<< 辛抱の勝利 〜 J2第17節 町田戦@町田 後記 | main | 「あいつもうダメ」は撤回 >>

元紀のケガ 〜 悲しさと虚しさ

JUGEMテーマ:清水エスパルス


大前元紀選手のケガについて』(清水エスパルス公式 2016/6/9)

肋骨4本骨折。

肺挫傷。

全治は未定。


サッカーというスポーツに、ケガはつきものだと思っています。

どんなに注意していても、自分がケガをすることはもちろんのこと、相手にケガをさせてしまうこともあると思っています。

そこに、ケガの程度の大小は関係ないだろうと思っています。

頻度は低くとも、一瞬のプレーで選手生命を失うことがあると思っています。

同じく、一瞬のプレーで相手の選手生命を奪ってしまうことがあると思っています。

ピッチ上でプレーする選手はもちろん、その選手を愛するサポーターもまた、その選手が被害者にも加害者にもなり得ることを自覚する必要があると思っています。

今回の元紀のケガも、そういった自分の判断基準をもって捉えていました。


接触プレーを見た時に、互いに空中に体があり、なおかつ上ではなく横方向に惰性しているため、それだけで大きなケガのリスクが高いシーンであったと思います。

さらに、元紀はボールを見ながら後方に走っているため、相手選手が視界に入っていなかったことが考えられます。

そういった状態の中で、ほぼ正面衝突のような形で空中で接触しました。

衝突の際に、相手選手の膝が元紀の腹部に蹴り込まれていますが、これが故意なのかどうかの判断はできません。

ただ、少なくともボールを蹴るために上げられたものではないはずで、非常に危険なプレーでした。

そして、運の悪いことに、地面に落下した際に元紀の上に相手選手の肘が直撃しています。

これも故意かどうかはわかりません。

この2つのシーンのいずれかによって、元紀が負傷したということのようです。


このシーンの直前には、元紀が別の選手と小競り合いをしています。

相手選手が元紀の握手を拒否し、そのまま二人が離れる際に、元紀が相手を突くような動作をしたため、元紀に警告が出されています。

そして、相手選手が「ばーか」みたいな返しをする、そんな感じでした。

まさにこの警告のすぐ後に、悲劇が起こりました。

相手の挑発に対し、元紀が冷静さを失っていた可能性もあったかもしれません。


自分の中では今回の件をやむを得ないこととして消化しようということに至りました。

元紀の方が加害者の立場になっていた可能性もあるシーンであったということで、相手を責める気持ちも収まりました。


※ここから下、違った内容を話しているのではというご指摘をいただき、思い込みの可能性が高いと判断したので削除します。

彼が謝罪しようと駆け寄ったけれど、白崎が大丈夫と声をかけた、という風に信じたいと思います。

もしそうであれば、次に対戦するときに彼に対して特別な感情をもつことはないと思います。



でも、

でも、

見なければいいのに、

VTRを見直してしまいました。

接触のシーンはリプレイで何度も見ていたのですが、リアルタイムの中継部分を。

なぜかというと、ネット上で「相手選手が接触後に倒れている元紀に近寄りもしなかった」という声を聞き、それを確かめたかったからでした。

実際に確認してみると、接触後、相手選手は少し元紀の方に近づく動きを見せています。

それを、白崎が何か言って遠ざけています。

これだけではやりとりがよくわからなかったのですが、その後のシーンを見て、「見なければよかった」と思いました。


リアルタイムで見た時には、元紀のことを気にせずに味方選手と戦術の確認をしていると思っていました。

この時には、まさか元紀が入院するような重傷を負っているとは思わなかっただろうなと。

でも、

「あいつもうダメ、あいつもうダメ」

…と。

元紀の方に指を向け、ニヤニヤしながらそう言っていることに気がついてしまってから、これまで自分なりに整理してきたはずの気持ちがぐちゃぐちゃになりました。

彼は、元紀のケガが尋常なものではないということをわかっていたんだなあと。

これで、白崎が遠ざけた理由もわかりました。

何だか、とても悲しくなりました。

元紀が大きなケガをしたことも悲しいけど、それだけではない悲しみです。

この試合に勝利した喜びが消えてしまうような、虚しい気持ちです。



ハードワークって、何だろうか。

球際の強さって、何だろうか。

アグレッシブさって、何だろうか。

闘争心て、何だろうか。

こういうことなんだろうか。



もっと大事なものが、ピッチ上に必要なのでないかという気がします。

激しい接触があるのがサッカーだし、冒頭に書いたように、ケガはつきもの。

でも、だからこそ、自分の体も相手の体もリスペクトしなければならないと思いました。

結果的に、ではあるけれど、今回の接触の伏線でもあった挑発行為も、Jリーグのピッチに必要なものなのだろうかと考えさせられます。

試合に熱くなる、とは路線が違うものなのではないでしょうか。



少なくとも全治2か月、おそらく3か月以上、という話がちらほら。

この、失われた時間を埋めるためには、他の選手が奮起するしかありません。

町田の選手に対する感情は抑え難い部分がありますが、その分のエネルギーは選手へのサポートに注ぎたいと思います。


シーズンの最後まで、みんなで一緒に戦い抜こう。

元紀も、鎌田も、デュークも、みんな一緒。


クラブ史上初の得点王を』(エスパルスキー 2016/2/20)

新キャプテン、大前元紀 〜 小林監督が期待すること』(エスパルスキー 2016/2/9)


辛抱の勝利 〜 J2第17節 町田戦@町田 後記』(エスパルスキー 2016/6/8)

必要な力 〜 J2第16節 水戸戦@Ksスタ 後記』(エスパルスキー 2016/6/5)

完封勝利 〜 J2第15節 群馬戦@アイスタ 参戦後記』(エスパルスキー 2016/5/28)


にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村
↑↑↑↑
一日一回どちらかにクリックをお願いします。


親愛なるブロガーさんたち
↓↓↓↓

オレンジ親父』(なりき)

一丁目』(さかた)

☆「S」の鼓動☆』(あらた)

いつもオレンジ気分で』(関西エスパ)

青と緑とオレンジの。』(ゆっちゃん)


ぼちぼちつぶやいています。→ https://twitter.com/macotobatten

関連:清水エスパルス、、大前元紀、FC町田ゼルビア、町田市立陸上競技場

at 00:03, macotobatten, 選手について

comments(5), trackbacks(0), - -

comment
拝読, 2016/06/10 1:49 AM

拝読しました。

自分も、「この記事を読まなければ良かった」と思いました。

ユウ, 2016/06/10 4:15 AM

町田在住のエスパルスサポーターです。
いつもブログを拝読させていただいております。チームがどんな状況であっても、本当に愛のこもった記事を書かれていらっしゃるのを見て、毎回感銘を受けております。特にここ数年、苦しい戦いが続いて気持ちが少し荒む時も、冷静で前向きなエスパルスキーさんの文章に、勝手ながら何度も救われました。
問題のプレーに関して、私も本当に悲しく、虚しい気持ちで一杯です。スタンドから見た、大好きな元紀が苦しそうにしている姿がずっと頭から離れません。故意である、無いに関わらず、非常に危険なプレーだったと思いますし、井上選手には決して良い感情は持てません。
しかし、私にも、井上選手の発言は「あのボールだめ。ライトで見えない。」というようなものに見えます。(もちろん、推測に過ぎませんが…)

…と、指摘させていただこうと思いコメントを編集していたのですが、その間に修正されていて、いつものような前向きな文章になっていて少し安心いたしました。
個人的には、自分の住む町田に大好きなエスパルスがやってくるということで胸を躍らせて応援に行ったのですが、このようなことになってしまって、悔しく、やりきれない思いです。
ネット上では町田サポと清水サポが互いにけなし合う様子が散見されて、町田という街も清水という街も好きな私としては複雑な感情を抱いてしまいます。初対戦だったが故に、余計に悪い印象が強く残ってしまっている気もします。
町田サポの友人は「大前、大丈夫かな?すごく痛そうだったけど…。」と、とても心配そうでした。大多数の町田サポーターさんも同じお気持ちだと思います。
これから両チームが何度対戦することになるかは分かりませんし、プレー自体は本当に危険な接触で怒りを覚えますが、今回の件で相手チームの事まで互いに嫌い合ってしまうようなことにはなってほしくない、と思います。
今はただ、元紀の1日でも早い快復を祈ります。そしていつか、野津田でのゼルビアvsエスパルス戦で、スタジアム中から元紀に万雷の拍手が送られる、そんな日が来てほしい、と願っています。それがJ1の舞台であれば最高に嬉しいです。

夜分遅くに、しかも超長文になってしまい本当に申し訳ありません。どうしてもコメントさせていただきたかったので、長々と書いてしまいました…。もしご気分を害されましたらすみません…。
これからもブログのご更新を陰ながら楽しみにしております。

MRY, 2016/06/10 8:40 AM

どうして、このタイミングで…ということが人生においても起きますよね。
でも元紀なら一回りも二回りも大きくなって還ってくるでしょう。
それがオレンジ戦士のあるべき姿です。
それに、彼の最終目標はJ2の得点王ではないはずです。

それからスポーツマンシップを欠いた選手がいたとすれば、それはそこまでの選手。そこで終わりの選手。そして言い方が悪いですが勝手に地獄に落ちて行くでしょう。
そういうのを何度も目にしてきました。

いつもこっそり拝見させて頂いておりましたが、なんとなくコメントさせて頂きました。

macotobatten, 2016/06/11 12:05 AM

>ユウさん

コメントありがとうございます。

今回の件で自分が思ったことは、改めて次の記事で書かせていただきました。
こんな記事を数時間でも晒してしまった自分が言うのもなんですが、次のホームでは、両者をリスペクトした中で最高の雰囲気を作りたいと思いました。

これからもよろしくお願いします。

macotobatten, 2016/06/11 12:07 AM

>MRYさん

そうですね。
元紀なら、さらにここから大きな選手になってくれるはず。
そして、周りにいる選手たちにとって、殻を破るきっかけになってほしいと思いました。










trackback
url:http://s-pulse-ki.jugem.jp/trackback/1293