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もう一度、立ち上がれ 〜 J1第14節 新潟戦@東北電ス 後記

JUGEMテーマ:清水エスパルス

「それぞれに意味の大きいリスタート」

実況でそう表現されたこの試合。

その、大きな意味を結実させたのは新潟の方でした。


柳下新監督を迎えての初戦。

戦術的な部分では、ほとんど手を入れることはできなかったはず。

事実、試合は常に清水がボールをポゼッションする形で進められました。

それでも、メンタル的な部分においては、新監督を招いた効果が大きく表れる結果となりました。

新潟としては、内容は別にしても、新監督の初陣で今季ホーム初勝利を挙げることができたのは、最高の結果といっていいでしょう。

そして、そのために何とかしようという雰囲気が、選手からもスタジアムの雰囲気からも伝わってきました。


新潟も清水も、今の状況を何とかしなければならない立場でありましたが、残念ながら、その意識の度合いが清水よりも新潟の方が上回っていたということでしょう。

清水の選手が決して手を抜いていたわけはありませんが、死に物狂いでJ1残留を果たさなければならないチームと、上位争いに生き残らなければならないチームとで、意識の違いがあったのかもしれません。

そして、清水にとっては、ナビスコ杯の2試合で7得点を挙げたことが、奇しくも悪い方向に出てしまったのかもしれません。

"必死さ"というものが、清水には欠けていたように思います。

なかなか勝てないビッグスワンにて、大量失点こそ免れましたが、またもや勝つことができませんでした。


前半38分、ほとんどボールを保持できない新潟に対して「耐えるしかない」と解説に表現された直後、一瞬の隙をついた攻撃で新潟が先制。

結局、これが決勝点となりました。


清水のシュート数は7本、新潟は3本。

もう、自分たちのシュート数が10本に満たないことには慣れてしまっているわけですが、両チーム合わせても10本前後という試合にもまた、慣れてきてしまっている気がします。

「ボールポゼッション率を高め、相手に攻撃の機会を与えない」

これが今の清水の"守り方"です。

つまり、相手のシュート数が少ないということは、チームとしての狙いは果たされているということ。

この試合でも、7割近くのポゼッション率を保ちながら試合を進めることができました。


課題は攻撃。

これは、中断前から言われていることで、ナビスコ杯の2試合で不安を払しょくした感がありました。

しかし、やはりリーグ戦ではなかなか簡単にはいかないということを示された形になりました。

この試合のCFは元紀でした。

札幌戦、大宮戦と試みたこの布陣は、ある程度の"効果"は見せられたものの、まだまだ開発途上の布陣。

元紀自身の得点も、PKによるものだけでした。

守備の意識を高く試合に挑んできた新潟の前に、なかなかゴールをこじ開けることができませんでした。


立ち上がりは良かったと思います。

試合開始から8分間で3本のシュートを放ちました。

これ以上ない試合の入り方だと思います。

"ゴール"を挙げられなかったことを除けば。


前半45分間で放ったシュートは6本。

90分間を通して放ったシュートは7本。

みるみる失速していく清水の攻撃。

シュート数だけで全てが語れるわけではありませんが、フィニッシュまでもっていくことが、ゴールを挙げる上での大前提であると考えれば、立ち上がりのサッカーを続けることができなかったことは、この試合の敗因の一つであったといえます。


3つの交代枠も、うまく使えたようには思えませんでした。

吉田に代えて辻尾、大輔に代えて小野、元紀に代えてジミー。

吉田と大輔の交代については、ロンドン五輪の期間を意識したものであったのかは定かではありませんが、代わりに入った辻尾も小野も、攻撃のギアを上げる役目を果たすことはできませんでした。

ジミーについては、"これまでよりは良かった"という評価が多いようです。

おいらも、そう思います。

ただ、こちらも結果が出なかった以上、交代が成功であったとは言えないでしょう。


今季初出場の辻尾、公式戦7試合のブランクがあった小野、札幌戦と大宮戦で全く出番のなかったジミー。

リーグ中断期間に試合出場のなかった3選手が交代で入った中、チームの流れが上向くことはありませんでした。

コンディション不足か、連係不足か、実力不足か、それはわかりませんが、いずれにしても、3枚の交代カードが機能しなかったこともまた、敗因の一つだと思います。


逆に新潟の交代カードは効果覿面でした。

前半26分に、"退場フラグ"の立っていた金珍洙を早々に交代させました。

代わりに入った菊地がサイドの守備を立て直し、後半24分に入った鈴木武蔵もまた存在感を見せました。


ポゼッション率こそ高いものでしたが、全てをトータルしてみれば、立派な敗戦。

この結果をしっかり受け止めて、次の鳥栖戦に生かすことが、上位争い生き残りに向けた至上命題となります。


ただし、チームが迷走することは避けなければなりません。

基本的な方向性は間違っていないと信じています。

あとは、選手同士の連係をしっかり高めていくこと。

そのためには、コミュニケーションが欠かせません。

チームが停滞する中、個々の様々な思いが交錯し、歯車の噛み違いが起こっています。

互いの意見をしっかりぶつけて、もう一度意思統一を図る必要があるでしょう。


もう一度、立ち上がれ、清水エスパルス。







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J1第15節 鳥栖戦@アウスタ 6/23(土)18:00 KICK OFF

関連:清水エスパルス、アルビレックス新潟、東北電力ビッグスワンスタジアム、東城穣

at 20:56, macotobatten, 試合 後記

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comment
清水さぽ, 2012/06/18 12:47 AM

ボールを持てるようになったので、
あとは、個の力で打開できるようになんないと、日本代表と同じ病気です。