2011.10.10 Monday
信頼を勝ち取れ、竹内涼
JUGEMテーマ:清水エスパルス
彼を初めて生で見たのは、09年シーズンのサポーターズサンクスデーでした。
当時まだ高校3年生だった彼は、大勢のサポーターが列を作る飲食ブースに店員として入り、緊張した様子でプロ選手として初めてサポーターの前に顔を見せました。
あれから2年半。
彼にとっては、きっと随分と長い道のりだったでしょう。
『20歳竹内が初得点/天皇杯』(nikkansports.com)
『清水竹内 恩師の前でデビュー弾/天皇杯』(nikkansports.com)
今季、何度ベンチに入ろうとも、試合中にゴトビ監督に呼ばれることは一度もありませんでした。
サテ生活が丸2年間あった分、今季は届きそうで届かないデビューの機会が待ち遠しかったに違いありません。
やっと掴んだデビューの機会。
それは、勝利が決定的な中でのクローザ―としてでも、味方選手の負傷による緊急出場でもなく、堂々の先発出場でした。
試合を見ていないので、限られた情報を元に書くしかないのですが、情報によれば、試合序盤は緊張が見られ、ミスも多かったのだとか。
それでも、徐々に試合の中に入ることができたようで、VTRで見ましたが、クロスバーを叩いたミドルシュートはなかなかのものでした。
そして、前半44分には先制点を決めました。
さらには2分後の追加点も演出。
しまいには、小野からキャプテンマークを渡されたのだとか。
デビュー戦でここまで結果を残せた選手は、ここ最近の清水では記憶がありません。
何より注目すべきは、試合の中で自分のペースを掴んでいったことでしょう。
プレッシャーを感じながらも、自身の力でプレーをコントロールすることができたということだと思います。
2年間の積み重ねが、あるいは、ずっとベンチで我慢してきた想いが、彼に力を与えたのかもしれません。
スタメンの座を手に入れるには、まだまだ足りないものがたくさんあるかもしれませんが、今回の試合で一つの大きな壁を越えたことは確かでしょう。
90分間フル出場し、2得点に絡むほかにも、幾度もチャンスを演出したことは、ゴトビ監督もしっかり評価してくれるはず。
ピッチに立つ機会も増えていくでしょう。
ただ、まだゴトビ監督の信頼を勝ち得たとは言えないでしょう。
ここからが本当の戦い。
リーグ戦での活躍を楽しみにしています。
「ファンタジスタになり得る」と健太さんに言わせた、そのプレーを見せてほしいです。
『三保の風景(10/9)』(2011/10/9)
『天皇杯2回戦 岐阜SE戦@アウスタ 後記 【J特】』(2011/10/8)
P.S.
6月以来の更新となった彼のブログ。
『天皇杯初戦』(竹内涼公式ブログ)
彼の人間性が伝わってきます。
真面目にまっすぐに生きてきたはず。
だから、宏介に促されればすぐにブログを書きます(笑)
『天皇杯初戦』(太田宏介公式ブログ)
タイトルもそのままに。
これまでの地道な積み重ねが、きっと花開くに違いありません。
at 20:58, macotobatten, 選手について
comments(0), trackbacks(0), - -