2011.06.29 Wednesday
永井雄一郎の価値
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J1第2節 鹿島戦@アウスタ 7/2(土)18:30 KICK OFF
関連:清水エスパルス、永井雄一郎
先日の仙台戦で78分にタカに代わってピッチに入ったのは永井さん。
今季の清水エスパルスの選手の中で最年長であり、チーム内で唯一おいらよりも歳が上ということで"さん"付けで呼ぶことにしています。
その永井さんですが、今季は未だゴールがありません。
清水で過ごした過去2年間でも、リーグ戦1得点、ナビスコ杯1得点、天皇杯2得点と、彼の経歴と年俸を考えればお世辞にも活躍したとはいえない成績が続いています。
仙台戦では、始めはタカのいたCFのポジションに入り、ロングボールに対するポストプレーなどを担っていましたが、しばらくするとゴトビ監督直々の指示で最終ラインに入ることとなりました。
健太監督時代にも同じ光景を見たような記憶がありますが、ゴトビ監督がこのような守り方を選択したことは意外でしたし、永井さんがこの指示をどう感じていたのかが気になりました。
ただ、もっと気になっているのは彼に対する(おいら自身を含めた)サポーターの反応です。
今月に入ってから、試合終盤に投入されることが多くなった永井さんですが、"また永井か…"というような空気をスタジアムに感じてしまいます。
そして、おいら自身も少なからずそう思う部分があるのも確かです。
事実、結果といえる結果を残せていませんし、決してポストプレーがストロングポイントではない彼を試合終盤に前線で起用することは、効果的であると言い難いと感じています。
決定的なシュートを放ったシーンもほとんど記憶にありません。
ベンチで控える選手、特に攻撃陣に求められる、"期待感"があまり感じられないということは、多くのサポーターの本心かもしれません。
ただ、彼が入ったことがきっかけで得点につながったといえるシーンは何度か記憶にありましたので、ちょっと調べてみました。
神戸戦 出場29分間…得点1…失点2
G大阪戦 出場 9分間…得点0…失点0
山形戦 出場 1分間…得点1…失点0
浦和戦 出場13分間…得点1…失点1
川崎戦 出場10分間…得点0…失点1
仙台戦 出場12分間…得点1…失点0
合計 出場79分間…得点4…失点4
彼が出場したリーグ戦6試合における、出場時間とその間に生まれた得点数と失点数。
手元にアディショナルタイムの情報がないので、実際には90分強の出場時間になると思われます。
ほぼ1試合分といえる試合の中で、4得点が生まれています。
まあ、同じように4失点も生まれているわけですが…。
サッカーというスポーツは、試合終盤が最も点が入りやすいものですから、この結果は当然といえるのかもしれませんが、少なくとも神戸戦の1得点と仙台戦の1得点では、彼が得点に絡んでいたといえます。
神戸戦では、永井さんが得たFKがきっかけとなり、タカの移籍後初ゴールが生まれました。
仙台戦では、拮抗した試合展開の中、宏介が上げたクロスに永井さんとアレックスが飛び込み、永井さんのスルーによってアレックスの貴重な決勝ゴールが生まれました。
アシストにもカウントされない、正直にいって地味なプレーではありますが、こういったプレーができるのはさすがだと感じました。
まあ、あのスルーが意図したものであったのかは定かではないのですが…。
07年には、ACL決勝戦において浦和レッズをアジア王者に導く先制ゴールを挙げた彼ですが、その後は監督やクラブと折りが合わず、タカと同じように"干される"形で清水への移籍に至りました。
あのオフサイドぎりぎりからの飛び出しから生まれた強烈なミドルシュートは、インパクト抜群でした。
清水に移籍してきた彼に対し、やはりあのゴールと同じようなイメージを期待してしまうのですが、あの頃のプレーを清水に移籍してきてから見せてもらった記憶がありません。
浦和で出場機会を失った時点で、ピークを過ぎたのかもしれませんが、それでもやはり、清水での活躍を期待し続けてきました。
"いつか復活してくれるだろう"と。
それでも、たび重なる故障はそれをますます遠いものにしていきました。
そしていつぞや、永井さんがピッチに立っても得点が期待できなくなっていました。
FWというのは、他のポジションに比べ、その地位を失う瞬間は儚いものがあります。
ゴールという明確な結果を求められるポジションであり、そこにはフィジカル面での充実が欠かせません。
技術で補える部分はあるのでしょうけど、技術だけで主力を張れるポジションではありません。
肉体的な衰えは選手誰しもが避けることのできないものであり、それは永井さんも例外ではないでしょう。
浦和時代と同じものを求めるべきではないのかもしれません。
それでも、おいらは今の清水にとって必要な存在であると捉えています。
大敗ムードであった神戸戦でタカのゴールのきっかけをつくったことは先ほどふれましたが、あのときのファールをもらった瞬間の彼のプレーはやはり彼にしかできないものであったと思っています。
当時の記事にも書いたのですが、ファールのもらい方、その後の動きに彼のサッカー選手としてのストイックさが感じられました。
彼はサッカーというスポーツに対して非常に真面目で、そして献身的だとおいらは思います。
あまりうまく表現できないのですが、小野とも、タカとも異なるもの。
何なのでしょうか。
浦和時代とは少し違った雰囲気を見せるようになり、そしてこれまた違ったプレーを見せてくれているような気がします。
過去に見せた派手さはありませんが、清水で新たな永井雄一郎を見せてくれていると捉えたいと思っています。
とはいえ、今季が勝負の年であることは間違いありません。
年俸や年齢のことを考えれば、背水の陣で今季に臨んでいるはずです。
本人が今のプレーで満足しているはずはありませんし、もちろんおいらも満足はしていません。
今月の初めに三保へ行った際、朝一番で練習場に顔を見せ、黙々とランニングを続けていた永井さん。
居残り練習でも常連となっています。
練習量はチームで一番なのではないでしょうか。
ケガが多いことと、やはり肉体的な衰えは気になるところではありますが、清水でもうひと花咲かせてほしいと切に願います。
清水に来て3年目、花は未だ開花せず。
今年こそ。
あなたの力で清水をもっと強くしてください。
『三保の風景(6/7:AM)』(2011/6/7)
『今の清水に必要な力』(2011/5/18)
いろいろ書きましたが…
浦和時代のこんなゴールもやっぱり決めてほしいし、あの頃の永井雄一郎を清水でも見てみたい…。
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at 22:08, macotobatten, 選手について
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