脱・小野伸二へ

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小野の復活が報道されています。

嬉しいです。

米国での治療は順調だったようで、鹿児島キャンプの参加を控えて渡米した価値があったと捉えることができそうです。

もちろん、本当にその成果が問われるのはシーズンが始まってからだと思いますが。

城南戦で悪化させた膝だけではなく、これまで慢性的に抱えていた足首痛についても治療を行ったということです。

どちらかといえば、後者の方に期待をしたいところです。

これまでは常に足首をかばいながらのプレーが続いていましたし、特に昨季はキック精度の低下が気になっていました。

足首の可動域を広げる治療とトレーニングを行ったようなので、それがプレーにどんな効果をもたらしてくれるのか、非常に楽しみです。


小野の復帰ということに関して、嬉しいことに変わりはないわけですが、昨季のそれとは少し違った嬉しさを感じています。

昨季の場合は、小野が不在の試合はかなり苦しい展開を強いられていました。

小野がいるかいないかで、全く違ったチームになってしまっていました。

小野復帰を、藁にもすがるような思いで待っていたシーズンでした。

そもそも、2010年シーズンの中盤を支えていた本田、兵働、藤本がチームを去り、小野に大きな負荷がかかっていたのが昨季でした。


結局、小野に依存したサッカーは、シーズンを通して改善されることはありませんでした。


今季はどうでしょうか。

これまで清水が戦った対外試合は、大学生との試合を含めて全部で9試合。

そのうち、小野がプレーしたのは、香港遠征での約65分間のみ。

それ以外の試合が、小野の不在を感じさせるような内容かどうかと言われれば、藤枝戦と杭州戦はそうなのかもしれませんが、その後の試合では、今いるメンバーが十分にやってくれていると言えると思います。

試合内容を確認できたのは、磐田戦と新潟戦だけですが、中盤を含めた様々なゾーンで、あきらかに昨季よりもボールがつながることを見ることができました。

守備陣の高い集中力、枝村のバランサーとしての成長、大悟の復活、アレックスの存在感、元紀の運動量、白崎の可能性…。

中盤は、非常に活気づいています。

姜、大輔、キャラがポジションを競うアンカーも含め、今の清水の中盤は、健太政権時のそれを上回る充実ぶりと言っていいと思います。

ここに、小野が加わることで、どんな化学反応が起こるのか、今からワクワクが止まりません。

小野の復帰を、期待をもって迎えることができています。


脱・小野伸二が果たせてこそ、小野伸二は輝くのだと思います。

それは、小野がピッチ上で自由になるということ。

小野に任せるサッカーではなく、小野を生かすサッカーへ。

小野が輝く姿が早く見たい。

そんな思いでいっぱいです。


アレックスがオーストラリアの代表として2ゴール1アシストの活躍とあっては、なおさらのことです。








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関連:清水エスパルス、小野伸二

at 22:49, macotobatten, 選手について

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たりなかったもの 〜 岩下敬輔と高原直泰

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「メンタリティの問題ですかね。それがこのチームは一番大きいかもしれない。」(高原)

「練習してても試合してても、とにかく声がなさすぎる。いったい何をしてほしいのかわからないし、伝わらない。それじゃあ、チームとしてまとまっていけない。」(高原)

「監督から求められていることだけをやろうとして。だけど、監督の戦術の中で色を出してやっていかないと、せっかくプロになった意味がない。」(岩下)

「そういう話をしてから、チームとしてもだいぶ雰囲気がよくなった。」(高原)

「ラストパスの質が去年はたりなかった。」(高原)

「誰かがいなくなったからこういう結果になったとは、絶対に言われたくない。やれる自信があるからこそ、エスパルスに残らせてもらいました。新しい選手のいいところを把握して、引き出してあげたい。」(岩下)

「このチーム自体がおとなしすぎてしまうんで、敬輔が目立ちすぎちゃうのがあるかもしれない。目立ちすぎないくらい、周りがもっといかないといけない。」(高原)


先日のスポパラでの、タカ×岩下×澤登氏のスペシャル対談での彼らの言葉です。

小野が不在だった鹿児島キャンプで、このチームを支えたのはきっと彼ら2人だろうし、発表こそありませんが、事実上の副キャプテンはこの2人で間違いないでしょう。

彼らのやりとりを見ていて、2012年シーズンがますます楽しみになりました。


藤枝戦の敗戦は、選手たちにとって相当堪えたようです。

そして、それをバネにチームは大きく前を向くことができたようです。

京都戦、城南戦と結果が伴ったことで、それが自信につながり、5戦無敗、1失点という安定感をもたらしています。


チームが不振に陥ったとき、自分たちでコントロールできなかったのが、これまでの清水エスパルスでした。

2009年終盤と2010年真夏の大失速、そして昨季の3連敗12失点。

負の連鎖の中で、もがき続ける姿を幾度も見てきました。

ピッチ上での選手同士のやりとりは少なく、失点をすれば下を向き、チームの流れはますます悪い方向へ。

そんなときにチームを変える"何か"が、これまでの清水にはたりませんでした。


昨日のPSM。

小野がいなくとも、ピッチ上にはあちこちで互いに声をかけ合う姿が見られました。

ベテランだろうが、若手だろうが、関係なく。

岩下とタカの求めていたチームの姿を、垣間見ることができました。


チーム8年目の岩下と2年目のタカ。

この2人が、きっと今年の清水エスパルスにもたらしてくれるはずです。

これまでの清水にたりなかったものを。








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関連:清水エスパルス、岩下敬輔、高原直泰

at 22:43, macotobatten, 選手について

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ゴトビ監督の厳しい目 〜 PSM 新潟戦@アウスタ 参戦後記

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世界地図デザインの新ユニフォームが、アウスタのピッチに初めて現れました。

磐田戦ではTV観戦だったのでよくわからなかったのですが、生で見ると、アウスタの美しい緑色のピッチに実に映えていました。


先発陣に、林、犬飼、河井、姜という4人の新戦力が名を連ねた清水エスパルス。

4人ともに守備的なポジションの選手であるということが、清水の今の状況を如実に表しています。

そんな守備陣ですが、鹿児島キャンプで得た手応えをそのままに、今日も安定感を見せ、強力な3トップを構える新潟を完封に抑えることに成功しました。


GKの林は、海人とのポジション争いの真っただ中。

アピールの絶好の機会に、しっかりとしたコーチングと安定感あるキックで応えました。

前半の終盤には、絶対的なピンチを迎えましたが、しっかりとセーブしてくれました。

数的不利になった状況での判断力には若干の不安を感じましたが、及第点だと思います。


犬飼は、ブルーノを相手に十分といえる守備を見せました。

前にいる元紀が活発に動いてくれたおかげで、空いたスペースに飛び出すチャンスが再三訪れました。

そのたびに、アウスタのスタンドは沸き上がりました。

今日は45分間のみの出場でした。

本人はもう少しやりたかったかもしれませんが、今日の45分間をしっかり振り返り、必ず訪れるであろう次の出番に備えてほしいと思います。

よくやってくれたと思いますが、あくまで、"ルーキーにしては"とか"不慣れなポジションなのに"という意味を含んでのもの。

後半に出場した吉田に勝るためには、まだまだ足りないものがあると思います。

彼にとって、間違いなくこれまでのサッカー人生における最高レベルの貴重な時期を過ごしていると思います。

将来が非常に楽しみです。


後半は、一気に4人の選手を交代しました。

そのうち3人は守備の選手。

そんな中でも完封を通したことは大きな収穫だと思いますし、選手たちの適応力も向上しているのだと思います。

キャラがアンカー、左SB、CBという3つのポジションをこなせることは、非常に大きいと思います。

いまさらですが、本当にいい補強だったと思います。

吉田は対人の強さを十分に見せてくれました。

今後の課題は連係でしょう。

海人と林のポジション争いは、今後も注目です。


タカに代わって入ったのは翔。

中盤までのボール回しが、前半と全く変わってしまったために、彼には少々かわいそうな後半だったと思います。

シュートに持ち込める体勢でボールを受けることはほとんどなかったわけですが、彼の責任ではないと思います。

大悟が下がってからは、翔、元紀、俊幸(樋口)、白崎、枝村というメンバーとなり、この非常に若いメンバーで攻撃を組み立てろというのは、連携面でもやや難があったかなと感じました。

中盤がなかなかタメを作ることができず、ひたすら裏を狙うという単調な攻撃になってしまいました。

そんな中、スペースを作ろうと揺さぶりをかけようという意図は伝わってきましたし、後ろに下がってボールを受ける動きは悪くなかったと思います。

あとは、周りが彼をどう生かすのか、そして彼自身がどう生かされようとするのかというところだと思います。


チーム全体としては、以前に比べて格段にパスがつながるようになったという印象を受けました。

そして、イージーなミスでのボールロストが減りました。

セカンドボールもよく拾えていたと思いますし、特に前半は完全にボールを支配していたように見えました。


しかし、ゴトビ監督の目にはそうは映らなかったようです。

HTには厳しい言葉が選手に投げかけられたとのこと。

そして、試合後のコメントでも、それは同じでした。

そのことを、おいらは非常に嬉しく思います。

これまで、サポーターが厳しい目で見ていても、ゴトビ監督からは非常に楽観的なコメントが聞かれるということが何度もありました。

そのたびに、サポーターは不安に駆られてきたわけです。

今日のコメントからは、ゴトビ監督がもっともっと高いレベルを要求していることが確認できました。

それが、今後への期待を膨らませてくれます。


完封できたことはよかったけれど、得点がなかったことには不満と不安を感じる。

今日アウスタで試合を観戦したほとんどの清水サポーターは、そう感じたと思います。

完封できたことを自信にし、得点がなかったことで得点への執着心をより強くもって開幕に挑んでほしいと思います。

戦い方自体は悪くないと思います。

むしろ、前半のボール回しにはワクワク感を抱きました。

ゴトビ監督はさらにその完成度を高めてくれるでしょう。

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清水の1番と元10番』(2012/2/24)



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J1第1節 名古屋戦@豊田ス 3/10(土)14:00 KICK OFF

関連:清水エスパルス、アルビレックス新潟、アウスタ日本平、吉田哲朗

at 23:13, macotobatten, 試合 参戦後記

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帰路 〜 PSM 新潟戦@アウスタ

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得点も失点もなかったPSMでした。

でも、着々と開幕が近づいている、それを確かに感じることができました。

河井、吉田、白崎、元紀、俊幸、樋口、犬飼。

彼らのプレーは関塚監督にはどのように映ったでしょうか。




清水の1番と元10番』(2012/2/24)





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PSM 新潟戦@アウスタ 2/26(日)13:00 KICK OFF

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at 15:19, macotobatten, 試合 帰路

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現地入り 〜 PSM 新潟戦@アウスタ

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さあ、いよいよ。

ワクワクしてきました。

少々寒いですが、試合が始まれば大丈夫でしょう。

関塚監督の目の前で、若い選手のアピールに期待します。



清水の1番と元10番』(2012/2/24)





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PSM 新潟戦@アウスタ 2/26(日)13:00 KICK OFF

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at 11:28, macotobatten, 試合 現地入り

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