JUGEMテーマ:清水エスパルス
柏戦の敗戦を胸に、何としても連敗を防ぐべく、そして聖地アウスタでの連勝を果たすべく、明日はホームに札幌を迎え討ちます。
柏戦での前半のアグレッシブな戦いと後半の後手後手な戦いの明暗が、あちらこちらで取り上げられています。
手応えと課題が絡み合う中で、チームとしての戦い方をいかにして一週間探ってきたのか、そのあたりが試される試合となりそうです。
相手の札幌には、下部組織から清水を支え続けてきた純平と真希がいます。
2人にとっては凱旋試合となるわけで、両チームにとって注目される試合となるでしょう。
もちろんこの2人に仕事をさせないことは重要だとは思いますが、それよりも大事なことは、自分たちのサッカーをどう展開するかということでしょう。
名古屋戦、広島戦、柏戦、いずれも前半から全員が連動してプレスを仕掛け、効果的にボール奪取することに成功しました。
そして、そのことは相手の攻撃の芽を摘むという重要な成果を挙げました。
広島戦と柏戦においてはその中で先制点を挙げ、あとは残りの時間帯をどう戦うかという部分に試合の行方は託されました。
先制を許してしまった名古屋戦も含め、これまでの3試合では後半の戦い方に大きな課題が見られます。
これは、体力的な面と精神的な面の両面が絡んでいることだと思います。
そして、いかにして90分間を戦い抜くか、勝ちきるかという点については、チームとして成熟度が問われると思います。
残念ながら、今の清水はゴトビ体制2年目とはいえ、この部分においてはまだまだと言わざるを得ません。
そして、こういった課題は1試合や2試合で解決されるものではないでしょう。
思考錯誤を繰り返しながら、じっくりと練り深めていくことが必要になります。
もちろん、ある程度の結果を残しながらということになります。
簡単ではないかもしれませんが、どうしたって今いる選手たちでシーズンを戦っていくわけで、彼らの力を信じるしかないでしょう。
明日の試合において、絶対にやってはいけないこと。
それは、これまで3試合の戦い方を忘れてしまうこと。
90分間を見通した戦い方は求められると思いますが、試合の入り方には注意が必要です。
明日の試合においても、立ち上がりから清水が主導権を握る必要があります。
つまりは、先週の柏戦で清水が見せたようなサッカーを札幌にやらせないこと。
札幌も似たような戦い方をしてくるはずです。
試合の入り方によっては、先日とは逆の立場に立たされてしまうでしょう。
そうなった場合、今の清水に柏のように相手を押し返す力があるかと問われれば、それは微妙でしょう。
柏戦での試合終盤の失速を意識しすぎるあまりに、前半に中途半端な戦い方をすることになれば、その隙を突かれることになります。
"リバウンド"は避けなければなりません。
昨季王者の柏、2位の名古屋、ペトロヴィッチの残した財産を継承する広島。
これまでの3戦は、相手としては手強い相手ばかりでした。
その中で気の緩みはおそらくなかったはずです。
特に柏戦と名古屋戦においては、チャレンジャーのつもりでいたからこそ、あのような積極的な戦いが展開できたといっていいと思います。
明日の相手である札幌は、3戦で未だ勝利なし。
昨季まではJ2で戦っていたクラブ。
油断はないとは思いますが、これまでの対戦相手と同等の意識で戦うことができるかどうかは難しいところがあると思います。
「勝てるだろう」という淡い思いは絶対に持つべきではありません。
その代わりに「絶対にこの試合に勝つ」という強固な意志が求められます。
ここまでの3試合で喫した失点は4。
その全てがセットプレーから。
PSMの磐田戦と新潟戦を含めれば、有料試合5試合において、流れの中からの失点はゼロということになります。
この成果は、DF陣が粘り強さと連動性への意識を高く保ち続けていること、そしてそれにいくらかの運がプラスされてのものだと思います。
昨季の6月下旬から7月中盤までの5試合も、同じような状況でした。
守備への手応えを掴みかけたあの頃、その守備はC大阪戦であっけなく崩壊してしまいました。
あの教訓は、今季に生かさなければなりません。
ホームだからこそ、前節にアウェーでできたサッカーを。
絶対に勝たなくてはならない相手だからこそ、自分たちのサッカーを。
雨のナイターとなりそうですが、そんな中でも駆けつけるサポーターのために、価値ある勝利を。
今は迷うときではなく、真っ直ぐに突き進むとき。
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次戦は…
J1第4節 札幌戦@アウスタ 3/31(土)18:30 KICK OFF
関連:清水エスパルス、山本真希、高木純平、コンサドーレ札幌