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J2で戦うということ 〜 J1(2nd)第14節 仙台戦@アイスタ 参戦後記

JUGEMテーマ:清水エスパルス

2015/10/17(土) 14:00 KICK OFF

清水エスパルス 0-1 ベガルタ仙台(前半0-1)

【入場者数】
13,399人

【得点】
04分 ハモン ロペス(仙台)

【出場選手】《清水のみ》
GK 杉山 力裕
DF 鎌田 翔雅
DF 犬飼 智也
DF 角田 誠
DF ヨンアピン
MF 枝村 匠馬
   (→73分 MF 八反田 康平)
MF 本田 拓也
MF 白崎 凌兵
MF 澤田 崇
   (→84分 FW 北川 航也)
MF ミッチェル デューク
   (→62分 FW ピーターウタカ)
FW 大前 元紀

【警告・退場】
45+1分警告 ハモン ロペス(仙台)【遅延行為】
61分警告 富田 晋伍(仙台)【異議】

【主審】
飯田 淳平

==========

【2015シーズン 年間勝ち点(31試合消化)】

65 広島(+34)  浦和(+25)





59 F東京(+12)


57 G大阪(+15)



53 川崎F(+14) 鹿島(+14) 

51横浜FM(+14)







42 湘南(-2)
41 柏(+1)
40 名古屋(-7)



36 甲府(-13)
35 仙台(0) 

33 新潟(-13) 鳥栖(-19)
32 神戸(-5)

 


27 松本(-22)


24 山形(-22)


21 清水(-26)

==========

2014シーズンの最終節。

引き分け以上でJ1残留という条件の中で、死に物狂いでしがみつくようにそれを勝ち取りました。

もしも、あの試合で負けるようなことがあったなら、清水サポーターにとって決して忘れることのできない試合となっていたはずです。

若干意味合いは異なりますが、日本代表でいえばドーハの悲劇のような、そんな扱いになっていたでしょう。 

「あの試合であんな結果になっていなければ」と、誰もが悔やんだことでしょう。


今日、2015年10月17日、これまでJ1で戦い続けてきた清水エスパルスが来季J2で戦うことが確定しました。

絶対に勝たなければならなかった仙台との試合で、0-1の敗戦。

この後に行われた新潟と松本の試合で新潟が勝利したことで、清水の16位以下が確定しました。

今日という日は、清水エスパルスにとって忘れられない日になるでしょう。


でも、今日の試合のことを、今後どれだけの人が覚えているでしょうか。

この試合で負けたことが、J2への降格を決めたのではありません。

この試合が始まる前の時点で、既に半身以上が沈んであがいているような、そんな状態でした。

自分たちの運命の9割以上が、既に他会場の結果に委ねられていました。

DSCN7611.JPG

昨季の最終節と同じように、熱のこもったバス待ちで選手たちを迎え入れましたが、あの時とは、チーム状態も違ったし、試合のもつ意味も違っていました。


新潟が勝利した瞬間、事実としての"J2降格"が決まりました。

でも、このこと自体に大きな意味はありません。

この瞬間からチームの実力が変わるわけではありません。

この瞬間でチームの構成が変わるわけでもありません。

残り3試合をJ1リーグで戦うこということも変わりません。

このチームの迷走は、この瞬間にあったのではありません。

どこが出発点なのかを問い始めたらキリがありませんが、きっと何年も前から迷走は始まっていて、昨季は踏み止まったものの、今季に根本的解決に至らなかった、ということなのだと思います。


DSCN7622.JPG

打ちひしがれる選手たちを見て、彼らを責める気にはなれませんでした。

もちろん、ずっとずっとチームが勝てなくて、もどかしくて、

素人なりに「ああすればいいのに」とか「ああなればいいのに」と考えて、

信じて、願って、祈って、それでもダメで、

苛立つ気持ちもありました。

個では戦う意志があっても、チームとして全く戦えていなくて、

この試合でも、試合開始早々に信じられないくらいにあっさりと失点して、

そしてやっぱり得点の匂いは感じられなくて、

少し前の、中位から上位を窺えていた頃と戦力としては大して変わっていないのに、

むしろ選手個々のキャリアとしてはアップしているのに、

どうしてこうも勝てないんだろうと、

虚しくもなりました。

それでも、彼らを責めることはできませんでした。


選手だけではありません。

過去何代かの監督に対しても、その責を押し付けることはできません。

コーチやスタッフ、社長、そして強化部長に対しても、同じです。

もしも「チームはみんなのもの」とするならば、その責もまた「みんな」で分け合うということになるでしょう。

専門的な立場であれば、当然それなりの分析と決断をしなければならないでしょうが、それはあくまでそれぞれの立場で行うものだと考えます。

選手は選手なりに、監督は監督なりに、サポーターはサポーターなりに、これから何ができるのかを考えていくことが大切だと思います。

J2で戦うということを、そういう風に受け止めることができなければ、今の混乱した状態を修復することはできないのではと思います。


ここまで書くにあたって、便宜上"J2降格"という表現を使いましたが、自分は"降格"という表現はなるべく避けたいと思っています。

Twitterなどでさまざまなカテゴリーのサポーターの様子を拝見すると、J2にも、J3にも、JFLにも、地域リーグにも、それぞれの世界が存在していることがよくわかります。

サッカーチームとしての"強さ"という点では、(J3とJFLの微妙な関係はあるにせよ)カテゴリーによってある程度の"格差"はあるのだと思います。

でも、サッカーの魅力としては、そこに"格差"はあるのだろうか、とも思います。

それは、自分は未体験の世界なのでわかりません。

でも、J1しか知らない自分にとっては、知っておくべきことなのかもしれないと思っています。

(今は、思うようにしている、と言った方がいい気もしますが…)


"悲観"から始まる"飛躍"もあるでしょう。

この悔しさをバネにして、ということです。

でも、昨季の残留争いを通して、そこから得たものがどれだけあったでしょうか。

何もなかったはずはありませんが、残念ながらチームとして形に見えるものはありませんでした。

悔しさだけではチームは強くならないし、それはそもそも選手やサポーター個々の話です。

あの残留争いから、チームとして、クラブとして、学んだものは何だったのか。

もちろんサポーターも含めて考える必要があるのではと思います。

"悲観"だけではJ2で戦い抜くことはできないだろうと考えています。


「武者修行」という言葉を、このブログでも随分とたくさん使ってきました。

それだけ多くの選手を、主にJ2のクラブにレンタルしてきたということです。

駿や竹内、白崎のように、清水に復帰してある程度の出場機会を得るようになった選手もいますが、片道切符に終わった選手や再び修行に出て行った選手もたくさんいます。

今回の結果は、チームがまるごと「武者修行」に出されるということなのだと思います。

戻れる保証はどこにもないし、簡単な修行ではありません。

これまで"おざなり"にしてきたこと、例えばチームとしての戦い方や強化方針などを、もう一度構築し直すこと。

選手の構成についても、当然手を入れなければならないでしょう。

"悲観"ではなく、強い意志と向上心、明確なビジョンと目標をもって戦わなければ、魅力あるサッカーを体現することはできないだろうと思います。


「サッカー王国」「オリジナル10」「静岡ダービー」…。

あちらこちらで、いろんな立場の人が、いろんな視点から、記事を書いたり発言をしたりするでしょう。

げんなりすることもあるだろうと覚悟しています。

それでも、いつか必ずこのクラブがリバイブ(復活・蘇生)すると信じたいと思います。


「終わりは始まり」

苦しい残留争いは終わり。

ここから何が始められるか。

それが大事。



"戦える選手"とは』(2015/9/28)



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関連:清水エスパルス、ベガルタ仙台、IAIスタジアム日本平

at 23:34, macotobatten, 試合 参戦後記

comments(1), trackbacks(0), - -

comment
ヨッシー, 2015/10/19 3:19 PM

いつも厳しくも暖かい記事、ありがとうございます。。。
この記事を拝見させていただいて、涙が出そうになりました。

苦しい残留争いは終わり・・・

来シーズン、チームとして飛躍してくれることを強く願います。










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