を失ったのならば、残念ながら、リスクを負ってでも体制を変えなければならないでしょう。

ゴトビ監督が、選手自身の出した答えにNOを突きつけるようであれば、そうなる可能性はあります。

そうはならないことを、切に願っています。


3月30日(土) vs広島@アイスタ

SS指定席     142
S指定席       287
Aゾーン    1,972
1F自由席  1,528
2F自由席  1,554

※3月25日19時現在






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