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せめられない 〜 J1第12節 新潟戦@デンカS 後記

JUGEMテーマ:清水エスパルス

2014/5/6(火) 14:00 KICK OFF

アルビレックス新潟 2-1 清水エスパルス(前半0-0)

【入場者数】
35,533人

【得点】
55分 田中 亜土夢(新潟)
90+2分 平岡 康裕(清水)
90+5分 オウンゴール(新潟)

【出場選手】《清水のみ》
GK 櫛引 政敏
DF ヤコヴィッチ
DF 平岡 康裕
DF ヨンアピン
DF 吉田 豊
   (→59分 MF 杉山 浩太)
DF 鍋田 亜人夢
   (→67分 FW 村田 和哉)
MF 六平 光成
MF 竹内 涼
   (→84分 DF 廣井 友信)
MF 河井 陽介
FW 大前 元紀
FW ノヴァコヴィッチ

【警告・退場】
40分警告 舞行龍ジェームズ(新潟)《ラフプレー》
45分警告 田中 亜土夢(新潟)
87分警告 大前 元紀(清水)《ラフプレー》

【主審】
高山 啓義

==========

90分間を戦った後に残ったものは、何とも虚しく心痛くなるような感情でした。

頭を抱え込み、ピッチにうなだれるキャラの姿。

あまりにショックの大きな出来事と、その痛々しい姿に、TV画面を見ているのが辛かったです。


ほんの数分前まで1-0と表記されていた画面上の得点は、ほんの一瞬ともいえるような短い時間の中で、1-1、そして2-1へと変わっていきました。

拾いかけた勝ち点1。

しかし、結局は不運な形でその勝ち点1さえも、こぼれ落ちていきました。


キャラを責めることはできません。

同点ゴールのアシストをしたのは彼だし、何よりも4月の連勝の中で、体を張って清水のゴールを守り続けてくれました。

オウンゴールの場面は、決して集中力を欠いたプレーでもなかったし、不運としか言いようがありません。

一番心配なのは、真面目で責任感のあるキャラが、今日の敗戦の責を背負ってしまわないかということ。

広島戦のプレーで良い方向に出ればいいのですが、チーム自体が苦しい状況なだけに、それだけのエネルギーが出せるかどうかが気になります。


「自分がシュートを打てず、カウンターを食らって失点したことには責任を感じている。」

試合後の元紀のコメントです。

彼がコメントしているように、失点シーンの直前で、彼はシュートチャンスを迎えました。

吉田の素晴らしいチャレンジから、フリーの元紀へ折り返しのボール。

元紀自身も、吉田に対して「よこせ」というジェスチャーを見せていたので、ボールが来た瞬間にシュートを打つものだと思いました。

ところが、フェイントを入れたところを相手に奪われ、そのままカウンターへ。

直接的ではありませんが、このチャンスを逸したことが、失点に繋がることになりました。


これもまた、元紀を責めることはできません。

調子の良い時の元紀なら、きっとあの場面でシュートを打っていたでしょう。

あるいは、フェイントでさらりと相手をかわして、芸術的なシュートを放っていたかもしれません。

ゴール前にはGKの他にDFが1人いましたが、シュートコースはあったと思います。

元紀自身があのシーンに言及しているということは、やはり彼もあのプレーを悔やんでいるのだと思います。

一瞬の判断。

そこには、その時の調子や、メンタル的な要因などが影響を与えます。

今日のあのプレーを責めたところで、仕方のないことです。

それよりも、ああいったシーンで迷わず打てるような、そんなコンディションを取り戻してほしい。

そのためにサポーターができることは、これまで通りに選手を後押ししていくことしかないのだと思います。


正直なところ、同点に追いつけるような雰囲気はありませんでした。

新潟が1点をリードしてから、3万5千人以上が入ったビッグスワンの雰囲気は盛り上がるばかり。

清水の方は、村田を投入してギアを上げるも、決定的なチャンスは作れず。

同点に追いつくまで、「これが決まっていれば」と言えるようなシーンは生まれませんでした。

新潟の方にはそれがいくつかあり、あのまま新潟が逃げ切るような、そんな試合展開でした。


しかし、それを打ち破ったのが、勇敢な清水の選手たちのプレー。

苦しいコンディションの中で、最後まで諦めずにプレーし続けました。

失点シーンで亜土夢に振り切られてしまった六平。

彼が終始中盤で存在感を見せ、同点のシーンも彼の粘りが生み出しました。

キャラの頭での折り返しには、まずは廣井が反応。

その裏に入っていた平岡が、廣井の頭を超えたボールに反応しました。


同点にされた後も、選手たちは戦いを止めませんでした。

「このまま同点で」というプレーはしませんでした。

廣井は惜しいヘディングシュートを見せました。

CKでも果敢に蹴り込み、ゴールを狙いました。

時間を稼ぐようなプレーは微塵もありませんでした。

ただ、新潟の方が、何とか再び勝ち越そうという迫力で上回っていた。

そして、ああいったゴールを引き寄せたのも、単なる運だけではなかったのかもしれません。


あのまま0-1で終わっていた方が、まだ良かった。

そういった考えもあるかもしれません。

キャラのオウンゴールは、それほどに大きなショックを生みました。

彼自身の心にも、大きな傷ができたかもしれません。


でも、同点に追いついたあのゴールは、価値あるものです。

なかなか形が作れず、ボールを持ってもなかなか前を向いたプレーができませんでした。

そんな中でも、何とか試行錯誤しながらゴールを奪いました。

勝ち点には繋がりませんでしたが、あのゴールが、今の清水の勇気の証。

きっと次に繋がるはずです。


そして、そうするためにも、最後の悲しきオウンゴールよりも、その前の同点に追いついたシーンに価値付けをしたいものです。

この試合のハイライトは、「最後にオウンゴールで負けた試合」ではなく、「最後には負けてしまったが、一時は同点に追いついた試合」だとするべきです。


先制された試合は、これで5試合目。

そのうち、3試合では同点に追いついています。

これは、失点しても戦い続けるチームの姿があるから。

このスピリットを続けていくことが大切です。


しかし、その5試合の全てで敗れているということもまた事実。

試合をひっくり返すだけの攻める力が、今のチームには足りていません。

そして、ここ3試合は立て続けに先制点を許しているということも。

3月から4月にかけて、実に公式戦8試合に渡って先制点を取り続けてきたチームが、先制点を奪えなくなっています。


次戦の相手は、先制した試合に強い広島。

今季も、先制した3試合では全て勝利を収めています。

しかし、11試合のうち6試合で先制を許しているというデータも。

清水の方は、7試合で先制し、その戦績は5勝1分1敗。


新潟までのおよそ500kmの遠征から帰ってきたら、今度はおよそ650km離れた広島へ。

長距離遠征が続く厳しいスケジュールですが、それを言い訳にしている時間も、下を向いている時間もありません。


敗戦の悔しさは、勝利で晴らすことしかできません。

誰かを責めたって、何かに当たったって、晴れるものではありません。

今日も全力で戦い抜いた選手たちに拍手を送り、次の勝利を信じましょう。

まだまだ試合は続きます。






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関連:清水エスパルス、アルビレックス新潟、デンカビッグスワンスタジアム

at 21:18, macotobatten, 試合 後記

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comment
taka, 2014/05/06 9:34 PM

キャラの顔、といっても顔伏せていましたが、。。。
悔しかったと察し、心痛めました。

5月非公開練習多いので内容は不明ですが、2,3日サッカーから離れて自分達の勝ってる映像を観ながら談笑でもして、リフレッシュして欲しいなって感じました。

でも、監督が敗戦の弁で連戦の疲労を口にするのは、勝った監督が負けたチームをデスるのと同じくらい嫌いです。(柳下監督には良い印象無し)

廣井選手が得点に絡めたのは、この最悪の状況を変える良い兆候と考えたいです。

taka, 2014/05/06 10:04 PM

↑よく考えたらゴトビ監督オウンゴールの選手をかばってメディア受けするコメント言ったのかなって考え直しました。

ポレポレ, 2014/05/06 10:40 PM

新潟が幾つかのチャンスを外してくれたので結果をみると接戦ですが、全ての面で新潟が上回っていたと思います。
ゴトビ監督の戦術に従順するだけではなく、つなぐ意識を強くしてほしいです。
4連敗は避けてほしいですが・・・。