2013.03.31 Sunday
団結の証は 〜 J1第4節 広島戦@アイスタ 後記
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清水エスパルス 0-4 サンフレッチェ広島(前半0-1)
【得点】
14分 石原 直樹(広島)
69分 佐藤 寿人(広島)
73分 水本 裕貴(広島)
82分 佐藤 寿人(広島)
【出場選手】《清水のみ》
GK 林 彰洋
DF 高木 純平
(→87分 MF イ ミンス)
DF 岡根 直哉
DF ヨンアピン
DF 吉田 豊
MF 村松 大輔
MF 杉山 浩太
MF 八反田 康平
(→70分 FW 瀬沼 優司)
FW 石毛 秀樹
(→46分 FW 高木 俊幸)
FW バレー
FW 河井 陽介
【警告】
38分 岡根 直哉(清水)警告1
44分 河井 陽介(清水)警告1
59分 岡根 直哉(清水)警告2→退場
68分 ヨンアピン(清水)警告1
【主審】
飯田 淳平
==========
プレビューの中で、「チームの完成度は天と地の差」と表現しましたが、まさにそれを見せつけられた試合となってしまいました。
広島からは、
攻撃の手本を見せられ、
守備の手本を見せられ、
カードをもらわないプレーの手本を見せられ、
若手の使い方の手本を見せられ…。
全てにおいて、広島が上でした。
それでも、この試合の結果については、期待を抱きながらも"覚悟"をしていた部分もあったので、0-4という結果も、自分の中では割と冷静に受け止めているつもりです。
試合序盤から清水が優位に、とは言えませんが、それでも今のチーム状態の中で、少なくとも前半においてはやれる最大限のサッカーをやっていたように思います。
確かに、相変わらず攻撃の形は見えなかったし、動き出しも遅かったと思います。
でも、それは試合をやる前から予想できていたことです。
たかが一週間で攻撃ががらっと変わるようであれば、もともと深刻な状況ではなかったということです。
そんなに簡単ではありません。
強固な広島の守備が相手であればなおさらです。
また、選手個々の動きについても、今は意思疎通を必死に図ろうとしている段階なので、それが"遅れ"となっているのだと思います。
決して、やる気がないわけでも、フィジカルができていないわけでもないと捉えています。
広島の流れるようなボール回しを理想だとすれば、今の清水がそこまでできるとは到底思えません。
そんな中で、何とか複数でプレスをかけ、なるべく高い位置でボール奪取しようという姿勢は感じ取れました。
今は、その小さな芽が大きくなるのを見守ることしかできないのだと思います。
それは、実にもどかしいことではありますが。
相当な想いで試合に挑んだということは、試合序盤のそういった動きや選手たちの表情から伝わってきました。
しかし、広島の洗練されたボール回しと裏へ抜ける動きに翻弄され、先制点を許してしまいました。
それでも持ちこたえ、これまで通りのサッカーを続けようとしていたように思います。
そこは、これまでの試合からの成長を感じました。
しかし、岡根の退場は大きすぎました。
この退場が敗因とは思いませんが、これまでギリギリのところで踏ん張っていたものが、このタイミングで崩れ落ちたことは否めません。
大輔をCBに下げたことで、中盤のバランスも悪化し、中盤で相手の好きなようにボールを回されるようになりました。
PKを献上して2失点目を喫してからは、まるでサンドバッグ状態。
ここからの残り25分間で7本ものシュートを浴びせられ、それ以外にもいくつものピンチがありました。
この状況は、今のチームにとってはかなりの苦行でした。
それに耐えうる体力はありませんでした。
この、試合終盤の崩壊劇が、この試合の印象を著しく悪化させたし、前半を"取り繕った姿"とするならば、後半のこの姿こそが今のチームの現実なのだと思います。
この状況を打破し、選手たちが自分たちのサッカーを取り戻すためには、"結果"が必要です。
監督を留任させようが、更迭しようが、どれだけ選手同士で話し合おうが、戦い方を変えようが、どれだけ気合いを入れようが、どうにかして"手応え"を掴み、"リズム"を生み出していかなくてはなりません。
今のチームに足りないものは、その"リズム"です。
パスを出す、パスをもらう、走る、止まる、寄せる、かわす、クロスを上げる、シュートを打つ。
サッカーとは、11人の選手が生み出すリズムで成り立つもの。
広島は、そのことをはっきりと見せてくれました。
そのリズムを掴むには、やはり"自信"を手に入れるしかありません。
何が何でも、どんな形でも、その"きっかけ"がほしい。
そのために、苦しみながらもひたむきに今やっていることを続けるしかないのだと思います。
この試合で下を向くことだけは避けなければなりません。
やり続けなければ、"きっかけ"はどんどん遠ざかり、自分たちのやるべきことが余計にわからなくなります。
おいらは、こういった状況の中で、監督を交代することは一つの方法ではあると思います。
でも、以前にも書いたように、それは最善の方法ではないとも思っています。
最終的にはクラブの意向に沿うつもりです。
おいらたちにはわからない契約の部分、人間関係の部分など、多くのことが絡む話です。
戦術的な部分についても、おいらたちは好き勝手言っていますが、それよりも次元の違う話をしている"プロフェッショナル"に対し、NOは言える立場ではないと思っています。
それらを含めた判断ができるのは、クラブだけだと思います。
それぞれ思うのは自由だと思います。
サポーター同士で意見交換するのも大切だと思います。
でも、リスペクトを欠いた発言は慎まなければならないし、直接クラブに訴えるのであれば、きちんとした手続きをとるべきだと思います。
どんなに応援に時間を費やしても、お金を費やしても、超えてはいけないラインがあると思います。
バスの前でやりとりしている様子を撮影した動画を見ましたが、そこにあったのは"話し合い"ではありませんでした。
結果は出ていないかもしれませんが、ゴトビ監督も原強化部長も、クラブの一員。
彼らを晒し物のようにし、不満のはけ口をそこに求めているだけのように感じました。
動画は全体のほんの一部だと思いますので、もう少し建設的な話し合いがされたと信じたいです。
サポーターはクラブのために、時間やお金を費やします。
人によって、事情によって、その量や形は様々ですが。
でも、ボランティアでやっているつもりはありません。
逆に、物理的な見返りを期待しているわけでもありません。
"好きだから"なんです。
そして、一つ求めている対価を挙げるとすれば、それは"夢"とか"希望"とか、そういうものなんだと思います。
そういった、目には見えない、曖昧なものを追いかけているのだと思います。
目先の小さなものが欲しいわけではありません。
生涯を捧げられるような、愛べきクラブであってほしいと願っています。
そのことを、忘れないようにしたいと思います。
今、チームが苦しい。
本当に、本当に、苦しい。
でも、その苦しみを"一部の人"に押し付けているようでは、きっとまたこの先、同じことが繰り返されると思います。
監督が変われば全てが変わる…。
おいらは、そんなに単純なことではないと思っています。
サポーターがやるべきことは、スタジアムを最高の雰囲気にすること。
相手にブーイングすることでも、圧力をかけて監督やスタッフを追い出すことでもない。
たとえ、結果が出なくとも、それは変わらないと思います。
スタジアムに足を運んで、声を出して、拍手をして、選手を後押しすること。
それが、"団結"ということなんじゃないか、と思います。
ー団結清水ー
さあゆこう 団結清水 共に戦おう
想いはいつでも変わらない
俺らはずっと信じてる
久しぶりに、このチャントが歌われました。
今、共に戦っている?
今、信じてる?
チャントに込められた素晴らしいメッセージは、ただの飾りじゃないと信じています。
もっと"愛"のあるクラブサポーターでありたいです。
『サポーターもまた、試される一戦 〜 J1第4節 広島戦@アイスタ 展望』(2013/3/28)
『三保の風景(3/27) 〜 復帰、復調、復活』(2013/3/27)
『苦しみ、そこからの成長』(2013/3/25)
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関連:清水エスパルス、サンフレッチェ広島、IAIスタジアム日本平
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