2012.02.29 Wednesday
脱・小野伸二へ
JUGEMテーマ:清水エスパルス
『清水小野対人プレー解禁「良くなってる」』(nikkansports.com)
『小野が帰ってきた…3・10開幕へ手応え「十分時間ある」』(Sponichi Annex)
小野の復活が報道されています。
嬉しいです。
米国での治療は順調だったようで、鹿児島キャンプの参加を控えて渡米した価値があったと捉えることができそうです。
もちろん、本当にその成果が問われるのはシーズンが始まってからだと思いますが。
城南戦で悪化させた膝だけではなく、これまで慢性的に抱えていた足首痛についても治療を行ったということです。
どちらかといえば、後者の方に期待をしたいところです。
これまでは常に足首をかばいながらのプレーが続いていましたし、特に昨季はキック精度の低下が気になっていました。
足首の可動域を広げる治療とトレーニングを行ったようなので、それがプレーにどんな効果をもたらしてくれるのか、非常に楽しみです。
小野の復帰ということに関して、嬉しいことに変わりはないわけですが、昨季のそれとは少し違った嬉しさを感じています。
昨季の場合は、小野が不在の試合はかなり苦しい展開を強いられていました。
小野がいるかいないかで、全く違ったチームになってしまっていました。
小野復帰を、藁にもすがるような思いで待っていたシーズンでした。
そもそも、2010年シーズンの中盤を支えていた本田、兵働、藤本がチームを去り、小野に大きな負荷がかかっていたのが昨季でした。
『小野伸二に救いの手を』(2011/4/26)
結局、小野に依存したサッカーは、シーズンを通して改善されることはありませんでした。
今季はどうでしょうか。
これまで清水が戦った対外試合は、大学生との試合を含めて全部で9試合。
そのうち、小野がプレーしたのは、香港遠征での約65分間のみ。
それ以外の試合が、小野の不在を感じさせるような内容かどうかと言われれば、藤枝戦と杭州戦はそうなのかもしれませんが、その後の試合では、今いるメンバーが十分にやってくれていると言えると思います。
試合内容を確認できたのは、磐田戦と新潟戦だけですが、中盤を含めた様々なゾーンで、あきらかに昨季よりもボールがつながることを見ることができました。
守備陣の高い集中力、枝村のバランサーとしての成長、大悟の復活、アレックスの存在感、元紀の運動量、白崎の可能性…。
中盤は、非常に活気づいています。
姜、大輔、キャラがポジションを競うアンカーも含め、今の清水の中盤は、健太政権時のそれを上回る充実ぶりと言っていいと思います。
ここに、小野が加わることで、どんな化学反応が起こるのか、今からワクワクが止まりません。
小野の復帰を、期待をもって迎えることができています。
脱・小野伸二が果たせてこそ、小野伸二は輝くのだと思います。
それは、小野がピッチ上で自由になるということ。
小野に任せるサッカーではなく、小野を生かすサッカーへ。
小野が輝く姿が早く見たい。
そんな思いでいっぱいです。
アレックスがオーストラリアの代表として2ゴール1アシストの活躍とあっては、なおさらのことです。
『小野伸二に救いの手を』(2011/4/26)
『小野伸二のケガと渡米』(2012/2/3)
『たりなかったもの 〜 岩下敬輔と高原直泰』(2012/2/27)
『ゴトビ監督の厳しい目 〜 PSM 新潟戦@アウスタ 参戦後記』(2012/2/26)
『ルーキーの姿に光を見た 〜 PSM 磐田戦@鴨池 後記』(2012/2/19)
at 22:49, macotobatten, 選手について
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