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正解と不正解 〜 J1(2nd)第3節 名古屋戦@アイスタ 参戦後記

JUGEMテーマ:清水エスパルス

2015/7/19(日) 18:30 KICK OFF

清水エスパルス 2-2 名古屋グランパス(前半0-0)

【入場者数】
14,497人

【得点】
47分 ピーター ウタカ(清水)
65分 川又 堅碁(名古屋)
70分 ピーター ウタカ(清水)
80分 ノヴァコヴィッチ(名古屋)

【出場選手】《清水のみ》
GK 杉山 力裕
DF 枝村 匠馬
DF ヨンアピン
DF ヤコヴィッチ
DF 犬飼 智也
MF 本田 拓也
MF 八反田 康平
   (→88分  MF 白崎 凌兵)
MF 河井 陽介
   (→84分  MF 石毛 秀樹)
MF ミッチェル デューク
FW 大前 元紀
   (→81分  FW 村田 和哉)
FW ピーター ウタカ

【警告・退場】
07分警告 犬飼 智也(清水)【反スポーツ的行為】
49分警告 矢野 貴章(名古屋)【反スポーツ的行為】
53分退場 田中 マルクス闘莉王(名古屋)【侮辱】
64分警告 本田 拓也(清水)【ラフプレー】
64分警告 ピーター ウタカ(清水)【反スポーツ的行為】
66分警告 ミッチェル デューク(清水)【繰り返し】

【主審】
中村 太

==========

【2015シーズン 年間勝ち点(20試合消化)】

45 浦和(+22)

43 広島(+21)



39 F東京(+6)


36 G大阪(+11)

34 川崎F(+7)





28 横浜FM(+3)

26 神戸(+4) 鹿島(+1) 名古屋(0) 湘南(-5)

24 仙台(+5) 柏(-2) 甲府(-9) 鳥栖(-10)





18 松本(-14)
17 山形(-10) 新潟(-15)

15 清水(-15)

==========

DSCN6883.JPG

両チームのサポーターからの、審判団への大ブーイング。

レフェリングに不満が募る試合は、シーズンを戦えば何試合かはあるわけですが、ここ数年でない規模のブーイングだったと思います。

その後に選手たちへ送られる拍手が、非常に対照的でした。

しかし、一人少ない中で二度追いつき引き分けに持ち込んだ名古屋と、その逆であった清水とでは、この勝ち点1の意味は随分と違うわけで、その違いはそのまま拍手の大きさや割合の違いとして表れていました。


人というのは、よっぽど公正公平が保てる人でなければ、過去の過ちや印象によって目の前の事象の評価をしてしまいがちです。

例えば、この試合のレフェリングに対しても、既に前半のうちから燻るような雰囲気がゴール裏にはありました。

明らかなGKがCKと判定された場面を含め、いくつかの小さな疑念が積み重なり、後半のああいった異様ともいえるスタジアムの雰囲気に至ったように思います。


闘莉王の退場シーンについては、詳細はわかりませんが、映像で確認する限りでは、

最初のデュークのファールがかなり激しいものであったこと、

その後に手を差し伸べたデュークに対する矢野の態度が紳士的でなかったこと、

それに対してデュークが矢野を突っつくような行為をしたこと、

そこに割って入った闘莉王が侮辱的な発言をしたこと

…といった具合で、すべてを並べれば、どれも原因の一端を担っていると思われます。

デュークが最初に侮辱的な発言をしたと闘莉王は言っているようですが、もしもそれが事実であれば、主審の判断に足りない部分があったということもできると思いますが、そもそもは、批判が向けられるべきは主審ではなく、彼らでしょう。

ゲームをコントロールできていなかったといえばそれまでですが、あくまでそれは選手の正しい意識があってこそ成り立つ話だと思います。


PKについても、あのジャッジに違和感はありません。

矢野がウタカを誘ったという見方もできますが、起こった事象自体はファールに該当するかと。

心情的には理解できますが、これを帳尻合わせとして主審を批判するのは、リスペクトに欠けるのではと思います。

デュークへの警告も、理由は「繰り返し」。

あのプレーだけを切り取った批判は的外れです。

…確かに、繰り返しを示すジェスチャーを現地では確認できなかったし、映像にも映ってはいないのですが。


同じようなことが、大榎監督の采配に対しても起こっているように感じています。

過去の結果が、この試合の采配を否定する理由の一つになってはいないかと。

確かに結果は出ていません。

これが監督の責任であるということは否定できないだろうし、大榎監督本人もそのことには挨拶などの中で触れています。

監督の任を続けるのか辞めるのかということも、ここには含まれてくるでしょう。

ただ、だからといって、この試合の結果すべてが采配によるものなのかということについては、気を付けなければならないと思います。

やもすれば、采配の仕方(監督)を変えればすべてが解決するというような論調になりがちです。

その過ちは、すでのこのチームの選手やサポーターが経験していることです。


この試合のポイントは後半に集中していくつかあったとは思いますが、やはり70分から80分のあたりであったと考えます。

つまり、1-1の状況からウタカの2点目で勝ち越し、そしてノヴァのゴールで再び追いつかれるまでです。

この間にベンチでは、村田を用意し、一度取りやめて石毛を入れ、追いつかれてから村田を投入、という采配をしています。

このあたりの判断について、後手後手であるとか、判断が遅い、といった意見が出されています。

自分も現地でそう思いました。

そもそも、相手が10人になった時点で、こちらから先手を打つべきだと。

完全に清水のカウンター祭りになっていたので、ここでウタカと村田を組ませれば止めを刺せるだろうと。


しかし、大榎監督はなかなか動きませんでした。

しかも、村田投入を一時取り下げるようなこともしました。

ここで、ピッチ上で何が起こっていたのかを考える必要があったと、今となっては考えています。


力裕「相手が10人になってから後ろに人数をかけ過ぎて重たくなってしまった。もう少し前に人数をかけていれば違っていたのかもしれない」

ヤコ「もう少し賢く戦うべきだったかもしれない。勝っている展開で、前に人数をかけ過ぎたところもあったと思う」

犬飼「相手が一人退場して、一人多い状況だったが、少し前に急いでしまって、難しい攻撃の仕方をしてしまった」

大榎「踏ん張り切れなかった。どうしてもリードしてプレーが消極的になったり、ユルさが出てしまったという感じがしている」


選手や監督のコメントに、ばらつきを感じます。

つまりは、これがピッチ上とベンチで起こっていたことということになります。

そして、スタジアムの雰囲気としてはどうだったかといえば、前へ前へ、であったと感じています。

あの場面で、ゆっくりボールを回し、相手を焦らすような選択肢は与えられていなかったと。

最終ラインの選手がそういったことをやろうとしたシーンがありました。

しかし、そこも連係がとれていなかったのだと思いますが、結局力裕が外に蹴り出す結果になってしまいました。

当然スタンドからは、「後ろで回すな」「前へ出せ」という風になるわけです。


個人的には、リードした場面で石毛を選択したのは悪くないと思っています。

でも、それで結果的に止めを刺せずに追いつかれたという事実もあります。

自分には、明確な正解を示すことなどできませんが、はっきりしていることは、あの時間帯、もっと言うと試合が始まる前から、選手、ベンチ、スタンドのめざすものが一致していなかったのだろうということです。

その責任は、一部は監督にあるでしょうけど、それがすべてではないでしょう。


攻撃的、守備的。

積極的、消極的。

強気、弱気。

決断、迷い。

熱さ、冷静さ。

正解、不正解。


これらを的確に分類するのは非常に難しいことです。

この試合の何が正解で、何が不正解だったのか。

サポーターの考える正解が、必ずしもピッチ上での正解ではないということ。

ジャッジにおいても、戦術や采配においても、議論の場は大事にしつつも、度を越えた批判は自分たちの首を絞めるように思います。

この日のスタジアムの雰囲気が、ピッチ上での選手たちのプレーに"ブレ"を生み出したような、そんな心配を抱いています。

もちろん、それでも揺るがない確固たる方向性を選手たちが共有してほしいとも思いますが…それも無責任なような気もしています。


とにかく、残りは14試合。

危機的状況に変わりはありません。

この試合にも手応えはたくさんあったわけで、選手たちにはどうかそれを大切にしてほしいと思います。






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関連:清水エスパルス、名古屋グランパス、IAIスタジアム日本平

at 13:21, macotobatten, 試合 参戦後記

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comment
macky, 2015/07/20 10:11 PM

西サイドスタンドにいたので、同じような感想を持ちました。
サポーターも勝利に飢えるせいか、前へ前への雰囲気?いや、声に出して攻めろとアピールしてました。
リードし、一人多いわけですから、落ち着いたムード作りも必要だと思います。
応援のリズムで調整できないものでしょうか?










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